2016年8月31日(水)
あの『鬼平犯科帳』がアニメ化! プロデューサー・丸山正雄が手掛けるスタイリッシュな『鬼平』
累計発行部数2,700万部を誇る池波正太郎の超人気シリーズ『鬼平犯科帳』(文藝春秋刊)が、2017年に誕生50周年を迎えることを記念し、『鬼平』のタイトルでTVアニメ化決定! 同時に、主人公“鬼の平蔵”こと鬼平のビジュアルが公開された。本作は池波正太郎作品初のアニメーションとなる。
プロデューサーを担当するのは丸山正雄氏。手塚治虫率いる虫プロにてキャリアを積み、制作会社マッドハウスの代表取締役を務めた後、70歳にして新たな制作会社MAPPAを、そしてこの春には、今回『鬼平』のアニメーション制作を担当するスタジオM2を立ち上げ、精力的に活動を続けている。
これまでに映画『時をかける少女』『サマーウォーズ』など半世紀以上にわたり200本以上のアニメ作品を手掛け、日本アニメ界を牽引し続け海外からも評価の高い名プロデューサーだ。監督・キャラクターデザインは、『BUZZER BEATER』『ルパン三世 GREEN vs RED』の宮繁之氏が担当する。
このアニメ化決定に際してオフィス池波は「連載開始から約50年、いまなお読み継がれている『鬼平犯科帳』がこの節目に初アニメ化ということで、驚きとともに大変期待しております。アニメにしかできない新しい鬼平の世界を表現していただきたいと思っております。」と語っている。
■丸山正雄プロデューサーコメント
原作を損なうこと無く、ただ原作をなぞるだけではない、アニメとしての魅力をどこまで出せるか!勝負です。格調高いオーソドックスな時代劇、且つ時代劇だからできるケレン味。
しっかりした時代考証を抑えつつも、モダンでオシャレなセンス。むろんダイナミックな動き! そして破天荒な見せ場も。相反するものを止揚して、美しい、どこにもない世界を目指します。
鬼平の魅力に取り憑かれた我々は、厳しく悪を追い詰めながら、人情の機微を優しくみつめることを追い続けた池波正太郎の世界をまっすぐに見据えて行けたらと、何より誰もが愉しめるまっとうなエンターテインメントを今しか出来ない時代劇『鬼平』がやれたらとひたすら願っています。
【メインスタッフ】
・原作:池波正太郎
・制作:株式会社トムス・エンタテインメント
・アニメーション制作:スタジオM2
・プロデューサー:丸山正雄
・監督・キャラクターデザイン:宮繁之
■『鬼平犯科帳』とは
作家・池波正太郎の時代小説。江戸を舞台に、“火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)”という罪人を取り締まる役職についた長谷川平蔵が、悪党たちを裁いていく姿を描く。
1967年、文藝春秋“オール讀物”に第一作目を発表して以降、1989年まで全135作(+番外編1作)が発表された。これまでに漫画化、実写ドラマ化、映画化、舞台化とさまざまな形で発表された超人気シリーズ。
■原作:池波正太郎 プロフィール
1923年、東京・浅草に生まれる。1955年、東京都職員を退職し、作家活動に入る。新国劇の舞台で多くの戯曲を発表し、1960年、第43回直木賞を『錯乱』によって受賞。1977年、第11回吉川英治文学賞を『鬼平犯科帳』その他により受賞する。1988年、第36回菊池寛賞を受賞。作品に『剣客商売』『その男』『真田太平記』『仕掛人・藤枝梅安』シリーズなど多数。1990年没。
(C)オフィス池波/文藝春秋/「TVシリーズ鬼平」製作委員会