2016年9月11日(日)
【FFRK名場面】ジョブシステムの自由度と映画的な演出に惹かれた初代『FF』
スクウェア・エニックスとDeNAより配信中のiOS/Android用アプリ『ファイナルファンタジー レコードキーパー(FFRK)』が9月25日に配信開始から2周年を迎えます。それを記念したカウントダウン企画として、名場面プレイバック特別編をライター・カワチがお届けします。
【名場面プレイバック特別編】
『ファイナルファンタジー』
●機種:FC
●発売日:1987年12月18日
【『FF』が発売された1987年はどんな年?】
・超新星“SN 1987A”が観測される。
・アップルコンピュータがMacintosh IIを発表。
・ロスアラモス研究所で第1回人工生命国際会議が開かれる。
・ニューヨーク株式市場が大暴落(ブラックマンデー)。
<主なゲームソフト>
・『さんまの名探偵』
・『デジタル・デビル物語 女神転生』
・『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』
・『メタルギア(MSX2)』
・『ロックマン』
<主なTVアニメ>
・『エスパー魔美』
・『シティーハンター』
・『ビックリマン』
・『ミスター味っ子』
魔法の回数に驚愕! ジョブ選択はプレイヤーの個性が出る!
1987年に発売された記念すべき第1作! とはいえ自分の『ファイナルファンタジー』デビューは『III』なので、初代『I』をプレイしたのは移植のゲームボーイアドバンス版になります。オリジナル版をプレイした皆さんと想い出を共有できなくてゴメンナサイ!
とはいえ、大人になってからファミコン版もプレイしたので、そちらの知識もキチンと持っているのですが(笑)。オリジナル版の『I』をプレイしておどろいたのは魔法が回数制だったことですね。移植のゲームボーイアドバンス版はMP制だったので驚きました。
MPはもったいなくて使えない性分のボクですが、『I』では魔法レベルごとに回数がまとめられているため、「このレベルはボス戦では使わないから惜しまないでいいや」とか戦略を立てられるのが好きでした。各レベルの魔法は4つのうち、3つしか習得できないのも頭を悩ませるポイントでしたね(笑)。
あとはやっぱりジョブシステムです。『III』や『V』のように途中で変更ができないのでいきなり迷うんですよ。こういう時に思い切った編成をできない自分は戦士、シーフ、黒魔術士、白魔術士という超王道パーティにしていました。
ちなみにオリジナル版では弱いシーフですが、ゲームボーイアドバンス版ではバランスが調整されていたので戦いやすかったです。逆にオリジナル版をプレイした時は、シーフや黒魔術士が頼りなくてビックリ。まぁクラスチェンジすれば強いんですが……そこまでの道のりがつらかった!
周囲の人にパーティを聞いてみると、戦士、赤魔術士、黒魔術士、白魔術士といった魔法に重点を置く人や、逆に、戦士、戦士、モンク、赤魔術士といった攻撃に重点を置く人もいたりして個性が出ていておもしろかったですね。
中にはモンクだけでクリアした……なんていう猛者もいました(笑)。
壮大な物語のはじまりを予感させるオープニング
『I』で思い出に残っているのはなんといってもオープニングですね。
ゲームボーイアドバンス版やプレイステーション版はゲームを起動すると世界観を解説するプロローグが始まるのですが、オリジナル版はなんの説明もないままフィールドに立たされているんです。
現代のゲームに慣れているユーザーさんがプレイしたら驚きそうですね(笑)。自分の足で謎やヒントを調べていくのは当時のRPGの醍醐味でした。
コーネリアの城にいる王様に会うことで主人公たちがクリスタルを手にした光の戦士たちであることがわかり、王国のナイトであったガーランドにさらわれたセーラ姫を助けにいくという目的が発生します。
▲最初に攻略するダンジョン・カオスの神殿。物語の終盤にも訪れることになります。 |
▲ボスのガーランドが哀しい宿命を背負っているなど、『FF』シリーズならではの重厚なドラマは初代『I』から存在していました。 |
ガーランドが立てこもるカオス神殿で彼を倒し、姫を王様のもとへ連れ帰ると、その感謝の印としてコーネリアの北にある橋を修復してもらえます。こうして光の戦士たちは世界に平和をもたらすために未知なる大地へと旅立つわけですが、橋を渡るところでオープニングが挿入されるんですよね。
▲幻想的なグラフィックと美しいオープニング・テーマ、「そして…… たんきゅうのたびは はじまった」と綴られる壮大なテキストに胸が高鳴りました。 |
最初のダンジョンをクリアする所までは序章で、ここからが本編の幕開けだと。1987年のゲームとは思えない映画的な演出に感動しましたね。
また、2008年に発売された『ディシディア ファイナルファンタジー』のエンディングが、このオープニングを模したものになっていて、「ニクい演出をしてくれるじゃないの!」とひとりでニヤニヤしたものです(笑)。
最強のカオス・ティアマットには、やっぱりブレイクが効いた!
『I』に登場する“4匹のカオス”であるリッチ、マリリス、クラーケン、ティアマットは『FFRK』でも登場。
『I』ではリッチを倒した後は自由に戦う順番を選べましたが、ダンジョンを順番にクリアしていく『FFRK』ではリッチ、マリリス、クラーケン、ティアマットの順番で固定となっています。まぁ『I』で普通にゲームを進めていくと、この順番になると思いますが(笑)。
最後に登場するティアマットは、“いなずま”や“ふぶき”、“毒ガス”といった攻撃をしてくる強敵です。ただ、弱点が“石”、“毒”なので、敵を石化させる“ブレイク”や毒素で一撃死させる“クラウダ”が有効なんですよね。
そして『FFRK』のティアマット。実は原作と同じように“ブレイク”で倒すことができちゃうんです。
▲Dr.モグがヒントをくれるので原作をプレイしていなくても安心。 |
▲一撃で倒せた時は爽快! |
原作の攻略法がきちんと通用するところが『FFRK』の魅力のひとつですよね!
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