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2016年9月13日(火)

PS4新TV-CMが9月17日より放送開始。“日頃から振り慣れている”剣を手に山田孝之さんが大疾走

文:Taka

 SIEは、PS4の新TV-CM“できないことが、できるって、最高だ。2016”篇の全国オンエアを9月17日より開始します。

●動画:“できないことが、できるって、最高だ。2016/We can do everything”篇

 本CMでは、メッセージの語り手としてCMキャラクターに山田孝之さんを起用。PS4なら“やってみたかったことができる! なりたかった人になれる!”そんなワクワクするゲーム体験を誰でも気軽に始められることを伝えようとしています。

“できないことが、できるって、最高だ。2016”

 新CMは昨年の第1弾に続き、“できないことが、できるって、最高だ。”をコンセプトに、誰もがワクワクし、“それやってみたい!”と思える体験を、圧倒的な映像美で次々と表現しています。

“できないことが、できるって、最高だ。2016”

 山田さんは超巨大なモンスターと対決。見上げるほどの怪物に向かい、伝説の剣を振りかざし、まさにワクワクしながら立ち向かっていきます。

“できないことが、できるって、最高だ。2016”

 山田さんの映像はすべて超スロー映像。1つ1つの動作や表情の細部にまでこだわって何度も何度も撮り直しが行われています。

 山田さんの役者魂とゲーム好き精神があってこそ完成した“できないことができる喜び”が詰まった新CMとなっています。

“できないことが、できるって、最高だ。2016”

■できないことが、できるって、最高だ。2016篇ストーリー

 山田孝之さんがワクワクした感情を秘めた笑みを浮かべながら、真っ暗な空間をゆっくりと歩くシーンからストーリーは始まります。

 火花を散らしながら手からビームを放つ父親と、その光景を歓び見つめる息子。美しい街の夜空を飛ぶ少女。何百台ものスーパーカーを所有して、自由にドライブする親子。ペガサスにまたがり、世界を救おうとする家族。まさに“やってみたかったことが、できた”最高の体験を楽しんでいる瞬間が描かれます。

 山田さんは、その人々の気持ちをうけ、自分も“やってやる!”という表情を浮かべます。そして力強く、大地に刺さった剣を引き抜くと、大地からうねるような波動が! 振り返ると、吹き荒れる砂嵐の向こうには、雲を貫くほどの巨大な怪物!

 しかしその巨大な敵を前に、ワクワクし、叫びながら勢いよく向かってく……。気持ちが高揚し、まさに“最高だ”と感じる瞬間。最後のシーンの山田さんの表情は必見です!

撮影現場レポートを掲載

●普段からゲーム上で“振り慣れている”剣さばきを現実世界でも惜しみなく披露

“できないことが、できるって、最高だ。2016”

 山田さんの役どころは、モンスターと戦ういわば“勇者”のような存在。しかしマントやブーツを身に着けるわけではなく、山田さんは上下黒スーツという“勇者感ゼロ”の衣装でスタジオに登場しました。

 小道具として片手にはモンスターを倒すための“剣”が。“スーツ×剣”という異色のコラボレーションではありましたが、普段からゲームに没入し“よく剣は振り回している”とインタビューでもおっしゃるほどゲーマーな山田さんだけあって、剣を振りかざす様子はお手のもの。

 勇者のような衣装ではない、いたって普通のスーツを着ていても、まったく違和感なく役にハマっていました。

●無事オールアップ……と思いきや、まさかの監督から“泣きの1回”で撮影を続行! こだわり抜いた疾走シーンは必見

“できないことが、できるって、最高だ。2016”

 今回はハイスピードの撮影ながら、実際にはスロー再生の映像がCMに使われる編集になっていました。

 そのためスローでの出来上がりを考慮したアクションや表情作りが常に求められ、その画作りについて撮影中何度も監督と山田さんが話し合う場面も。

 無事に撮影が進んだ山田さんのラストのカットは、ストーリーのクライマックスでもある“モンスターに対峙し剣を片手に立ち向かっていく”というシーン。ワクワクした表情をキープしながら全速力で走り抜けていく、という難易度の高いアクションに、待ち時間にも練習を重ねていました。

“できないことが、できるって、最高だ。2016”

 山田さんが演技に悩むと同時に、撮影するカメラスタッフもその臨場感・ワクワク感をカメラのレンズを通して伝わる画に非常にこだわっていました。出演者・撮影チームによるさまざまなチャレンジの結果、4回目の撮り直しでOKの声が! その声にスタジオ内から大きな拍手が起こりました。

 無事撮影は終了し、山田さんに花束が渡される……かと思ったそのタイミングで、監督からまさかの撮り直し依頼が!?

 走り抜ける山田さんの表情にどうしてもこだわりたい監督からのオーダーによる“泣きの1回”ということで挑んだ5回目のチャレンジで、山田さんは監督のこだわりにばっちり応え、無事オールアップとなり晴れてスタジオ内に大きな拍手が響き渡りました。

山田孝之さんインタビューを掲載

――CM撮影を終えての感想を教えてください。

 難しかったですね。全体がハイスピードでの撮影だったので、自然な動きを自然にやると不自然に映ってしまいます。

 ハイスピード用のタイミングで動かないといけない点に苦労しました。

 あとは照明がかっこよく陰影が出るようになっていましたが、その影響で笑うとシワのラインが目立ってしまいあまり爽やかに見えず、でも笑顔のシーンは多く求められていたので難しかったです。

“できないことが、できるって、最高だ。2016”

――剣を振る様子は何の違和感もなくサマになっているなという印象だったのですが。

 はい。よく剣は振っているんで(笑)得意技とまではいきませんが、よく魔物を倒しに行くので。

――“さぁ、始めよう”というセリフが出てきますが、いま実際に山田さんが始めていることはありますか?

 今年に入ったくらいから、とにかく“イライラしない”ことを自分に言い聞かせるようにしています。

 優しく人に接するということですね。これってなかなか実践するのは難しいことじゃないですか。

 そんなことをできたら素敵だなと思ってやっています(笑)。難しいことだからこそやりたくなるんですよね。

 性格がひねくれているので、できなさそうなことだからこそ挑戦してみたいという気持ちになります。ニコニコまではいきませんが、人には穏やかに接するようにしています。

――疲れが出てくる撮影終盤でも笑顔が見え隠れしていたのは、そのような理由からなのでしょうか。

 まあいずれ、無理していることで髪の毛ごそっと抜けてしまうかもしれないですけどね(笑)。とんでもないことですよ。

 そしたらもう、堂々とイライラします。毛が抜けたんだオラー!!って(笑)。

――CMの内容の中で、山田さんができるようになったらいいな、と思うことはありましたか?

 絵コンテを1つ1つ見てリアルに考えてみました。例えば“すごいサッカーのシュートを決められる”としても、果たしてクリスティアーノ・ロナウドのようにスター選手になれるかといったら無理だろう。

 “180kmの球を投げられるようになる”なら確実にメジャーでも一番のピッチャーになれるけれど、そこで受け止められるキャッチャーはいるのだろうか、とか。

 “飛べる”、これ聞こえはいいけれど、ただメディアの恰好の餌食となるだけであるし、海外に行ってしまえば撃ち落とされてしまいそう。“トリッキーなドライブができる”、これはすぐに道路交通法違反で捕まりますね。

 “ビーム”、これ確実に何かを破壊してすぐ逮捕。……といろいろ考えてみると、“ブロックを自由に出せるようになる”ことが一番現実的でいいかもしれない。

 何かあったときに自分の身を守ったり。“コノヤロ!”と思ったときにピッとブロックで攻撃したり。いろいろと使う場面が多いのではないかなと。

――山田さんにとって“ゲームの世界”はどんな存在ですか?

 子どものときの“わくわく感”を思い出させてくれるものですね。この間、VRのゲームソフトをテストで使わせてもらったのですが、楽しかったですね。

 初めて遊園地に行ったときや初めてゲームをしたときの感覚というか……。大人になると、小学生のころほどはエキサイトしないけれど、1人の世界に入り込めるものですからニコニコ楽しんでましたね。

 それこそ、普通はできないような“すごいシュートを決められる“ようなものだったり、”すごい運転“ができたり、何かを破壊しても怒られなかったり。ゲームの世界は自由が許される場所だなと思います。

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