2016年9月18日(日)
クライマックス目前!! アニメ『スカーレッドライダーゼクス』近藤隆さん&高橋広樹さんインタビュー
大人気放送中のTVアニメ『スカーレッドライダーゼクス』。電撃Girl’sStyle8月号に掲載された、近藤隆さんと高橋広樹さんのインタビュー完全版をお届け。ゲームとは違う、TVアニメ『SRX』の世界を語る!
▲近藤さんが演じる津賀ユゥジ |
▲高橋さんが演じる錫木カズキ |
――TVアニメのストーリーはこれから佳境を迎えられていきますが、キャストが一堂に介してのアフレコはいかがですか?
高橋広樹さん(以下、高橋):アフレコはすごくにぎやかですよね。
近藤隆さん(以下、近藤):みんなでとても楽しく収録をしているので、仕事に来たのか遊びに来たのかわからないくらい……。
高橋:いやいや! お仕事はマジメにしていますよ!(笑)
近藤:もちろん、締めるところはきちんと締めています!
高橋:さすがだなって思うのは、休憩中に雑談でどれだけ大爆笑していても、全員がプロフェッショナルなので本番ではすっと切り替えられることですね。
――これまでのTVアニメのストーリーを振り返られていかがですか?
近藤:ゲームをプレイしていただいた皆さんが知っている『SRX』は、基本的にTVアニメの2話から物語が始まっているんですよね。1話にはアニメのオリジナルキャラクターであるハコが登場するのが大きいと思います。彼女の存在が重要でなければ、こんなに大々的には出てきませんから……。あとは、ヨウスケだけがレゾナンスできていなかったことも印象的でした。お芝居的にも、とくに示し合わせたわけではないけれどギクシャクした雰囲気が出ていたような気がします。
高橋:おお……、そうだったかしら。
近藤:キレイにはかみ合っていないというか……。
高橋:たしかに、そうだったかもしれませんね。
近藤:そういう雰囲気をあうんの呼吸で生み出せるキャストのチームワークを、再確認することができました。
高橋:第1話ではカズキも急にカズキ語をしゃべっているし、キャラクターや世界観に対する説明がないまま戦闘が始まりますよね。
近藤:ラストでヨウスケが紅傷をして、オープニング曲が流れて……。
高橋:一見すると不思議な始まり方かもしれないんですが、僕的にはすごくいい形でアニメをスタートさせていただけたなと思いました。バラバラだった立体パズルが一気に組みあがっていく瞬間を観たような気がします。
近藤:うわ! 来た! 始まるぞ!っていうワクワク感がありましたよね。
――TVアニメでとくに印象に残っているのは、どの場面でしたか?
近藤:アニメの4話は一番おかしかったですね。カニの……。
高橋:あの回はカズキもひどかったですね。あそこで、監督や脚本家たちはカズキをこういう方向性にするって決めたんだということがわかりました(笑)。
近藤:アニメではそうやって、キャラクターが1人ずつフィーチャーされる回があると思うじゃないですか。
高橋:そうはいっても1クールなので、2人を1話にまとめたりすることはあるのかなと。
近藤:そう思っていたら、ユゥジはないんですよ! ハコダテに来てくれないと何も始まらないのに!
高橋:それを言ったら、カズキだってティーチャーと2人きりでまともに話したことがないですよ。『SRX』は恋愛シミュレーションゲームのはずなのに、TVアニメでは恋愛要素がゼロなんです。
近藤:ヨウスケとタクトですら、若干の気配しかないですよね。
高橋:10話まで御覧になって、ひょっとして? と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが……
近藤:もし2クールあったら、2話分を使ってハコダテに行きたかったです(笑)。
高橋:ゲームが発売されてから6年経っていますが、まだまだやりたいことがたくさんありますね。
近藤:アフレコが終わった後の飲み会でも、キャスト同士そんな話ばっかりしています。
――TVアニメならではの魅力や、主人公の声を含めた女性キャラクターの活躍はいかがですか?
高橋:やっぱりゲームでは見られなかった戦闘シーンが描かれるところが大きかったですね。
近藤:動いているところを観ないと、わからない部分がたくさんありますからね。
高橋:思いのほかグニグニ動いてたり……。
近藤:ユゥジの武器も、ゲームでは斧のような印象だったので、あんなに厚みがあると思いませんでした。あとはVOXとフェイザーが実際に動いているシーンはスタッフ陣も嬉々として映像を作っていましたよね。
高橋:作り手側の熱い想いも、皆さんに伝わっていたらうれしいなと思います。
――主人公やハコについてはいかがですか?
近藤:TVアニメ化するにあたって入ってきてくれた2人なんですが、清水さんも明坂さんもずっと前から一緒にやっているような感じがしますね。
高橋:すごくなじんでいますよね。なんの違和感もないです。
近藤:1話目からそうでしたね。
高橋:清水さんの場合は、きっとそれだけアキラ役が合っていたということなんでしょうね。キャスト全員がそれぞれ抱いていたアキラ像があると思うんですが、誰も違和感を持たないということは、それくらい絶妙なところに入ってきているんだなと思います。
近藤:そういうことはめったにないですよね。
――印象に残っているアフレコ時のエピソードや、裏話などがございましたらお聞かせください。
近藤:ユゥジはツッコミ専門になっていますが、カズキは……アドリブ専門?
高橋:アドリブじゃないです、台本どおりですよ!
近藤:それでも、アドリブのようにしか聞こえないのがすごいと思います(笑)。
高橋:基本的に台本に書かれていること以外はしゃべらない主義なんですが……。それでもカズキが動いているシーンでは「高橋さん、何か入れてください」と言われるので……(笑)。
近藤:実際その音声を聴いた我々は「おお! すごい~!」って楽しんでいます。
――そういう場合は何が入っているんですか?
高橋:基本的に擬音が多いです。
近藤:明確な言葉を入れてしまうと、本来聴いてほしいセリフの邪魔になっちゃいますからね。
高橋:クシャミをするシーンで「フォルティッシモ」と言っていますが、あれは台本にきちんと書いてあります。高橋の悪ふざけではありません!
近藤:でもたしか休憩中に誰かが「フォルティッシモ」じゃなくて「ピアニッシモ」と言ったとき、それがセリフとして採用されましたよね(笑)。
高橋:実際にオンエアーされたか、ぜひ確認してください。TVアニメではカズキ語がさらに進化していますが、なかでも「ご機嫌セブンアイ」が印象に残っています。
近藤:みんながその意味に気づいたとき、「ああああ!」ってなりましたよね。
高橋:ああ、7に目なのね!って。あれは僕も最初は気付きませんでした。あと、便利なカズキ語も1つ増えました。「シュリンプバディ」ってやつです。
近藤:“海老”バディですね。単語が増えたのもそうですが、カズキ語のルール自体が変わってきてますから(笑)。
高橋:「シュリンプバディ」は便利なので、これからコメント取材などでも使わせていただこうと思います。
近藤:「シュリンプ」ネタは、ほかにも派生しましたよね。
高橋:“海老”フォンね。
近藤:アフレコの時に再生される映像で、エピフォンのキャラ名が「エビフォン」に見える時があったんですよ。
高橋:単なる誤植だったんですが、“海老”フォンってなんだろうねって。シュリンプフォンか、どんな電話だろうねって話になったんです。
近藤:そしたら高橋直純さんが、きっとこうやってピッチピチするの! と言いながら耳にあてるジェスチャーをして。
高橋:生鮮食品か! しかも大きい海老なんだって……。
近藤:みんなでバカ受けでしたもんね(笑)。
高橋:しかも完全防水。
近藤:放っておくと、逃げちゃうもんね……って。
――その時、エピフォン役の藤原さんの反応はどうでしたか?
高橋:飄々(ひょうひょう)としていました。
近藤:たぶん下手に踏み込むといじられると思って、黙っていたんだと思いますよ(笑)。
高橋:基本的には浪川さんか下野さんですが、アフレコでは誰かしらがいつもいじられていますからね。
近藤:でも、いじられるのはなぜかいつも浪川さん。
高橋:みんなに愛されていますからね。
――『SRX』ファンの皆さまにメッセージをお願いします。
近藤:TVアニメの最終話がどんな結末を迎えるか、皆さんにぜひ見届けていただきたいです。
高橋:はたしてカズキとユゥジに恋愛展開はあるのか!?
――ハコダテには行けるのか?
2人:もう行けないでしょ!
高橋:このインタビューの時点では、まだ僕たちも結末を知らないので、楽しみにしている段階なんです。皆さんも、未知の要素に予想を立てながら、楽しみにしていてください!
■商品情報
スカーレッドライダーゼクス Vol.1
・発売日:2016年10月19日
・価格:Blu-ray特装限定版6,800円+税、DVD特装限定版5,800円+税
(特装限定版はRED STOREおよびアニメイトのみの完全限定販売商品)
・発売元:フリュー株式会社
<特装限定版仕様> ※Disc2枚組(本編Disc+特典CD) ※デジパック+ケース仕様
【収録内容】2話収録(Track.01/Track.02)(本編約50分+映像特典)
【映像特典】紅傷シーン フルサイズVer.ヨウスケ、ノンクレジットオープニング
【特典CD】オープニングテーマスペシャルアレンジCD
(内容)
OPテーマ「青と紅のフォルツァート」fortissississimo ver.
OPテーマ「青と紅のフォルツァ―ト」TVサイズ ver
OPテーマ「青と紅のフォルツァ―ト」fortissississimo ver.(off vocal)
vocal:駒江クリストフ・ヨウスケ(cv.鈴木達央)、霧澤タクト(cv.宮野真守)
【毎巻特典】
羽田浩二・植田羊一描き下ろし三方背BOX
pako描き下ろしデジパックケース
ピクチャーレーベル
【封入特典】
スペシャルイベント春のサブミッション2018(仮) チケット優先購入応募券(昼の部)
「スカーレッドライダーゼクス 青と紅の狂詩曲(ラプソディ)」限定プレゼントコード
※特典内容はBlu-ray・DVD共通です。
※仕様・特典は予告なく変更になる場合がございます。ご了承ください。
※店舗特典情報は公式サイトならびに販売店ホームページをご確認ください。
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