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2016年9月17日(土)

EVO Japanは2018年1月に開催予定。“EVO”を日本で開催する理由とは?【TGS2016】

文:Dai

 EVO Japan実行委員会は、9月15日に“東京ゲームショウ 2016”で実施した“EVO Japan 実行委員会設立にともなうプレス説明会”の発表内容を公開しました。

“EVO”

 “EVO”は、世界中から数多くの強豪プレーヤーがラスベガスに集結し、格闘ゲームの頂点をかけて競う世界最大級の格闘ゲーム大会。1995年より20年以上にわたって開催されており、年々規模を拡大し、2016年に開催された“EVO 2016”にはのべ1万人を超えるプレーヤーが参戦しました。

 また、大会の模様を配信したESPN(アメリカのスポーツ専門チャンネル)のユニーク視聴者数は194万6,000人に達し、全世界が注目するゲームイベントとして確立されています。

 日本においても“EVO”に参加したり、現地観戦したりための旅行ツアーが実施されている他、日本からのネット視聴アクセスが全世界で2番目となる約140万アカウントに上るなど、人気が急騰しています。

EVO Japan実行委員会設立にともなうプレス説明会概要

●大会主旨:コミュニティのための大会へ

 日本で開催されている多くのゲーム大会、e-Sports大会は、メーカーオリエンテッドなスキームで開催されています。EVO Japanは、ゲームを楽しむ人たち、大会に参加する人たちが創り上げていくイベントを目指しているとのこと。

 大会のしくみやルール、使用するコンテンツなど、さまざまな“企画”が参加する人たちの声で構築され、“ゲームプレーヤー”、“ゲームコミュニティ”、“ゲームメーカー”によって創り上げられるイベントこそが、EVO Japanのコンセプトであり、EVOの理念だそうです。

●大会規模:日本で開催される“もうひとつの世界大会”

 EVO Japanが目指す大会規模は、これまでアメリカで開催されてきたEVOに参加できなかった国や地域の人たちも、参加できる大会にしていくことをミッションとして、同じ価値を持つもうひとつの世界大会を目指しています。その大会を対戦格闘ゲームのルーツ(源泉)の国、日本で開催することが意義のあることだと主張しています。

 そのために金子紀幸氏を運営委員長とし、さらには日本で最も多くのゲームファンが集う2大コミュニティである“TOPANGA”と“GODSGARDEN”の代表を務める、豊田風佑氏・稲葉央明氏の2人も運営委員として参加。

 日本中の津々浦々から参加できるユニバーサルな環境下で、大会そのものが巨大なコミュニティとしてひとつに集約し、より多くの参加者が集える大会にしていくことを目指しているとのことです。

●運営組織:“EVO Japan 実行委員会”設立

 “EVO Japan 実行委員会”が窓口となり、メディアや関係者とのコミュニケーションを深め、大会の成功を目指すとのこと。また、運営内容に関しては、実行委員会下に設置される“運営委員会”によって、これまでにない新たな取組みが検討されています。続報についても遂次案内されます。

■開催日程
・プレ大会:2017年(詳細が決まり次第、案内されます)
・本大会:2018年1月ごろを予定
【検討施策】
・大会までの取組み:タイトル募集企画と決定/プレイベントの開催/賞金制度とプライズの発表
・大会内での取組み:初心者講習会/対戦会の開催/トーク&ショーイベント/コスプレ撮影会/同人誌即売会/ゲーム機持込み野良大会/サイドトーナメント etc

■“東京ゲームショウ 2016”開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……2016年9月15日・16日10:00~17:00
一般公開日……2016年9月17日・18日10:00~17:00
※一般公開日は、状況により9:30に開場する場合があります。
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

(C)2016 EVO Japan LLP

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