2016年9月16日(金)
幕張メッセで開催中の“東京ゲームショウ2016”に出展されている、PS4/PS Vita用RPG『ワールド オブ ファイナルファンタジー(WOFF)』。ここでは、そのPS4版の試遊レビューを掲載します。
前々から存在は知っていたけど、ゲーム情報はほとんど追えていなかった『WOFF』。今回、TGS2016の体験版をプレイしてきたので、初心者目線でのレビューをお届けしたいと思います!
レェンとラァンという双子の姉弟が主人公となり、異世界“グリモワル”を冒険していく本作。プロローグイベントをへてグリモワルへ旅立つと、すぐに可愛らしい2つの声による掛け合いが聞こえてきます。声の主はタマとセラフィです。
どちらも妖精のようなキュートなキャラで、体験版のナビゲート役をしてくれるのですが、その会話がなんというか……とてもゆるいです(笑)。
正確には、懸命に解説するタマにセラフィがダルげな返答をして、会話全体がゆるふわな空気になっている感じですね。最初は呆気にとられましたが、聞いているうちになんだか病みつきになってきます(笑)。
▲タマ(左)。 |
▲セラフィ(中央)。 |
グリモワルの世界は広々とした3Dフィールドで、自由に探索が可能。歩いてすぐの地点には、ウォーリア オブ ライトやライトニングといった歴代『FF』キャラもいました。誰しも2頭身のデフォルメキャラになっているので、可愛くてカッコいいというなんとも不思議なオーラを放っています。
なお、主人公の2人はフィールド移動中にオオビト(元の大きな姿)とプリメロ(2頭身のデフォルメ姿)を切り替えられます。この2つの姿は、後述するバトルシステムで重要になってきます。
少しフィールドを進むと、バトルチュートリアルが開始。本作のバトルは『FF』シリーズおなじみのATB(アクティブ・タイム・バトル)で、ATBバーの一番上に到達したキャラから順に行動できます。“たたかう”や“ぼうぎょ”といった基本コマンドの他、APを消費して発動する魔法などのコマンドがありました。
そして、『WOFF』のキモとなるシステムが“ノセノセ”と“バラバラ”。ノセノセは主人公とミラージュ(仲間モンスター)をタワー型に積み上げた状態、バラバラはノセノセを解除して個々のキャラで戦う状態となります。
ノセノセをする際はキャラのサイズが重要となり、S・M・Lのサイズ順に従って最大3キャラでノセノセが可能です。試遊でも、主人公がオオビト姿(Lサイズ)になれば、その上に小サイズの仲間を2体ノセノセできました。
ノセノセは簡単に言うと“合体”で、組み合わせたキャラのHPやAPが統合されます。戦闘力は格段に上がりますが、その代わり行動は1キャラぶんしか行えません。
バラバラは個々の能力は低めになるものの、各キャラで行動できるので、手数を稼ぎたい時などに役立ちそうです。このノセノセとバラバラをどう編成するかによって、戦術に無限の可能性が生まれそうでワクワクします!
体験版をプレイした限りでは、基本的には3キャラでノセノセして戦ったほうが安全な気がしました(バラバラで戦うとすぐにピンチになったので……)。ノセノセしたキャラの組み合わせによっては特殊なアビリティが使えることもあるので、いろんな組み合わせを試してみたいですね。
もうひとつ本作で忘れてはいけない要素が、モンスターであるミラージュの収集。冒険で出会う多種多様なミラージュは、戦闘中に条件を満たすことでジェム化して仲間にすることができます。たくさんミラージュを仲間にすれば、ノセノセの幅も広がってより冒険がおもしろく!
と、ここまで語った内容も試遊ではタマとセラフィのゆる~い会話で説明されます(笑)。気づけば、あの2匹の漫才が聞きたくてコントローラを握っている自分がいたりいなかったり。
可愛いキャラデザインとタマ&セラフィのゆる会話が目立つ体験版ですが、中身もしっかり作られている骨太さがポイントです。特にシステム面はまだまだ内容が盛りだくさんなのが感じられ、試遊では全容を把握できないほどでした。このあたりの作り込みの深さは、まさに『FF』の血を引いていると言えますね。
“今までにない新しい『FF』”を感じられる『WOFF』。興味がある人はスクウェア・エニックスブースへGO!
▲ブースではPS4版を試遊可能。遊びたい人は、早めに訪れることをオススメします! |
■“東京ゲームショウ2016”開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……2016年9月15日・16日10:00~17:00
一般公開日……2016年9月17日・18日10:00~17:00
※一般公開日は、状況により9:30に開場する場合があります。
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料
(C)2016 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA/YASUHISA IZUMISAWA
データ