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2016年9月26日(月)

映画『orange -未来-』11月18日より2週間限定で上映。高野苺さん描き下ろしの新エピソードなどが描かれる

文:Taka

 TVアニメ『orange』の映画化が、最終回“TVアニメ『orange』最終回~未来へ繋ぐ~1時間スペシャル”で発表されました。

『orange -未来-』

 映画のタイトルは『orange -未来-』、上映は11月18日より2週間限定で全国で公開されます。

 さらに、映画キービジュアルが解禁。晴れた冬空の下、物語の舞台・長野県松本市に実在する“あがたの森公園”のベンチに腰掛ける主人公の菜穂と菜穂へ想いを寄せる翔、そしてその2人を見守る須和が描かれています。

『orange -未来-』
▲映画キービジュアル。

 キャッチコピーは“あの日から、この未来を2人に見せたかった――。”と須和の複雑な想いの先にあるストレートな願いを表現したものになっています。

●特報映像が公開

 特報映像が公開。手紙の入ったビンが海に漂うシーンなど、これまでの『orange』にはない場面も登場し、期待が高まる内容になっています。

 なお、映画『orange -未来-』は菜穂に想いを寄せながらも友人・翔との恋愛を応援し続ける須和の視点から語られる物語とのこと。

 原作者・高野苺さん描き下ろしの新作エピソードとTVアニメの名シーンが重ねて紡がれます。原作でもこれまでの映像化でも決して触れられなかった“物語のその後”が描かれます。

 主題歌は、コブクロの『未来』に決定。高野先生が映画のサブタイトルの着想としているとのことです。

『orange -未来-』

高野苺さんとコブクロのコメントを記載

●高野苺(原作者)さんのコメント

 TVアニメが終わってしまう寂しさから、またこうして映画でもう1話観られることがとても嬉しいです。

 今回描き下ろしたこのお話は、元々連載第1話の時に考えていた最終話のエピソードでしたが、須和目線で描きたかったので、最終話では描かずにしまっていたものでした。

 この話は26歳の須和たちが見れなかった未来で、手紙が届いた菜穂たちの未来は、26歳の須和にとっても新しい未来であること、そして主題歌『未来』を聴きながら描いていたのですが、歌詞が、翔と菜穂を見守る須和の姿と重なり、すごくぴったりだと改めて思い、サブタイトルは『未来』しかないと思いました。

 それぞれが、好きな人を大切にしてできあがった“未来”を観てください。

 映画、楽しみです!

●コブクロ(主題歌)のコメント

『orange -未来-』

 『orange』という作品に出逢い『未来』という楽曲が出来て、はや1年が経ちました。そして今、新たな『orange』のその先に、新たな物語の枝葉が生まれようとしています。

 映画のサブタイトルに『未来』という言葉が入り、作品と楽曲がまた強く結ばれました。

 『orange』の主人公は、登場人物全員だと思います。誰の目線からも見えている、切なくとも、優しい世界が『orange』の魅力です。

 最後には、映画を見たその人自身が、物語の“主人公”になれるよう楽曲『未来』で、映画を彩れたらと思います。上映を楽しみにしています。

 コブクロ

■映画『orange -未来-』作品情報(敬称略)
【公開】11月18日“2週間限定”全国公開
【原作】高野苺
【キャスト】
・高宮菜穂:花澤香菜
・成瀬翔:山下誠一郎
・須和弘人:古川慎
・村坂あずさ:高森奈津美
・茅野貴子:衣川里佳
・萩田朔:興津和幸
【メインスタッフ】
・監督:浜崎博嗣
・チーフディレクター:中山奈緒美
・脚本:柿原優子
・キャラクターデザイン:結城信輝
・音響監督:長崎行男
・音楽:堤博明
【主題歌】コブクロ『未来』(ワーナーミュージック・ジャパン)
【アニメーション制作】テレコム・アニメーションフィルム
【制作】トムス・エンタテインメント
【配給】東宝映像事業部

(C)高野苺・双葉社/orange製作委員会

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