2016年10月5日(水)
TVアニメ『アンジュ・ヴィエルジュ』およびスマートフォン用アプリ『アンジュ・ヴィエルジュ~ガールズバトル~』において、メインキャラクターの1人“彩城天音”を演じる田村ゆかりさんにインタビューを行いました。
9月29日に大型アップデートが実施され、新章“世界ノ敵”編がスタートした『アンジュ・ヴィエルジュ~ガールズバトル~』。新主人公となる天音は、とあるできごとをきっかけにαドライバーとしての能力を失い、代わりにプログレスの能力に目覚めます。
そんな天音を演じる声優・田村ゆかりさんにインタビューを敢行! 『アンジュ・ヴィエルジュ』や天音の魅力をはじめ、お風呂シーンの秘密についても教えていただきましたので、ぜひご覧ください。
▲『アンジュ・ヴィエルジュ~ガールズバトル~』の新主人公“彩城天音”。 |
なお、田村ゆかりさんがナレーションを担当する『アンジュ・ヴィエルジュ~ガールズバトル~』のTV-CMが10月1日より放送されています。こちらもあわせてチェックしていただければと!
――田村さんから見て、彩城天音というキャラクターはどういう女の子でしたか?
アニメの天音は、自分が前線に立って戦うキャラクターではありませんでしたが、他のプログレスをリンクすることによって強くする、あるいはプログレスが攻撃を受けたらそれを肩代わりするαドライバーである以上、「強くありたい」という気持ちをしっかり持っているキャラクターだと思いました。いわゆる“芯の強さ”というもので、そういう彼女の強さが出るといいなと思いながら演じていました。実際に戦ったのは、最初のほうと最後だけで、あとは捕まっていましたが(笑)。
――アニメの最終話では 天音の隠していた本心が描かれるシーンがありましたが、クリスタルに閉じ込められてる間の天音と普段の彼女では、どう演じ分けされましたか?
これまでの天音は、他の皆を励ましてあげるポジティブなキャラクターでした。でも、最終回で紗夜ちゃんたちが助けに来たところでは、ずっと黙っていた自分の悩みを吐露するようなシーンもあり、その辺りの変化、落差というのはかなり意識して演じましたね。
――アニメ『アンジュ・ヴィエルジュ』で印象に残っているキャラクターはいますか?
天音と絡みがあったわけではないんですが、アインスちゃんがすごく印象的でした。あの“ヤンデレ感”といいますか(笑)、アインスとナイアの過去のシーンが好きで、罠にかかって置いていかれたわけじゃないけれど、アインスからしたらそう受け取ってもおかしくない関係になってしまった。ずっと、それを「許さない」と言っていたのですが、闇堕ちから解放された時の「探していてくれていたことは知っていた」という告白するシーンがとても好きです。
▲緑の世界のプログレス・アインス。 |
――『アンジュ』には5つの世界が登場しますが、田村さんがもし行くとしたらどの世界がいいですか?
機械(白の世界)と軍(緑の世界)はちょっと怖い印象がありまして。映画とかでもありますよね、完璧なはずだった管理システムが暴走して……みたいな。だから、行くならファンタジックな雰囲気の赤か黒の世界がいいですね。
――先日アップデートされたアプリ『アンジュ・ヴィエルジュ~ガールズバトル~』では、天音がαドライバーからプログレスになりました。プログレスになった彼女を演じるうえで、何か変わったことはありましたか?
基本的に、天音は天音なので、がらりと変わったということはありません。ただ、アニメでは同年代の女の子たちに向けてのセリフがほとんどですが、アプリではプレイヤーさんに向けたセリフも多く、例えば親密度が上がっていくとちょっと甘えるようなことも言います。アニメの天音はどちらかというと甘えさせる側、あるいはアルマリアのように甘えてほしいと思っている人に甘えてあげるようなキャラクターだったので、そのあたりの違いはちょっと新鮮だった部分ですね。
――アプリのプロローグでは、天音の独白がありますよね。αドライバーからプログレスになってしまった、という。
はい。ちょっと長めのセリフでそれを言うんですが、あまり深刻になりすぎないようにというディレクションがあったので、それを意識しました。彼女にとっては変化ではあるけど、負の変化ではないので、まずはその変化そのものに対してびっくりしているような感じになっていると思います。ここは、アニメのポジティブな天音につながっている部分ですね。
――これまで収録を重ねてきたなかで、印象に残っているセリフなどはありますか?
特定のこの言葉というわけではないんですが、アニメでは「グッジョブ!」とか「ドンマイ!」とかカタカナのセリフがいっぱいありました。これを最初「グッジョブ!」でいいのか、それとも「Good Job!」と英語的な発音で表現するべきなのか少し悩みました。カタカナっぽく言ったほうでオーケーをもらえて、ちょっとホッとしたのを覚えています。
――田村さんが感じる『アンジュ・ヴィエルジュ』の魅力とは?
『アンジュ・ヴィエルジュ』って、いろいろな見方ができる作品だなって思うんです。1人で、好きな女の子を見ていてもいいし、みんなで見て「お風呂ばっかり入って!」と笑っていてもいいと思うんですね。
これは監督さんから聞いた話なんですが、あのお風呂シーンにもいろいろ理由があるんですよ。「服を描かなくていい」という省エネな部分もあるそうなんですが(笑)、一緒にお風呂に入るのって親密さの表れでもあって、“距離が縮まる場所”という描き方なんだそうです。それに、いろいろなキャラクターが登場するなかで、お風呂はひんぱんに人が行き交うところじゃないので、そこにいるキャラクターをクローズアップさせやすいんだそうです。
――なるほど、そんな狙いがあったんですか!
私たちも「サービスショットばっかりだ!」と思っていたんですが(笑)、実はサービスショットではなくて別の理由があったんだなと、監督さんにお話を聞いて納得しちゃいましたね。
――『アンジュ・ヴィエルジュ』にはさまざまなエクシードが登場しますが、田村さんがエクシードを持つとしたら、どのような力がいいですか?
エクシードかどうかはわからないんですけど、私、天音のチームの中では特にアルマリアが好きなんです。だから、彼女と同じ吸血鬼になってみたいですね。そしてアルマリアのことを吸ってみたいですね(笑)。
――アルマリアを吸う!
アルマリアって、ちょっと背伸びしているというかお姉さんでありたいと思っている子だったじゃないですか。だから、存分に甘やかされてあげようかなと!
▲黒の世界のプログレス・アルマリア。 |
――ちなみに、アプリの天音は“みんなの力を引きだす”というエクシードを持っていますが、田村さんが青蘭学園に行くとしたらαドライバーとプログレスのどちらだと思いますか?
どちらかというと、私はαドライバー側なんじゃないかなと思います。自分で戦うよりは、みんなを応援してあげるほうかなと。でも、私は司令官みたいなことができないから、上手に指示を出してあげられないかも。スポーツも観るほうが好きなんですが、じゃあ監督をやるかと言われると、それだったら選手のほうがいい! というタイプなので(笑)。
――では最後に『アンジュ・ヴィエルジュ』のファンへのメッセージをいただけますか。
アニメに続いてアプリにも天音が登場します。アプリの天音は、もうちょっと等身大の女の子といいますか、アニメとは違うかわいさを持つプログレスになっているので、ぜひチームに入れてあげてみてください。恋する女の子のような、キュンとするカワイイセリフもいっぱいありますし、新米プログレスとして頑張っていく彼女をせいいっぱい演じていきたいと思うので、応援していただけたらうれしいです!
(C)SEGA / Ange Project
(C)KADOKAWA・SEGA/アンジュ・ヴィエルジュ・フィルムパートナーズ
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