下野紘さん演じる小悪魔が優しく眠りに誘う『夜伽HoLiC』収録後コメント
かつて高貴な身分の女性を相手に夜を教えたと言われる由緒正しき一族、夜伽(ヨトギ)。あるきっかけで夜伽家の館を訪れたあなたと、美しき6人の月の少年たちが紡ぐ魅惑の物語『夜伽HoLiC』より、“弓張”の名を襲名した一〇七代目・ユミハリを演じる下野紘さんの収録後インタビュー完全版をお届け。
――収録の感想をお願いします。
見た目はけっこうかわいい子ですけど、台本で読んだ感じはそこまでブリブリしていなかったので、かわいく演じようとはしませんでした。自然のなかからにじみだしている、かわいさみたいなものを感じてもらえたらいいかなと思います。そういう意味では、ところどころでちょっとすねる場面もあるんですけど、そこまでかわいさは全面に出さなかったです。
――ユミハリは、相手を自分のペースにのせるのが上手ですよね。
ヒロインに接するときは、比較的気遣っている雰囲気を出すようにしました。それで気が付いたら「あれ、ずいぶん距離縮められてますね」みたいな。故意にしていることだとは思うんですけど、小悪魔的な部分を全面的に出すというよりは、「ちょっと怪しいな」とにおわすくらいがいいのかなと思いました。
――ビジュアルや設定を見た第一印象はいかがでしたか?
6人中の3番目なので、そこそこお兄ちゃんかなと思ったんですよ。それにビジュアルも、アップは結構大人っぽい顔をしていましたし。なので声質も異常にかわいくする必要性はないかなと。これ以上かわいくやってしまうと、僕の場合、たぶん(キャラの)等身がもっと小さくなっちゃいます。
――今回の注目ポイントを教えてください。
全体的に、優しいテイストを出していこうと意識しています。聴いていて落ち着けるような、眠りに誘うような感じになれたらいいなと。あんまり声を張るようなセリフも、とくにないので、それだったら落ち着くような雰囲気が出せたらいいなと思って、今回やらせていただきました。
――本作は「添い寝」や「安眠」がテーマになっていますが、ご自身が寝る際にこだわっているものはありますか?
僕はいつもハーフパンツで寝ているんですけど、そのポケットに必ず携帯を入れて寝ています。以前、あまりにも眠すぎて、目覚ましの音では全然起きれなかったときがあったんです。なので携帯を完全にバイブ機能にして、いつでも起きられるようにしています。さすがに体が震えると起きるので、いつでもポケットの中に入れてますね。逆に、そうしないと不安になっちゃって眠れないってことが多くなってしまいました。
――最後にメッセージをお願いします。
安眠がテーマということで、すごく意識してやらせていただきました。フリートークのほうも、それを意識した形でとらせていただきましたので、ぜひとも最初から最後まで聴いてください。そして、これを聴いてゆっくり安眠に導かれるとか、そういうふうなことが手助けできたら本当にうれしいなと思っております。ぜひとも一度聴いてみてください。よろしくお願いします。
(C)2016 Rejet
データ