2016年10月12日(水)
舞台『天下統一恋の乱 Love Ballad ~序章~』糸川耀士郎、二葉勇、松本大志インタビュー
2016年10月13日から16日まで、全労済ホール/スペース・ゼロで、舞台『天下統一恋の乱 Love Ballad ~序章~』が上演されます。この作品は株式会社ボルテージが誇る人気恋愛ドラマアプリ『天下統一恋の乱 Love Ballad』をもとに、オープニング以外、台本がないほぼ完全アドリブで物語をつむぐ舞台『人狼 ザ・ライブプレイングシアター』とタッグを組み、さらに個性派演劇集団・劇団番町ボーイズ☆とコラボしたという今までにない新しい舞台です。
今回、劇団番町ボーイズ☆の糸川耀士郎さん(真田幸村役)、二葉勇さん(霧隠才蔵役)、松本大志さん(武田信玄)の武田軍3人衆にお話をうかがいました!
▲真田幸村役・糸川耀士郎さん |
▲霧隠才蔵役・二葉勇さん |
▲武田信玄役・松本大志さん |
――まずは、衣装あわせとビジュアル撮影を終えての感想をお願いします。
糸川耀士郎さん(真田幸村役/以下、糸川):衣装あわせをしてすぐにビジュアル撮影をしたのですが、撮影では身も心も大変引き締まりました。今は早く稽古をして、本番を迎えたいなと思います。
二葉勇さん(霧隠才蔵役/以下、二葉):僕は人生ではじめてこの髪型、髪色にしました。じつはメンバー全員、地毛でやるので、そこは普通の2.5次元舞台とは違うところかなと思います。あとカラコンも入れましたしね。自分自身、まったく違う自分の姿を見られたのが楽しかったです。髪の毛は、ブリーチを3回やったうえでのこの髪なので、気合いが入ります。
松本大志さん(武田信玄役/以下松本):僕も髪の毛をはじめて赤にしましたし、エクステつけたのも初でした。撮影中はずっと痛かったです(苦笑)。しかも、キャラクター的にポニーテールもしているので、髪の毛を全部ぶわっと持ち上げられて、それも痛くて痛くて……。
糸川:女性の気持ち、わかった?
松本:すっごいわかった! でも、僕が演じる武田信玄はとてもかっこいい役だしビジュアルもすてきなので、この役を演じるうえで恥ずかしくないように見た目も雰囲気も表現しないとな、というプレッシャーを感じています。
――衣装を着たお互いの姿を見たときはいかがでしたか?
二葉:撮影前、エクステもつけていない大志を見たとき、爆笑しました。だって、赤い色の髪でロン毛ですよ? プロレスラーか! って(笑)。髪型をきちんとセットしてメイクをしたら役そのものになったので、メンバーのなかでも一番似あっているんじゃないかなと思いました。耀士郎は、青いカラコン姿を見たのが初なので……変な気持ちになりました。
糸川:なんだよ、それ!
二葉:(笑)。というか、大志と一緒に電車乗ってると、周りの視線がすごいんですよ。
松本:ね? みんな見るもんね。赤い髪のやつ入ってきたよ~みたいな(笑)。
二葉:キャラクターのなかでは僕と大志はわりと派手な髪型と髪色してるので、外に出たときの注目度がすごいです。でも、先ほども言いましたけど、セットをすると役にしっかりとなるので、メイクさんはすごいなと思いました。
糸川:幸村は正統派な役だと思いますし、僕はこの役に決まって「よっしゃ!」と思ったのですが、こうやって見ると2人がうらやましいです。派手で個性的だし、色味的にそっちのが栄えるもん。衣装を着て、全体的な姿で見ると余計に思います。
――今回、それぞれの役が決まったのはオーディションということですが、何か思い出はありますか?
二葉:番町ボーイズ☆内で競いあうのは、じつははじめてだったのですが、他のオーディションのときと全然違う緊張感とプレッシャー、そして仲間同士だからこそ負けたくないという気持ちとが入り混ざった感じでした。表には出してませんけど内心、みんなバチバチしていたかもしれません。
僕は才蔵という役をいただけてうれしかったのですが、普通の舞台のオーディションと違って、人狼劇とコラボしているので、オーディションでも実際に人狼ゲームをやったんですよ。しかもきちんとキャラクターも演じつつ。ちょっと暗い雰囲気で臨んだので、それがうまいことはまったから選ばれたのかな……。うれしいしですし、今ではこの役、この姿がしっくりきます。
糸川:普通のオーディションと違って、すごい大勢の審査員の方々に見られて緊張しました。みんなテンパって、自己PRもPRにならないようなことばかり言ってましたよ(苦笑)。
二葉:大志は何言った?
松本:オレは「ジャンプ力があります! 天井に5回連続でタッチします!!」って言った(笑)。でも結局天井に届かずに終わったよ……。審査員の方に「できるかどうか、確かめてからやりなさい」と怒られました。
あと、人狼ゲームをしたときに、一番おいしくない役どころが回ってきてしまって。初夜に殺される役なんですけど、人狼って昼に抽選で殺されると何か言い残して死ねるんですけど、夜に殺されると何も言えずに静かにその場からいなくならないといけないルールで。それが悔しかったです。
糸川:僕は、女性向けのアプリが原作なので、女性の心をつかむPRをしようと思っていました。そもそも人狼ゲームってだましあいじゃないですか? だから女性の心をだまそう! と思って、行き着いた先がマジックだったんですね。で、やったら完全にすべりました(苦笑)。
二葉:かっこいいこと言ってるけど、本当はできることがあれくらいだったんじゃないの?
松本:そのマジックというのが、ある1人にカードを見せてそれを当てるというものだったんですけど、審査員全員にカードを見せるならまだしも、審査員のなかの1人にしか見せなかったから、他の人はカードが当たってるかどうかわからなかったんですよ。その人と耀士郎だけの世界になってて、他の人は置いてきぼりですもん。
糸川:(笑)。でも、オーディションなのにそれくらいわきあいあいとしてて、緊張感はありつつも、楽しめましたね。僕が知っている番町ボーイズ☆よりも、ひとりひとりがキャラ立ちしていて。みんな、それぞれ笑いをとったり個性を出していて、こんなにも自分をプレゼンできるようになったんだなぁと思いました。
松本:ちょっと上から目線なんだよなぁ~
二葉:確かに~
糸川:ほら、オレたちオリジナルメンバーだからさ。
二葉:(笑)。オレたちの成長を感じられたってことか。ありがとうございます。
松本:ありがとうございます。
一同:(笑)。
――今回は純粋な恋愛ストーリーではなく、人狼劇もからんでくるということで、演じるうえではかなり大変なのでは?
二葉:アプリのキャラクターのイメージを崩さず芝居をしなくてはいけないですし、人狼劇(ゲーム)自体もうまくできないと舞台をきちんと見せられないので、そのプレッシャーはあります。
松本:ほぼ全編アドリブでやることが初だしね。怖いです。
二葉:真田幸村は武田軍の忠臣ですし、霧隠才蔵はその真田家に仕える忍というキャラクターの関係性も崩さずにやっていくので、楽しみでもあり、ドキドキしています。
糸川:実際の歴史では、この3人が裏切りあうなんてことは絶対にないんですけど、人狼劇では何があるかわからないので。僕が武田を裏切るかもしれませんしね。そういうおもしろさがあります。
――アドリブだと素が出てしまう心配もありませんか?
松本:そうなんですよ~。でも『天下統一恋の乱 Love Ballad』と人狼劇のコラボだからこそできる舞台、というのをぜひ提供したいので、やるなら「コラボしてよかった」と言ってもらえるように全力でがんばっていきたいですね。
――最後に舞台に向けた意気込みをお願いします。
松本:僕が演じる武田信玄は、男気あふれる、まさに男の中の男です。ですので、僕も女の子をキュンキュンさせられたらなと思います。キュンキュンさせる自信は100%です!
二葉:霧隠才蔵は、とても人気が高いキャラクターなので、やはり責任感やプレッシャーはあります。ですが、ファンのみなさまの期待に応えられるように、自分なりにかっこいい霧隠才蔵を演じたいと思います!
糸川:本公演は、今までにない、本当に新しい舞台です。2.5次元という舞台で、ほぼ全編アドリブで、キャラクターのかかわりかたも内容も回ごとに変化していくというのは斬新だと思います。ですので、見に来てくださる方々に「来てよかった」と思ってもらえるようにがんばります。そして、僕自身も真田幸村の新しい一面を見せることができればいいなと思います。武田軍って人気あるキャラクターばかりそろっていますからね。
――キャラクターのファン、作品ファン、そしてみなさん自身のファンも来場されるはずです。
松本:自分たちのファンの方にも新しい姿を見ていただけるいい機会だと思っているので、がんばります。
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