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2016年10月9日(日)

ハロウィンテディベアが日本限定1,500体で発売。耳タグは限定アイテムの証“白タグ+赤文字”

文:そみん

 シュタイフ社は、日本限定商品で、初めてのハロウィンテディベア“テディベア ハロウィン”を10月6日から発売します。日本限定1,500体で、価格は39,000円+税。

“テディベア ハロウィン”

 鮮やかなオレンジ色の“テディベア ハロウィン”は、黒いとんがり帽子と、ほうきをもって仮装もばっちり!

“テディベア ハロウィン”
“テディベア ハロウィン”

 チェストタグにはハロウィンらしいパンプキンのイラストがあしらわれ、頭部にはかわいらしいウィッチハットを装着。耳タグは限定アイテムの証である“白タグ+赤文字”となっています。

“テディベア ハロウィン”

●世界最古のトレードマーク“ボタン・イン・イヤー”について

【白タグ+赤文字】地域限定、数量限定、年度限定、など生産数に制限のある限定品に付けられます。レプリカ以外の限定品の大半が、これにあたります。タグには、品番の他、生産年度、製造番号(シリアルナンバー)が表示されます。

【白タグ+黒文字】1900年代初頭のシュタイフ製品を復刻したレプリカに付けられます。デザインが同じでも、サイズ、素材などが異なる場合は、このタグを付ける事が出来ません。タグには、品番の他、生産年度、製造番号(シリアルナンバー)が表示されます。

【黄タグ+赤文字】定番商品に付けられます。カタログ掲載期間中は数に制限なく、注文に応じて生産されます。

シュタイフ社と創業者マルガレーテ・シュタイフ

 「テディベアといえば、シュタイフ」。――世界的にも有名なこのぬいぐるみブランドを創業したのは、1847年南ドイツ・キンゲンという小さな街で生まれたマルガレーテ・シュタイフ(1847~1909)という女性でした。

 彼女は1歳の時、小児麻痺にかかり、右手と両足が不自由になり、一生を車椅子で過ごすことになってしまいます。

 マルガレーテの両親は、障害があっても自立できるようにと、学校に通わせ、裁縫もマスターするように育てました。20代になり、シュタイフ社の前身であるフェルト・メール・オーダーカンパニーを設立し、女性や子ども服の販売を手がけます。

 1880年12月、マルガレーテは、甥や姪たちのクリスマスプレゼントに、象をモチーフにしたおもちゃを贈ることを考えつきました。素材にはフェルト、中身には最上の羊毛をつめこんだやわらかな象のおもちゃは全部で8体できあがりました。

 子どもたちにはおもちゃとして、大人の女性には針刺しとしてプレゼントされた象のおもちゃは好評を得ました。ぬいぐるみづくりのきっかけとなったこの1880年がシュタイフ社の創業の年とされています。

 1897年から事業を手伝ってきたマルガレーテの甥リチャードは、“本物のようなクマのぬいぐるみ”の製作をマルガレーテに提案。これが世界で最初のテディベアとよばれる“55PB”で、首と手足が動き素材も最高級のものをつかった最高級で上品なぬいぐるみが誕生しました。

“テディベア ハロウィン”

 この“55PB”は、見本市でアメリカ人バイヤーの目にとまり、やがて改良を重ね、量産体制に入ります。

 同じころ、アメリカでは、セオドア・ルーズベルト大統領の愛称である“テディ”とともに、クマのぬいぐるみの人気も高まっていく一方で、偽物や粗悪品も出回り始めました。

 そこで登場したのが、シュタイフ社製品であることを認証する“左耳にボタンをつける”というアイディアでした。

 これが世界最古のトレードマークでもある“ボタン・イン・イヤー”の始まりで、最高級の品質の証として、今日でも続いています。

▼“テディベア ハロウィン”概要
・発売日:10月6日
・価格:39,000円+税
・サイズ:全長28㎝
・素材:モヘア
・備考:シリアルナンバー入り証明書付属

(C)Steiff 2016

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