2016年10月8日(土)
FPS『BLACK SQUAD』はダッシュや兵科スキルが独特。競技性が最大のウリと思いきや……
NHN ハンゲームより2016年正式サービス開始が予定されているPC用オンラインFPS『BLACK SQUAD(ブラック・スクワッド)』の先行体験レポートをお届けします。
『BLACK SQUAD』は、徹底した軍事考証によって多数の近代兵器を取り入れたオンラインFPS。NS Studioが長年培ってきたFPS開発のノウハウをもとにバランス調整され、e-sportsとしての競技性から海外で高い評価を受けています。
●動画:『BLACK SQUAD』プロモーションムービー
■ストーリー
世界各国で発生している謎の事件や事故。その背後にバイパーサークルがかかわっているといわれている。
CIAの報告書によると、バイパーサークルは合法的な事業を営む多国籍企業として知られてきた。が、事実はまったく異なるという。世界中のあらゆる暴力組織を傘下に加え、利益のためなら殺しもする凶悪な犯罪組織……。
それこそがバイパーサークルの正体だ。
収集された情報を元にバイパーサークルの勢力と規模を考慮した結果、国家やインターポールだけでは手に余るという判断から、各国首脳の協議及び協力により、UN傘下のグローバル・アンチテロ・タスクフォース“ピースメーカー”が組織された。
無作為に発生する一連の事件に対し、迅速に対応するためのTFチームとして運営される予定であり、事件発生時には即刻戦場へ派遣しバイパーサークルの活動を阻止するのがピースメーカーの第一任務であり使命だ。
手段や方法を選ばず、世界の政治・経済の掌握を企むバイパーサークルの陰謀はより一層激しさを増す。これを阻止せんとするピースメーカーにもただならぬ緊張感が漂っている。
バイパーサークルとともに世界を支配するのか。ピースメーカーとともに世界を守るのか。世界の行く末を決める戦争が、今、始まる。
操作方法:ダッシュと近接武器への持ち替えが一体化
チュートリアルで使用するのは“バイパーサークル”側。とある施設に潜入して破壊活動を行いながら、基本操作を一通り学べました。ここではダイジェストでお贈りしつつ、操作方法をまとめたものをご紹介します。
▲まずは目的地へ潜入しながら移動手段を覚えます。 |
▲C4で施設を爆破! 設置する時の演出がたまりません。 |
▲警備兵をせん滅しながら脱出ルートを確保。ここからドンパチが始まります。 |
▲大量の敵兵をグレネードランチャーや手りゅう弾で一層。実に爽快です。 |
▲最後に体力の回復方法とスキルの使用方法を学んで、チュートリアルミッションは完了となります。 |
▲操作方法。マウス操作とキーボードの緑色の部分さえ覚えておけば大体なんとかなります。 |
【W】【A】【S】【D】キーでの移動や【左クリック】での射撃といった定番操作は一般的なFPSと同じ。ただし本作には“走る(ダッシュ)”がなく、近接武器を構えることで移動速度がアップします。
一見面倒くさそうに見えますが、マウスの【ホイールクリック】によって近接武器へのクイックチェンジが可能。ホイールを押している間だけ近接武器を構えるためダッシュと同じ感覚で使えますし、この操作を別のキーに割り振ることもできます。
モード:クラシックな“爆破モード”&カジュアルな“破壊モード”を体験
操作を一通り覚えたところで、まずはFPSの定番ルールの1つ“爆破モード”で、5対5のチーム戦を行うことに(爆破モードは最大10対10でプレイ可能)。
爆破モードでは、バイパーサークル側の出現地点に“C4爆弾”が置かれており、メンバーの1人が爆弾を取って目的地への設置を目指します。ピースメーカー側はそれを阻止する防衛側。一度倒されたら復帰不能で、設置されても30秒以内なら解除可能です。
▲対戦前のロビーとチャンネル入室後の画面はこんな感じ。 |
使用したマップは“コレクション”。どうやらデザイン事務所のようで、いくつかの部屋と通路で構成されていました。敵がやってくる方向がハッキリしているので、どこからともなく撃たれる心配は少なめ。自分のような初心者でも安心して撃ち合える、というのが一番の感想でした。
続いてプレイしたのが“破壊モード”。各陣営に複数のコンテナが設置されており、相手側のコンテナを攻撃するなどで獲得できるポイントを競うモードです。
▲正面にあるのがコンテナ(自軍のもの)。画面左上のマップで、どこにコンテナがあるか表示されます。 |
このモードは各プレイヤーが4つの兵科から1つを選択でき、各兵科のスキルによって戦況が大きく変わっていくのが特徴。兵科スキルの使用に個々が獲得したポイントを消費するので、いかに倒されずコンテナを攻撃できるかが勝敗を分けます。
序盤はほとんどのプレイヤーが遠くから銃でコンテナを撃っていましたが、運営の方から「近接武器で攻撃したほうがポイントが高い」というアドバイスがあり、やってみると確かに全然違いました。
どうやら破壊モードは、「キルされてもいいからどんどんコンテナを殴りに行こうぜ」というのが正しい戦い方のようです。とはいえ、ただ突撃するだけではポイントを稼ぐ前に倒されてしまうので、コンテナ攻撃役とフォロー役の2マンセルで動くなど、通常のバトルとは違った仲間との連携が必要ではないかと思います。
ちなみに体験会で使用したマップ“ルイン”は、ところどころが廃れたビル街。マップ外側にはビル群が、中央部分は吹き抜け+小屋のような建物があり、あらゆるところでドンパチが起き続ける賑やかな戦場でした。
兵科:スキルの分担がチームの勝利を左右する
上でも軽く触れましたが、一部のモードでは選んだ兵科のスキルを使用できます。各兵科のスキルは以下の4種類ずつ。
レベルはポイントの累計獲得量に応じて上がり、それによって新たなスキルが解放されていく仕組みです。
レベルとポイントさえ足りていればスキルの使い方は自由。戦況を見て使い分けることもできますし、自分の戦い方に合ったスキルだけを使い続けることも可能です。
▲兵科スキルは装備カスタマイズの画面で確認できます。 |
スキルの分野が兵科ごとに異なるため、チーム内の誰がどの兵科を選び、どのタイミングでスキルを使うのか? といったチーム戦略によって、より白熱した戦いが展開するのではないでしょうか。
装備:見やすい表示で好みの武器がすぐに見つかる
装備はメイン武器、補助武器、近接武器、投てき武器の4つで1セット。武器タイプの制限はないので、どの兵科を選んでも好きなものを選べます。
また、あらかじめ3種類の装備セットを登録でき、ゲーム中も【F1~F3】キーを押すことで、次の復帰する際にセットが変更されます。
装備セットを編集する時にはパラメータの増減がわかりやすく表示されるので、カスタマイズが非常に簡単。武器やアタッチメントの種類が多いだけにありがたいです。
武器はゲーム内マネーの“ゴールド”を消費して1、3、7、30日間のうちお好みの期間で購入できるようです。最後に、体験会で見られた武器をいくつか紹介しましょう。
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データ
- ▼『BLACK SQUAD』
- ■メーカー:NHN ハンゲーム
- ■対応機種:PC
- ■ジャンル:FPS
- ■配信日:未定
- ■価格:基本無料/アイテム課金