「私と心中したい人ー!」宮野真守さん&谷山紀章さん大暴走!? 『文スト』イベントレポート
現在第2期である「黒の時代編」が放送中のTVアニメ『文豪ストレイドッグス』。9月18日八王子オリンパスホールにて、第2期の放送開始を前に、主演の声優陣が勢ぞろいした『文豪ストレイドッグス 迷ヰ犬達ノ宴』が開催されました。
「文豪」の名を持つキャラクターたちが、その文豪の特性にちなんだ能力を駆使して戦う『文豪ストレイドッグス』。トーク、朗読劇、大喜利さらにライブなど、盛りだくさんの内容のステージにたくさんのファンが熱狂しました。
この日はメインキャラクターを演じる、上村祐翔さん(中島敦役)、宮野真守さん(太宰治役)、豊永利行さん(谷崎潤一郎役)、花倉洸幸さん(宮沢賢治役)、谷山紀章さん(中原中也役)が登壇されました。
司会のサンキュータツオさんに呼ばれてキャスト陣が1人ずつ登壇すると、会場から大きな歓声が! 宮野さんは自身が演じる太宰治のキャラクターにちなんで、「私と心中したい人ー!」とファンに挙手を要求。
すると、会場中から「ハーイ!」と熱いファンのレスポンスの声が! 宮野さんもその声に「(会場から心中相手を)見つけて帰ります」と答えていました。ほかにも、花倉さんがかわいらしい空気とあいさつで会場を和ませ、豊永さんは、姿を消す異能力“細雪”を再現しようとメガネだけを持ち上げるなど、演じるキャラクターにちなんだパフォーマンスを見せてくれました。
そんななか、ラストに登場した谷山さんは、「今日は帽子を忘れてきちゃったから、僕の帽子になってくれる人を募集中です!」と、宮野さんのコメントに内容をかぶせたコメントを披露。さらに「(帽子になってくれる人を)見つけて帰ります!」と続けて、出演者同士の仲のよさをうかがわせました。
最初のコーナーでは、TVアニメのシリーズ構成・脚本を務めた榎戸洋司さんが選ぶ名シーンを、みんなで見ることに。この日のステージは本当にフリーダムで、司会者の「席についてください!」という声にあえて逆らうキャスト陣。
なぜか机の上に座ったり、異能力“細雪”を披露したり、ファッションショーが行われだしたりと、それぞれが自由な行動で会場を楽しませてくれます。とはいえ、アニメの名シーンが流れ出すと、食い入るようにスクリーンを見つめる姿も印象的。
アフレコ中のエピソードやキャラクターへの思いなども語られ、ファンも聴きいっていました。
続いてはオリジナル朗読劇。以前、公式サイトにてエイプリルフール限定で『学園文豪ストレイドッグス』のキービジュアルが公開されましたが、今回のイベントではそれにちなんだストーリーが、声優陣による生アフレコで演じられました。全員同じ学校に通っているという夢のようなシチュエーション!
ストーリーは、「お腹を空かせた敦が太宰の導きで、谷崎たちのいる生徒会室に足を運び……」という内容でした。
途中、宮野さんがセリフを噛みまくり、なんとか「言えた……!」と満足そうにつぶやくと、会場中から「かわいー!」と歓声が(笑)。
ほかにも上村さんが、会場にはいない細谷佳正さんが演じる国木田独歩のセリフをモノマネで演じ、共演者から「昼公演のときよりもクオリティが上がっている……!」と褒められる場面もありました。
オリジナル朗読劇はほかにも聴きどころ&見どころがたっぷりでした。太宰が「とっておきのを出すしかないな!? 中也のところからくすねてきた、とっておきの冷やご飯!」と宣言し、敦はそのご飯でお茶漬けを作ろうと具材を探すことに。
結果、敦は、江戸川乱歩が生徒会室に買い置きしていた駄菓子のスルメイカと酢昆布で作ったお茶漬けを食べます。そこでの効果音がなぜか「麺をすする音」だったため、またもキャスト陣は大盛り上がり。アドリブたっぷりで演じきったあとに、「台本通りのストーリーでしたね」「アドリブなし!」と発言し、司会者から「ほぼアドリブだったじゃねーか!」とツッコまれていました(笑)。
作品にまつわるクイズに挑戦する“武装センター試験”では、自由度満点の回答を繰り広げる宮野さんたちを見て、上村さんと花倉さんが「先輩ってすごいね……!」と顔を見合わせるシーンも。
ライブパートではGRANRODEOが第1期のオープニングテーマ「TRASH CANDY」をフルバージョンで熱唱!
熱いライブで、会場全体は大盛り上がり!!
この日集ったメインキャスト陣はもちろん、TVアニメ第2期からは多数の新キャラクターも登場する本作。文豪たちの今後の活躍が楽しみですね!
太宰治の過去を描いた「黒の時代」編が現在12:05よりTOKYO MX、WOWOWほかにて放送中。
(C)2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会