2016年10月24日(月)
『サガ スカーレット グレイス』天才芸術家アスラナなど4キャラが判明。3種類のリザーブ技も解説
スクウェア・エニックスは、12月15日に発売するPS Vita用ソフト『SaGa SCARLET GRACE(サガ スカーレット グレイス)』について、4人のキャラクターやシナリオ、武器などの情報を公開した。
本作は『サガ』シリーズの生みの親である河津秋敏氏がゲームデザイン&シナリオを担当し、伊藤賢治氏によって楽曲、小林智美氏によってイラストレーションが手がけられる。
複数の主人公による重層的なシナリオ“フリーシナリオ”による自由度の高さ、ひらめきや陣形などによる戦略性の高いバトル、レベル制を排除した独特の成長システムが特徴。『サガ』ならではの魅力はそのままに、物語とバトルを徹底的に楽しむための開発体制とゲーム設計がとられている。
モンド
「姫が星神に選ばれたのだとしたら、名誉なことです。しかし、守役としては、姫にそのような大きなものを背負っていただきたくはありません。」
ユラニウス家の老臣。代々ユラニウス家に仕えているが、彼の実家は東方イルフィー海にある。11歳の時にユラニウス家にやってきてから40年以上にもなる。
現当主マクシミアスの子どものころの遊び相手に始まり、つねにそば近くで戦ってきた。跡継ぎアントニウスの守役も務め、今は娘のウルピナの守役である。
東方の習慣に従って、髪は短く刈っている。マクシミアスよりは一回り小柄だが、剣・槍・斧とさまざまな武器を使いこなす熟練の戦士である。若いころから、定期的に世界各地を旅して情報収集を行っていて、経験も知識も豊富な武将だ。
ウルピナとは家族のように打ち解けた関係。ウルピナのボケとも突込みとも取れる言動にも、余裕の受け答えができる。
アーサー
「確かに、そう考えれば、シグフレイが君に執着する理由もわかるよね。僕もシグフレイに利用されている、っていうことになるんだけど。」
コハン城の法務担当書記。執政シグフレイの行った恐怖政治の最中、死刑執行書類を書きまくった。その後、シグフレイの死刑執行書類も彼が担当。シグフレイ事件の渦中にいたのだが、どうやったのかうまく泳ぎ切ってコハン城の書記の職を保っている。
シグフレイの噂を耳にすると、バルマンテを旅に誘いだした。怯えているのか、興味本位なのか、その真意は計り知れない。
つねに美女がそばにいるような典型的なチャラ男。戦いなんか真っ平御免、というようなキャラに見える。だが、法執行を通じて裏社会にも顔が効くという黒い一面も持っている。
アスラナ
「そうよ。私が石の中から産みだしたの。完璧な作品が作り出せたら、彫刻は命を得て動き出す。私はそう考えているわ。」
自称天才芸術家。その才能は本物で、彫刻の技術は天才。彫像を石化した人間と間違える人が後を絶たない。完璧主義者で、自分の肉体も完璧にコントロールするべきと考えている。自分の肉体美を追及するために、日々のダンスに余念がない。
静かな制作環境を求め、ビキニロ辺境州の森の奥のアトリエで制作に打ち込んでいる。そのアトリエに迷い込んだものを待っているのは……。
パルム侯爵
「父も墓の下で悔しがっていることでしょう。ああも長生きして当主に居座られては、あれこそ老害というものですよ。」
帝国は地方の要所に侯爵領を設置し、帝国全土への交通網を維持していた。パルム侯爵領もその一つで、帝都アスワカンからイルフィー海の港湾都市ゼーニャへの要地を占めている。
隣接するユラニウス家とは代々友好的な関係を保ってきた。最近、代替わりした新侯爵はかなりの変わり者として知られている。
部下に厳しく、ちょっとした落ち度も見逃さない過酷な人物。近隣との伝統的な友好政策を改めて、領土や影響力の拡大を狙っているようだ。政治家としては計算高く、行政家としては巧みな手腕を持っている。
戦士としても槍の扱いに優れている。ユラニウス家の娘ウルピナには興味津々という風にふるまうが、それが本心なのか、政治的な演技なのかはわからない。
物語
4人の主人公にはそれぞれ冒頭シナリオが用意されている。そこから各主人公やプレイヤーの行動&選択によりさまざまなシナリオへ派生していく。
●ウルピナの物語
帝国四将軍家の筆頭、名門ユラニウス家の娘ウルピナは、幸せな未来を夢見る女の子。
彼女には武門の家を背負って立つ、天賦の才が与えられていた。
思い悩む年頃のウルピナの目の前で、故郷シルミウムは炎に包まれ、最愛の兄アントニウスが何者かに連れ去られる。だが、彼女が初めて経験する大事件も、世界全体を変えてしまう巨大な異変の前触れでしかないことを、ウルピナはまだ知らない。
彼女の運命を導くのは、ユラニウス家の守り神である星神か、はたまた異変をもたらした邪神ファイアブリンガーなのか。ウルピナの戦いが今、始まる。
●バルマンテの物語
コハン城の法定処刑人バルマンテは、執政シグフレイの恐怖政治のなかで、死刑を宣告された人々の首を黙々と落としていく。だが、そのシグフレイも首を落とされる日がやってくる。
シグフレイは穏やかな顔でバルマンテに言い残す。「七度甦り、正義を為すよ」。
バルマンテの巨大な斧が、シグフレイの首に振り下ろされた。数か月後、バルマンテの耳にシグフレイという人物の噂が届く。
半信半疑なバルマンテは、シグフレイの部下だった書記官アーサーに引きずられるように、コハン城を後にする。シグフレイの首を七度落とすため、バルマンテの旅が始まる。
武器
武器は素手を含めて全部で9系統。武器には片手武器と両手武器があり、片手武器の場合は盾を装備可能。また、防具としては主防具、副防具、アクセサリがある。
強力な武器の中には、“武器固有技”という特別な技も。
【下り飛竜】
武器固有技。俊敏に飛び立ち、竜の気を寄せた槍を刺しつける。
●長剣
さまざまな攻撃属性を持つ技を覚えるため、バランスが良い片手武器。インタラプト技・カウンター技・プロテクト技も使いこなし、色々な状況に対応することができる。
●槍
素早さが変化する技を多く覚えるので、タイムラインのコントロールに大変優れている両手武器。
●体術
武器を持たず、己の拳で戦う。覚える技のBP消費量が全体的に低いのが特徴。カウンター技やステータスダウン系の技を多く覚え、まれに敵の攻撃を完全に回避することができる。
リザーブ技
通常の攻撃とは違い、特定の条件をクリアすると発動する特殊な技。インタラプト技、カウンター技、プロテクト技の3種類がある。
●インタラプト技
敵の技の属性に対して発動する技。発動が成功すると相手の行動の直前に割り込むことができる。
【燕返し】
敵の斬撃属性攻撃時、割り込みで発動することがある技。稀にスタン発生。
●カウンター技
自分が攻撃された時、敵の直接攻撃を無効にして反撃する技。どれも強力な威力を持っているが、間接攻撃に対してはカウンターできない。
【裂空双覇】
ターン中に一度、直接攻撃を防ぎ、反撃を浴びせることがある。
●プロテクト技
敵の攻撃から味方をかばい、自身が代わりにダメージを受ける技。技によって身代わりになった際のガード発動率が異なる。
【ブロック】
味方一人への攻撃をかばう。ガード率が上昇する。
技のランク
ひとつの技を使いこみ熟練度が上がると、技はランクアップ。技のランクが上がるとBPのコストが下がったり、与えるダメージ量が増加したりするなど、バトルを有利に運ぶことができる。
●ロール
技を閃くと新たなロールを獲得することもある。ロールを装備することでキャラクターごとにさまざまなボーナス効果が得られる。
▲閃いた技の組み合わせによってロールは獲得可能。ロールを獲得するためにはさまざまな武器を使いこなさなければならない。 |
モンスター
本作のモンスターは100種類以上。プレイヤー同様、最大5体の編成でバトルに挑んでくる。プレイヤーの行動を妨害する技・術を多用するモンスターや、増援を呼ぶモンスターなど、一癖も二癖もある相手ばかりだ。
●ドレイク
HPが高く、全体攻撃を用いてくる。眠りや麻痺にさせてくるなど、プレイヤーの行動を封じるような技・術も使用してくる。
●女悪魔
すばやさが高く、プレイヤーより先に行動することが多い。バンプ効果のある技を使用し、連撃を妨害してくる。時には増援(敵にとっての仲間)を呼ぶことも。
モンスター:なつかしのモンスター
『サガ』シリーズに登場した一部のモンスターが、新しい3Dモデルとなってよみがえる。本作ではどのようにプレイヤーを苦しめてくるのか?
●ゴブリンソルジャー
『ミンサガ』で登場。群れで登場することが多い。タイムラインの並びが変わりやすいので、毎ターンしっかり行動順を確認して対処していくことが重要。
●霊木
『ミンサガ』で登場。プレイヤーの攻撃に対し、ビンタや砂嵐をおこして妨害をしてくる。強力な全体攻撃には注意が必要だ。
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※画面はすべて開発中のもの。
(C)2016 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ILLUSTRATION: TOMOMI KOBAYASHI
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