2016年10月21日(金)
カプコンから12月8日に発売・配信開始される3DS用おしゃべりコミュニケーションゲーム『めがみめぐり』。本作の“めがみスピークエンジン”を体験してきたので、その様子をお届けします。
本作は、見習いツクモガミの“ツクモ”とプレイヤーがコミュニケーションを楽しみながら日本全国を鉄道でめぐる旅をするタイトル。箕星太朗さんがキャラクターデザインを手がけたツクモが、声優の伊藤彩沙さんの声をベースにした音声合成によって、プレイヤーと自由に会話できるのが魅力となっています。
プレイを始めると、まずツクモから名前を聞かれました。電撃オンラインということで“デンオン”と入力すると、「デンオン」と正しい発音で呼んでもらえました。会話部分は、東芝とカプコンが共同開発した“めがみスピークエンジン”によって、プレイヤーが入力した言葉をなんでもフルボイスで読み上げてもらえる仕組みになっています。
ただ、教えた言葉によってはイントネーションが違うことも。その時には「読み方が違う」と指示することで、いくつか異なる読み方を提案してくれます。
いろいろと教えてほしいということなので、最近遊んだゲームについて話すことに。ちょうどさっきまでプレイしていた『モンスターハンターストーリーズ』を入力してみます。
文字数の関係で「MHストーリーズ」と入力したのですが、読み方を「モンハンストーリーズ」とすることで、自然な読み方にできます。このように、表記されているテキストと、読み方を変えることも可能です。
進めようとするとツクモから「人生はMHストーリーズのようだと思いませんか?」と、話しかけられました。このように、覚えた単語を使って彼女からプレイヤーに話しかけてくることがあるのが、本作の楽しみの1つと言えそうです。
さらにツクモは、かしこさが最近あがっているということで、かしこい髪型にしたいと提案してきます。長さを聞かれたので、大きくイメージが変わりそうな“ロング”を選択。すると、彼女は「“優等生”と“スッキリ”のどちらが好きか?」と質問してきました。
やや迷ったのですが、優等生を選ぶと髪型を変えてツクモが登場しました。
後ろの髪を編み込み、さらに前髪もチェンジ。かなりイメージが変わっています。変わっていていいのですが、「似あっていますか?」と聞いてきたので、ここはあえて「前のほうがいい」を選んでみることに。
すると、すぐに髪型をもとに戻してくれました。
いくつかの質問を経て、また髪型の提案をされたので、“ロングでゴージャス”な髪型にしてもらいました。巻き巻きのウェーブで、これまた新鮮! 今回は、そのまま進めてもらうように「似あっている」を選択しました。
どんな単語でも反応するということでテストしてみました。食べたいものに“udon”と入れると、「ゆーどん」とコメント。惜しい! 読みがなを“うどん”と修正するとちゃんと読んでくれました。そして次の質問に。
飲みたい飲み物では、“烏龍茶”と漢字で入力してみると、こちらは見事に「ウーロンチャ」と認識。
質問が続き、「みんなが好きな飲み物は?」と聞かれたので、個人的に好きな“ジンジャーエール”と返すと、「ジンジャーエールと烏龍茶を混ぜて、スペシャルドリンクとして売ったら金儲けできそう!」と、とんでもない発言が飛び出します。
隣にいる大めがみ・アマテラスは、このような時に突っ込んでくることもあります。
プレイをしていて感じたのは、ツクモの会話のなめらかさです。もちろん、すべての単語、会話でまったく違和感がないというのはウソになりますが、キャラらしさと人間らしさの中間あたりのトークが展開し、かなり頑張っていると感じました。
もう1つは、ツクモの表情です。時に喜び、時にしょんぼりするといったように、豊かな表情を見せてくれます。箕星太朗さんが描いたキャラがそのまま動いているような、さまざまな表情を見られるため、すぐに愛着が沸くと思います。
ツクモは言葉を知らないので、あえてこちらがボケることで、会話がかみ合わなくなることもあるのですが、それはそれで楽しさがあります。ここらはプレイヤーのセンスが問われるところなので、実際にプレイする時にいろいろと試してほしいですね。
今回はコミュニケーションに特化したバージョンでしたが、生き生きとした表情をするツクモに興味を抱き、また会いに来たくなりました。今後も要注目です。
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