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2016年10月25日(火)

セガが新戦略を発表。アーケード作品をさまざまなデバイスに展開する“マルチデバイス×ワンサービス”とは?

文:にじ

 セガ・インタラクティブは、10月25日に実施した新事業戦略発表会にて、アーケードゲームのIP(知的財産)をさまざまなデバイスに展開し、そのデバイスに最適化したコンテンツやサービスを提供する“マルチデバイス×ワンサービス”戦略を発表しました。

“マルチデバイス×ワンサービス”

 また、今後の“マルチデバイス×ワンサービス”展開を加速させる、スマートフォンゲームアプリ3タイトルが公開されました。

“マルチデバイス×ワンサービス”3つのポイント

●アーケードゲームIP軸での顧客接点の最大化

 アーケードゲームのIPをあらゆるデバイスで提供することで、時間や場所を問わずに、アーケードゲームIPのコンテンツ・サービスを利用することができます。

 また、プレイヤーの嗜好を理解し、デバイスの特長に合わせて、サービスを最適化。こうすることで時間や場所を問わず、自由にコンテンツ・サービスを利用できるようになるとのことです。

『マルチデバイス×ワンサービス』

●新しい連動サービス価値の提供

 アーケードゲームとモバイルの連動サービスは、15年以上継続して運営されてきました。そこで蓄積されたノウハウを最大限活用していくとのこと。

 例えば、スマートフォンゲームアプリとアーケードゲームの遊びをリンクさせることで、ゲームセンターへの来店を促進する、新しい“O2O”の形を提案できる可能性があるとのことです。

『マルチデバイス×ワンサービス』

●ユーザーファーストを実現する開発体制

 ゲームのポイントやプレイヤーの嗜好を十分に理解しているオリジナルの開発チームが、すべてのデバイスを手がけます。そうすることで、プレイヤーに受け入れられているゲームのコンセプトやおもしろさが損なわれることなくマルチデバイスで展開されます。

 また、ゲームの世界観などの開発上の構成要素や蓄積した開発資産の活用により、クオリティを保ちつつ開発効率の向上を実現できるとのことです。

『マルチデバイス×ワンサービス』
『マルチデバイス×ワンサービス』
▲『セガNET麻雀 MJ』はマルチデバイス×ワンサービスを体現したタイトルであるとのこと。

新3タイトルの概要

 今後の“マルチデバイス×ワンサービス”展開を加速させる、スマートフォンゲームアプリが3タイトル発表されました。

 すでにアーケードでたくさんのプレイヤーにプレイされているゲームから、新しいシリーズタイトルまで、さまざまな人が楽しめるラインナップとなっています。また、今後稼働予定のアーケードゲームにおいては、積極的にマルチデバイス展開が検討されていくそうです。

『SOUL REVERSE ZERO(ソウルリバース ゼロ)』

“マルチデバイス×ワンサービス”

■対応機種:iOS/Android
■サービス時期:2016年11月下旬予定(事前登録受付中)
■ジャンル:RPG
■価格:基本プレイ無料(一部有料アイテムあり)

『CODE OF JOKER Pocket(コード・オブ・ジョーカー ポケット)』

“マルチデバイス×ワンサービス”

■対応機種:iOS/Android
■サービス時期:2016年冬予定(事前登録受付中)
■ジャンル:デジタルカードゲーム
■価格:基本プレイ無料(一部有料アイテムあり)

『StarHorsePocket(スターホースポケット)』

“マルチデバイス×ワンサービス”

■対応機種:iOS/Android
■サービス時期:今冬予定(事前登録受付中)
■ジャンル:育成ゲーム
■価格:基本プレイ無料(一部有料アイテムあり)

(C)SEGA
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