2016年10月30日(日)
ドット絵少女との不思議な恋愛物語『どとこい』レビュー(ネタバレあり)
HIROKO IMAKIのPC/iOS用アプリ『どとこい』を紹介します。本記事では一部ネタバレを含みます。ご注意ください。
本アプリは、テキストを読み、選択肢を選んで進めていく恋愛アドベンチャーゲームです。
女の子の好感度は選択肢によって上下します。制限期間はゲーム内時間での3週間で、その間にヒロインの好感度を最大まで上げることができなければ、友人ルートのエンディングとなります。
●あらすじ
高校の入学式当日、呪いをかけられてしまった主人公(男)。
その呪いとは、美少女の解像度が悪くなりすぎて、もはや■(ドット)に見えてしまうというもの。
女の子の好感度を上げれば画質も上がっていき、呪いが解けるようです。
▲高校の入学式当日に主人公の部屋に悪魔が。唐突に呪いをかけたことを宣言してきます。 |
▲高校へ向かう途中に主人公がぶつかった■(ドット)。し、四角い……。 |
▲■(ドット)にぶつかった後、主人公の前に再び悪魔が現れます。 |
▲主人公がかけられた呪いは“美少女の解像度が低くなる”ということが明かされます。 |
登場キャラクターを紹介
本作に登場するヒロインは4人です。それぞれの好感度を上げていくことで解像度がよくなりヒロインの姿が明らかとなります。
ヒロイン以外の登場人物として、主人公の友人である中村もいます。いいやつです。
●相沢千晴
▲千晴ちゃん。黄色い。 |
●関根唯
▲唯ちゃん。青い。 |
●成海ここあ
▲ここあちゃん。赤い。 |
●吉角絵美
▲絵美ちゃん。ピンクい。ありゃ、なんか変な日本語でごめんなさい。 |
●中村
▲中村……は呼び捨てでいいや。美少女じゃなければ、普通に高解像度で見えます。他の女の子たちの顔も、早く高解像度で見たい! |
▲登場人物一覧。濃いキャラが多いです。 |
相沢千晴ちゃんルートを狙いに!
今回筆者は、相沢千晴ちゃんを狙ってみることにしました。ヒロインはみんな■(ドット)なので、容姿などでの判断はできませんが、元気で明るい性格ということで選びました。
また、本作の中で千晴ちゃんがプレイしているゲームが、実際に筆者もプレイしているゲームと似ていたことも、彼女にひかれた理由です。趣味が合うって、大事ですからね!
▲共通の趣味を持っていると、お互いに盛り上がることができていいですよね! |
メインとなるストーリーは高校生生活の日常が描かれる形で、その中でヒロインや中村との会話が繰り広げられます。
会話の途中に登場する選択肢には色が割り振られており、選択肢によって各キャラクターにちなんだストーリーが展開されます。そういう意味では、攻略の難易度は低めですね。
▲休日の時に出現した選択肢。ヒロイン4人と中村のカラーに割り降られています。中村は緑です。 |
ヒロインは、好感度が上がるにつれて、見た目が変化していきます。
▲最初はドット。 |
▲少し仲よくなると、ドットRPGのような見た目に。 |
▲ここまでくると、かなり外見がわかりますね。かわいい! |
お目当てのヒロインの正解となる選択肢がわかりやすいこともあり、さくさくと楽しめます。ワンプレイが1時間くらいなので、小説を楽しむ感覚で遊べると思います。
どこでもセーブができますし、ちょっとした空き時間でも物語を進められるところも高ポイントですね。
また、普通の絵ならドキドキするような展開も、解像度が上がりきっていない状態だとドット絵で展開されるので、ある意味ではシュールでおもしろかったです。
▲千晴ちゃんとにらめっこをする場面。いきなり実写のような顔になるので驚きました。 |
▲千晴ちゃんを押し倒す場面も……!? なんて平べったいんでしょうか……。 |
ちなみに千晴ちゃんの真の姿は、ガチでかわいかったです。あれですね。最初は外見を気にせずに、内面から好きになったはずなのに、外見も自分好みで、やっぱり自分と千晴ちゃんは運命の絆で結ばれてたんだろうなあ、なんて。
余談ですが、女の子の解像度が高くなっていくと、なんとなく外見の雰囲気が見えてくるのですが、最後の最後までわからないのがバストサイズです(笑)。
はたして、千晴ちゃんはセクシー系なのか、ボーイッシュ系なのか!? その真実は、ぜひ皆さんの目で確かめてみてください!
(C) kuroki