こんにちは、真と偽です。

　前回の記事で言ったとおり、今回は流行りのSR本願寺顕如対策を書いていこうと思います。

　対策というよりは、自分でSR本願寺顕如を使っていてイヤだなーと思ったことを書いていくので、参考程度になればなと（笑）。

　具体的には、SR本願寺顕如を相手にする側の視点で考えて、

●SR本願寺顕如を両サイドから自部隊で挟む
●超絶強化の鉄砲隊と速度上昇騎馬隊の組み合わせ
●SR本願寺顕如以外の部隊から撃破

　この3点について詳しく書いていこうと思います。

■SR本願寺顕如を両サイドから自部隊で挟む

　これは主に、采配主体のデッキを使っている人が意識するといいと思います。どんな形のSR本願寺顕如デッキでも“衆生済度”を使って、SR本願寺顕如が攻城してくることは変わらないです。

　SR本願寺顕如の強さの1つに「効果時間の長さを生かして相手に計略を打たせて帰る」という点があるのを前回紹介しましたが、それを支えているのは、陣形内1部隊時の速度上昇です。

　速度上昇を使ってSR本願寺顕如を逃がし、相手の計略が切れたところに鉄砲隊と合わせて反撃に出るのが基本的な流れになります。この流れを阻止……とまではいきませんが、妨害することで、SR本願寺顕如を撤退させてしまおうというものです。

　“衆生済度”を使ったときのSR本願寺顕如の武力は13（主効果武力でならば14）ですが、これと同じくらいの武力の部隊で攻城しているSR本願寺顕如の両サイドを挟み込みます。騎馬隊で後ろも塞げればもっといいのですが、これにはリスクがあるので無理はしなくていいです。

　SR本願寺顕如を陣形内1部隊にして逃げるというのは意外と難しく、マウントをとっていた鉄砲隊や援護していた槍足軽が陣形内に入ってしまいがちです。ですので、自軍のほかの部隊とは逆方向に一度避ける必要がありますが、これを両サイドから挟むことで横にSR本願寺顕如が逃げるのを妨害します。

　大体の場合、統率力で負けているので阻止はできませんが、乱戦しているぶんフリーの状態よりは速度が落ちます。この間に槍撃、突撃等を駆使してSR本願寺顕如を撤退させてしまおうというものです。

　と、ここまで書いてきましたが、陣形内2部隊以上のときの兵力回復だけでも、槍出しや狙撃をしっかり意識すれば生き残れてしまうのが、使用率1位たる所以（笑）。

　そこで大事なのが、部隊をしっかり整えること！　5枚デッキなら5部隊で、6枚デッキなら6部隊でちゃんと迎え撃つことをつねに意識しましょう。部隊をそろえるためにも、SR本願寺顕如相手に先に攻めることだけはしないほうがいいです。

　SR本願寺顕如を使っているときの合言葉に「攻めさせたら勝ち」というものがあるのですが、開幕うまくいったからリードをとっておこう、相手の計略は士気7だからこちらが士気6たまった瞬間に攻めよう、と考える人がいるかもしれませんが、ほとんどの場合悪手になります。

　壁攻城1発とって全部隊帰城できるならいいですが、帰り道に部隊を撤退させてしまうなどして相手のカウンターで使われる“衆生済度”に対して、部隊が欠けた状態で迎え撃つとSR本願寺顕如を追い返せず、相手の勝ちパターンになりがちだからです。

　同じ理由でうまく1回目の“衆生済度”を捌き、SR本願寺顕如を撤退させたとしても無理に攻めることは避けましょう。どんなに攻城を奪ってもどこかで足並みが崩れて“衆生済度”で張り付かれると、3コスト足軽の攻城力と虎口3択によって簡単に逆転されてしまいます。それが今のSR本願寺顕如というものです（笑）。

　まとめると

・先に攻めない！
・全部隊をそろえて迎え撃つ！
・部隊を出すときSR本願寺顕如の逃げ道をふさぐ！

　これを意識すれば、対SR本願寺顕如の勝率が少しは上がると思います。

　ちなみに槍が伸びる“槍衾の采配”、速度の上がる“車掛りの陣”（SS上杉謙信は下がるけど）、統率力の上がる“天下布武”、“義のもとに”＋普請を馬屋などが自分でマッチして危ないなと思った相手なので参考までに。

▲R松平忠吉、SS上杉謙信、SR織田信長、SR上杉景勝

　家宝は速度の上がる青海波や松風、槍の長さが伸びる黒糸威胴、フルコンに自信があるなら虎徹がオススメです。

■超絶強化の鉄砲隊と速度上昇騎馬隊の組み合わせ

　これはワラデッキを使っている人向けになると思います。

　速度上昇騎馬隊はSR本願寺顕如が足軽なので、試合を有利に運べそうな気がしますね。しかし、そこで邪魔なのが槍足軽です（大体の場合がR下間頼亮＋１コスト槍足軽）。雑賀本願寺家の槍足軽は基本的に統率力が低めなのでダメージ計略で槍足軽を撤退させて……。と思うかもしれませんが、結局のところSR本願寺顕如が残ってしまうのであまり戦果をあげられません。

　また、サブ計略にダメージ計略があると家宝に風林火山を選ばれることも多いです。そこで鉄砲隊の超絶強化で強引に槍足軽を撤退させて、いなくなったところに速度上昇騎馬隊でSR本願寺顕如を撤退させようというものです。

　なぜ鉄砲隊なのかというと、槍足軽の超絶強化だと相手の槍足軽に接触するまでにSR本願寺顕如が立ちはだかり、乱戦に入った瞬間から陣形内1部隊状態で押し切られてしまいますし、弓の超絶強化でも止まっていないといけないので、SR本願寺顕如に乱戦されてしまいます。

　ただR梅津憲忠の“佐竹の黄鬼”にC宍戸隆家の“痺矢付与術”とUC二の丸殿の“弱体弓付与術”を使い分けるデッキは、近づかれる前に倒せていたのでアリだと思います。

　ですので、鉄砲隊の超絶強化がいいという話なのですが、どの鉄砲隊でもいいかというとそういうわけでもなく……。SR滝川一益の“撹乱貫通射撃”では火力不足ですし、R斎藤朝信の“鍾馗の銃弾”だとよけられてしまう恐れがあります。そこで、戦えそうな鉄砲隊を紹介しようと思います。

▲宴SR雑賀孫市、宴SR島津豊久、SR島津義弘

　どれも士気5で火力もまぁまぁ、何よりも射撃しながら動けるというのがメリットかなと思います。どんなに性能のいい強化計略を使っても、SR本願寺顕如に乱戦されてしまうと涙が止まらないのが今のバージョン。

　それを回避しながら槍足軽を狙え、チャンスがあればSR本願寺顕如の撤退も見込める鉄砲隊です。しかし、計略だけでは不十分なこともあるので家宝は獅子王、雷切にして備えておきましょう。

　そして、そこに重ねる速度上昇騎馬隊！　SR本願寺顕如を倒すためには火力が必要になってきますが、上記で紹介した鉄砲隊のコストが高めなので、せいぜい2コストが限界でしょう。

▲R甘粕景持、R吉川元長、SS渡辺長、宴R北条綱成

　ワラデッキを組むうえでも上杉家、毛利家、北条家は優秀なので、これらが選択肢になってきます。必要士気も5（“若八幡”は超新星時士気5）のため、さきほど説明した鉄砲隊の計略からもスムーズにつなげられるので、SR本願寺顕如に対してプレッシャーをかけられるでしょう。

■SR本願寺顕如以外の部隊から撃破

　最初にあげたSR本願寺顕如を挟むというのは、SR本願寺顕如を撤退させることを狙った対策でしたが、これはSR本願寺顕如と戦わないことで勝利を目指すものです。

　これは、狙えるデッキと狙えないデッキがあるので一概に対策とは言えないのですが、どういうことなのかがわかる動画を撮ってきたのでどうぞ。

■電アケ的頂上対決069 【真と偽 衆生済度 対 剛毅果断】

　はい、10月24日の頂上対決の逆視点です。といっても自分が奥なわけですが（笑）。

　開幕こそR吉川元春を迎撃で撤退させたおかげでうまく運びましたが、中盤以降はずっと相手のペース。僕がR吉川元春の“剛毅果断”を警戒しすぎていたところもあるのですが、基本的にSR本願寺顕如と戦ってもらえず、周りの部隊を撤退させられてしまいます。結果的に終始攻めきれず大筒差で敗けという試合でした。

　SR本願寺顕如を相手にしないという立ち回りは効果的な反面、リスクが伴うと思っています。例えばなのですが、中盤以降どこかでR吉川元春が撤退していたら？

　おそらく“衆生済度”でそのまま張り付いてリードを取り、そのリードを守って勝ちという展開になったはずです。動画の試合は相手がかなり上手い人なので、最後まできっちり動かれてしまいましたが、見たからといって真似できるものでもない気がします（笑）。

　そして、SR新庄局のように戦場を広く使える計略と、R吉川元春のように囲まれたときや強引に張り付かれたときに対処できる計略が必要になってくると思います。

　ですので、狙えるデッキと狙えないデッキがあると紹介したワケですが……。統率力もかかわってきますが、騎馬隊の武力が高ければ高いほど狙いやすいとは思うので当てはまる人は狙ってみてください。

　と、ここまでいろいろと書いてきましたが、どれもSR本願寺顕如に確実に勝てるようになるものではなく、勝てる可能性を上げるものです。僕自身、SR本願寺顕如を使っていて不利と感じるデッキはほとんどありませんでした。強いてあげるなら各勢力の騎馬単、伊達家のR伊達秀宗を絡めたデッキくらいでしょうか。

　不利と言ってもこちらがしっかりやれば……というよりも、相手が1つミスしてくれれば簡単に勝ててしまうくらいのものなので、ないようなものです。

　あっ、SR本願寺顕如ミラーはかなり神経をすり減らした結果、虎口しだいになるのでかなりきついです（笑）。それでも読んでくれたみなさんが、全国対戦でSR本願寺顕如とマッチしたときに少しでも思い出してもらえたらうれしいです。

　これからは、負けが込んで体に火がつくまではワラに戻ってSR本願寺顕如を倒す側にまわるつもりなので、次の解説動画で紹介できたらなーとか思ってます。

　それではまた次回。

(C)SEGA

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