優勝チームにはパーティ出撃初体験の人も! 『ディシディアFF』電撃大会第3回の様子を振り返る!!
10月29日(土)に行われた、アーケード版『ディシディア ファイナルファンタジー(以下、ディシディアFF)』の公式大会“DISSIDIA バトルコロシアム 3nd”。3つのクラスの複合チームが戦った大会を、あらためて振り返っていきます。
■DISSIDIA バトルコロシアム 第4回<電撃公式大会中継>
みなさまごきげんよう、スズタクです。先日の“DISSIDIA バトルコロシアム 3nd”に出場された方、番組を見てくれた方、ありがとうございました! 5月の女子大会のときと同様、今回も個人的に印象に残った試合を取り上げようと思います。大会の模様をまとめた速報レポートと合わせて、ご覧ください!
▲大会ルールはこちら。今回はミスリル、ダイヤ、アダマンの3クラスからプレイヤーを募集し、1つのチームに各クラスの人が入るのがテーマとなりました。 |
▲各チームとプレイヤー、勝敗をまとめたトーナメント表。 |
【1回戦】
1回戦で印象的だったのは、第3試合のKチーム対Lチーム。Kチームには、有名声優の植田佳奈さんが一般参加していることにまずビックリし、さらにチーム内に“ナイト”をセットしたバッツがいることに気づいて二重の驚きがありました(笑)。これは注目するしかありません!
“かいむ”選手が操る“ナイト”バッツは、ティナのチャージ“フレア”を利用して、なんと開始10秒ほどで“ナイト”をマスター! その後はガンガン前に出てプレッシャーを与え、中盤でも“ナイト”で相手スコールを落とす活躍を見せました。試合はタイムアップとなり、ポイント差でKチームは敗れてしまいましたが、とても見ごたえのある内容でしたね!
▲扱いが難しい“ナイト”を華麗に使いこなす“かいむ”選手。開始10秒ほどでマスターすると、会場からは驚きと歓声が! |
続く第4試合のFチーム対Iチームは、Iチームのメンバー全員がクラウドを選択。衣装も武器も統一し、異様な空気を会場に見せつけました(笑)。試合はステージがポルタ・デクマーナだったこともあり、ヘヴィタイプのクラウドの強みが存分に発揮。“リミットブレイク”からの2人がかりの“超究武神覇斬”が流れを持っていき、Iチームが勝利をもぎ取りました。
▲“マイティストライク”を使用したリミットブレイク版“超究武神覇斬”で相手をメッタ斬りに! ある意味、今回の大会で一番盛り上がった試合です。 |
1回戦最後となる第8試合のOチーム対Jチーム。序盤はブレイブレースで劣勢だったJチームですが、先行召喚と“HPリジェネ”“ブレイブリジェネ”の回し合いで、気づけば優勢に立っていたのが印象的でした。フリオニールが拘束した相手に、ライトニングが“天鳴万雷”をしっかり決めているのもいい連携でしたね。
個人的に目を引かれたのは、3つ目の召喚コアを壊すシーン。“はち”選手のライトニングがコアに向かう際、途中でダッシュゲージが切れてしまうのですが、足りない距離をジャンプと“天鳴万雷”のグライドで補っていたのが感動しました。ささいな点ではありますが、こういう細かい動きは1プレイヤーとしてマネしたいです。
▲ジャンプとグライドで距離を稼いで、コアに接近。高度な判断力に脱帽です! |
【2回戦】
2回戦で注目したのは、まず第2試合のLチーム対Iチーム。1回戦でクラウド3人の強さを見せたIチームに対し、Lチームのジタンがうまくターゲットをとってほんろう。約3000ブレイブの“フリーエナジー”が2枚抜きしたおかげもあり、早い展開でLチームが勝ちを収めました。ステージは広めのナルシェでしたが、これが仮に狭いステージだったら、再びクラウド3人が猛威を振るっていたかもしれません……(笑)。
▲スコールのブレイブ途中止めに、“フリーエナジー”を決めるジタン。これが2枚抜きとなり、試合が一気に動いたと思います。 |
第4試合のPチーム対Jチームは、最後の数秒がすごく鮮やかな展開でした。召喚成功後、高ブレイブを持ったセシルをほかの2人がサポートし、“ソウルイーター”を決めて1人戦闘不能へ。そのやり取りを後ろから追って“グングニル”を構えた相手カインに、ライトニングが“天鳴万雷”を決めて一気に勝利をつかみました。これぞパーティゲームと言わんばかりの、見ていて気持ちがいい流れでしたね!
▲HP面で不利だったJチームですが、召喚後にたたみ掛けるように相手を1人ずつ落としていきました。 |
【準決勝】
準決勝からは2本先取の形式へ。第1試合のCチーム対Lチームは、2本目の試合が最後まで目が離せない内容でした。“たらば”選手の賢者オニオンナイトが司令塔となり、最後の最後にブレイブ3000超えの“メテオ”を決める活躍もありましたが、結果は残念ながらタイムアップ敗けに。Lチームのストレート勝ちとなったものの、Cチームの粘り強い動きはお見事でした。
▲賢者オニオンナイトのパワーをあらためて感じた1戦。あと数秒あったら、Cチームの逆転勝ちもありえたかもしれません。 |
第2試合のNチーム対Jチームは、お互いに1本ずつタイムアップ勝ちして運命の3本目へ。“たけのこ”選手のセシルが“ホーリーフレイム”で的確なカットを続けて先行召喚まで持ち込み、最後はスコールの拘束にガーランドの“じしん”が決まってNチームが勝利しました。準決勝まで進むと緊張もほぐれてきたのか、チームメイト同士のテンション高い声がけが聞こえたのが印象的でしたね。
▲連携がハマって勝負が決まった瞬間のNチームのノリは、とても即席チームとは思えないほどほほえましかったです(笑)。 |
【決勝戦】
ついに決勝となったLチーム対Nチーム。注目したのは、2本目の試合でNチームの“たけのこ”選手がパラディンスタートに変えてきた点ですね。1本目をLチームが先取したことを受け、Lチームの司令塔のジタンを押さえるためだったのかもしれません。なかなか大胆な戦術変更でしたが、それが功を奏したのか2本目はNチームが安定した勝ちを収めました。
▲パラディンで相手ジタンを押さえつつ、最後は“ダークフレイム”で試合を決めた“たけのこ”選手。 |
泣いても笑っても最後の3本目。2本目と同じくパラディンスタートで攻めてくるセシルに苦戦しながらも、ジタンが“フリーエナジー”を的確に決めて人数有利な状況を作り出します。Lチームは先行召喚に成功してそのまま流れを持っていけるかと思いきや、Nチームの粘りでライフは1:1に! しかし、最後はセシルの“ホーリーフレイム”のスキにジタンが“フリーエナジー”をたたき込み、Lチームが優勝となりました!
▲最後の最後まで気が抜けない展開で、見ているこちらもハラハラする最終戦でしたね。 |
優勝チームのインタビューをお届け!!
最後に、優勝したLチーム3人のインタビューを掲載します!(インタビュー中は敬称略)
▲左から“愛天使”さん(使用キャラ:ティナ)、“キタロー”さん(使用キャラ:ジタン)、“Misyaguzi”さん(使用キャラ:スコール)。 |
――優勝おめでとうございます! くじ引きでこのパーティに決まったとき、まずどんな話し合いをしましたか?
キタロー:キャラ編成については、それぞれの持ちキャラでバランスがとれていたので、そのままでいこうと決めました。あと、愛天使さんがパーティ出撃が初めてとのことだったので、カンタンにパーティプレイでの役割なども話し合いました。
――キタローさんとMisyaguziさんは、普段からパーティ出撃で遊んでいるのでしょうか?
キタロー:僕はそうですね。
Misyaguzi:僕はほとんどソロ出撃で遊んでいます。
――では、キタローさんが司令塔となってパーティを引っ張った感じなのですね。
愛天使:はい。キタローさんが、試合中の動き方やどのキャラを見るべきかなどを説明してくれたので、ありがたかったです。
キタロー:そのあたりを伝えておけば、即席パーティでもグダグダした試合にはならないだろうと思いました。
Misyaguzi:試合中も声がけを積極的にしてくれたので、どう動けばいいのかわかりやすかったです。
――キタローさんのジタンはキレがありましたね! 開幕の立ち回りやカメラの動かし方は参考になりました。
キタロー:ジタンは有効な飛び道具を持っていなくて、序盤の弾幕戦には参加できないんですよね。なので、僕は思い切って相手の後ろに回っちゃいます。そうすることで、相手のターゲットを引きつけられれば十分かなと。対戦中にカメラをよく動かしていたのは、視界を広くするためですね。ミニマップを見るだけでは、誰が何をしているのかわかりづらいので。
――Misyaguziさんは、スコールでどんな立ち回りを心掛けていましたか?
Misyaguzi:キタローさんのジタンがすごくうまくターゲットを集めてくれたので、僕はとにかくフリーに動いてシューターを生かそうと思いました。“ブルータルシェル”でカットしたらティナの“メテオ”で相手をダウンさせ、人数有利な状況のうちに今度はジタンのほうに向かってまたダウンを狙う……という戦法を心掛けました。
――愛天使さんにとって、ほかの2人は心強い味方だったのでは?
愛天使:いや、本当にその気持ちでいっぱいです! 試合中にけっこう相手スコールとかに狙われるシーンがあったのですが、キタローさんとMisyaguziさんがすかさずカットに回ってくれたので、ブレイブ攻撃も“メテオ”も自由に撃てました。あんなに気持ちよく動けるなんて感動です(笑)。
――今回の大会のなかで、印象に残った試合はありますか?
キタロー:やっぱり、クラウド3人パーティのやつかな(笑)。
愛天使:あれはすごかったですね(笑)。
Misyaguzi:僕らと対戦したときは、キタローさんの“フリーエナジー”のおかげで勝てましたね。2枚抜きもありましたし。
キタロー:あと決勝戦の2本目から、相手パーティのたけのこさんがセシルをパラディンスタートに変えてきて、うまく対応されちゃったなと感じました。セシルの上からの攻めに対して、僕のジタンが何度か潰されてしまったので、あれは相手チームの作戦勝ちですね。
――今後のアップデートで、持ちキャラに対して調整してほしい部分はありますか?
キタロー:大会はジタンで出場しましたが、じつは僕のメインキャラってバッツなんですよ(笑)。バッツは現環境のなかで、パーティ出撃に向いた性能とはちょっと言えないので、なにかしらの調整がもらえたらうれしいなと。
Misyaguzi:僕はスコールのジャスト入力時の爆発ダメージに、“マイティストライク”の効果が乗らないのを調整してほしいです。これの影響で、ほかのキャラに比べて“マイティストライク”を使ったときのダメージ上昇値が低くなってるんですよ……。あと持ちキャラに関してではないのですが、個人的に“エスナガ”の効果を見直してもらえたらなと。例えばですが、デバフ消去に加えて、範囲内の味方ブレイブを初期値まで回復する効果とか入れたらおもしろいんじゃないかと思ってます。
愛天使:僕はティナの魔法の強度を見直してほしいですね。今だと、がんばって4秒チャージして魔法を撃っても、カインの飛び道具などでカンタンに相殺されてしまうので。鯨岡さんが、弾の強度については全体的に手を加えると明言しているので、ティナの調整に期待してます!
――本日はありがとうございました!
キタロー&Misyaguzi&愛天使:ありがとうございました!
電撃オンラインでは、今後も『ディシディアFF』の情報を発信予定です。プレイレポートや番組情報など、さまざまな記事をお届けしますので、どうぞお楽しみに!
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CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA
データ
- ▼『ディシディア ファイナルファンタジー』
- ■メーカー:スクウェア・エニックス
- ■ジャンル:対戦アクション
- ■稼働日:2015年11月26日
- ■プレイ人数:1~6人