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2016年11月8日(火)

『ねこあつめ』実写映画化。スランプ中の小説家役は伊藤淳史さん、監督は蔵方政俊さん

文:たけのこ

 ヒットポイントがサービス中のiOS/Android用アプリ『ねこあつめ』が、『ねこあつめの家』として2017年に実写映画化が決定しました。

『ねこあつめの家』

 映画の主人公はスランプ中の小説家・佐久本勝。心機一転、のどかな土地に移住するも、調子の上がらない彼のもとに、1匹の猫がやってくるところから物語は始まります。

 佐久本勝を演じるのは、『映画 ビリギャル』で第39回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の水田正平役やドラマ『電車男』の主人公役などシリアスからコメディまで幅広くこなす演技派・伊藤淳史さん。

 監督は、映画『世界の中心で愛をさけぶ』、『舞妓 Haaaan!!!』、『なくもんか』など数々の話題作で助監督を務め、長編監督デビュー作『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』で笑いあり涙ありの心温まるエンターテイメントを作り上げた蔵方政俊さん。

 そして、映画にはベテランから新人までたくさんの猫スターたちが登場します。猫好きの心をつかむ猫のしぐさや表情が盛りだくさん。胸キュン必至のまさに猫まみれな作品に期待が高まります。

『ねこあつめの家』
▲伊藤淳史さんとシナモン(主人公の元に最初に現れる猫)。

■物語

 若くして新人賞を取り、ベストセラー作家になった小説家、佐久本勝(伊藤淳史)。だが最近、まったく小説が書けなくなってしまっている。心機一転、のどかな土地に移住するも、調子は上がらない。

 ある日、途方に暮れて縁側で庭を眺めていると1匹の猫がやってくる。話しかけると、ぷいっと行ってしまう猫。猫にまで見放されたよと落ち込む。

 その晩、ドライフードを庭の隅に置いて眠りについた。翌朝、エサがなくなっていた。俄然興味が湧いてくる佐久本。こうして若き小説家の“ねこあつめ”が始まった――。

 伊藤淳史さんと監督からのコメントが到着しているので、原文をそのままお届けします。

佐久本勝役:伊藤淳史さんのコメント

 今回演じさせていただきました、佐久本という役は、作家として評価され新人賞を受賞したものの、その後なかなか力を発揮出来ず、悩み、苦しみ、自信をなくしているところに、猫と出会い、人生が変わっていくという役柄です。

 猫が佐久本を変え、大切な人を大切だと気付かせてくれて、未来を感じられる作品になっていると思います。僕自身、現場で猫と触れ合い、とても癒され、元気をもらいました!

 命ある存在は、やはり不思議な力を持っていて、希望を与えてくれると、心から感じました。世代を問わず、あらゆる方に観ていただきたいと思っています。観終わった後に、心が温まり、今日よりも明日を見つめられるようになる、そんな作品になってると思います。よろしくお願いします。

監督:蔵方政俊さんのコメント

 小説を書くことに行き詰まってしまった主人公が猫を眺める物語です。ですので、大きな事件は起こりませんが、猫たちと過ごす何げない時間の中で、主人公の心の中には色々な変化が生まれます。

 その気持ちの移ろいを丁寧に描きました。そして、シンプルで温かな映画になるよう、スタッフ•キャストとともに心を込めて作りました。主人公と一緒に、ゆったりとした気分で猫たちを眺めていただけますと幸いです。

■映画『ねこあつめの家』(敬称略)
【主演】
伊藤淳史
【監督】
蔵方政俊【原作・原案】
ねこあつめ(Hit-Point)
【企画・脚本】
永森裕二
【企画・配給】
AMGエンタテインメント
【制作プロダクション】
MEDIAND
【製作】
『映画ねこあつめ』製作委員会

『ねこあつめの家』2017年全国ロードショー
(C)2017 Hit-Point/『映画ねこあつめ』製作委員会

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