2016年12月5日(月)
スクウェア・エニックスは、12月15日に発売するPS Vita用RPG『SaGa SCARLET GRACE(サガ スカーレット グレイス)』の最新情報を公開した。
この記事では、新たに公開された8人のキャラクターや精霊、キャンプメニューの仕様、産業開発イベントについてスクリーンショットとともに紹介する。
「ウルピナ、これはクラウディアの、お前の母の形見の指輪だ。これをお前に託そう。お前にもユラニウス家の一員として、背負ってもらわねばならぬことがある」
▲宮本武蔵を思わせる熟練の構えが印象的だ。 |
帝国四将軍家の1つ、剣将軍ユラニウス家の当主。ウルピナとアントニウスの父。家臣からは“大殿”と呼ばれている。2人の母は盾将軍イラクリオス家出身のクラウディアだが十数年前に亡くなり、今は身の回りの世話をする女性を後妻として迎えている。
そろそろ隠居してアントニウスに当主の座を譲る年齢だが、帝国復興の宿願を果たすため東奔西走している。ようやく対立する四将軍家をなんとかまとめ、帝都アスワカンへの進軍を開始するのだが……。
▲ウルピナを止めるマクシミアス。いったいウルピナはどのような無茶をしてきたのだろうか? |
「意地っ張りな小娘。でもうちの息子たちより、よほど胆が据わっているわ」
帝国四将軍家の1つ、盾将軍イラクリオス家は、帝都アスワカンの北東、サンドリア州を支配している。イレーネはそのイラクリオス家の当主であり、二男二女の母でもある。
イラクリオス家は皇帝の盾となる肉体を維持するため、北方の民族ノルム人の血を入れて、優秀な体格・体力を維持してきた。イレーネもノルムの血をひき、見事な肉体と金髪碧眼を持っている。完全武装していても、馬に飛び乗ったり、全力疾走できるだけの体力を未だに維持している。
ユラニウス家とは、勢力争いを繰り広げてきた上にさまざまな因縁もあり、仲はよくない。特にマクシミアスには個人的な遺恨もあるようだ。
▲ノルム人の血により、バルマンテと同程度の体格を持つイレーネ。 |
「ここは本来、命ある者の来る場所ではない。それゆえ、滅んだ町もこの地に現れたのだろう」
大魔女とは魔女の階級の1つ。普通の魔女の1つ上の階級という説もあるし、すべての魔女の最上位にあるという説もある。
この皺枯れた老女は、ただ“大魔女”とだけ呼ばれ、真の名前を知る者はいない。それは、真の名前を知られることが魔女の生死にかかわるかららしい。
魔女にとっては、魔法だけが価値のすべてであり、魔法以外の力には、星神だろうが冥魔だろうが関心を持っていない。当然、人間にも価値を置かず、世界のどこかで秘かに魔法の探求を続けている。
▲どうやら和服は魔女に関係する衣服ではないようだ。魔女の服を着たタリアも見てみたい。 |
「あんたが、今日の糧に恵まれますように」
帝国の外、北東界外で暮らす狩人。毛皮等の交易で旧帝国領内の人々との交流はあるが、それ以上のかかわりはない。交易でも帝国貨幣を受け取らず、物々交換のみである。
雪焼けのためか、肌は褐色。小さい目などから判断すると、西方の遊牧民と近い血筋のようだが、どういう経緯で東の果ての帝国外で暮らすようになったのかは定かでない。
定住はせず、気候の変化や獲物の移動に合わせて何か所かある拠点を移動している。陸上の動物、鳥、海獣、魚となんでも狩猟の対象にする。
名前は千という数を意味するようだが、何が千なのかは本人も語らない。
▲最近魔物が増えているというティシサック。新たな危機の到来を匂わせる。 |
仲間にできるキャラクターは総勢70名以上。選択次第ではまったく違ったキャラクターをパーティに加入することができる。
また同じキャラクターでも主人公によってかかわり方はさまざま。
「あたしはマリオン。ちゃんと覚えてね。忘れたら、さみしくて死んじゃうよ」
バルマンテ編では初期からパーティに加入している。タリア編では捕まっているマリオンを助けることでパーティに加入する。
▲助けられたからか、タリアを姉御と慕うマリオン。アーサーのことはもうどうでもいいらしい。 |
「私は帝国図書館の二等書記官。二番で十分。一番なんて息が詰まるでしょう」
帝国図書館書記官。北東界外にて北に進むのに邪魔な氷壁を壊してくれる。
▲初回限定特典であるアイスソードの固有技“吹雪”。全体攻撃を最初から使えるとなれば、冒険の強い味方となってくれるだろう。 |
「こんな時代だ。生きるためには密輸だってやるさ。だから俺は怪しくない」
密輸船の元船長。ウルピナが密航する際に手助けをしてくれる。
▲『サガ』初登場の技“冷徹撃”が炸裂! ヨーマンは棍棒の才能を持っている? |
「はっきり言うけど海賊よ。裏切ったら、帆柱から逆さ吊りだからね」
ビキニロ辺境州の海賊。誰もが恐れる大渦を渡る際に、ただ1人船を出してくれる。
▲心の強い女性が多いところも『サガ』の魅力だ。 |
山や川や森に宿る自然の精霊。神々ほどの力はないが、人間にはない力を持っている。
世界の力の源泉は彼らの存在にあり、星神と冥魔の戦いにおいても精霊の動向が戦いの帰趨(きすう)を決定づけたと言われている。
▲土の精霊“大地の蛇”と対峙するレオナルド一行。精霊と戦うことになる状況とはいったい……。 |
ワールドマップ上では△ボタンでいつでもキャンプメニューを開くことができる。キャンプメニューでは装備変更やキャラクターの編成、セーブなどはもちろん、現段階でのストーリーの目的や、戦闘に役立つTIPSを確認することができる。
▲戦闘前に必ず入る戦闘準備はキャンプメニューでもできる。装備、陣形、ロールなどじっくりと戦略を立てて |
▲今まで行ったことのあるワールドマップを確認できる。行き詰ったら行ったことのない地方へと足を運んでみよう。 |
▲各イベントの進行状況を確認できる。何をするか忘れてしまったら見てみよう。 |
▲戦闘に関するTIPSも確認できる。難敵の攻略に繋がる情報も多いので、詰まった時には確認してみよう。 |
各エリアの主要な街では文化振興を目的とした“産業開発”をすることができる。街の特産品を開発したり、さらに発展させると名産品を生むことができる。
エリアごとに開発できる特産品が違い、異なる特産品を材料に新たな特産品を生むことができる。
▲街の文化振興を依頼される。最初の特産品“藁”を入手し、“わらしべ長者”のように“藁”を元に各街を復興させていこう。 |
▲街ごとに開発できる特産品が違う。いろんな街へ立ち寄ってみよう。 |
▲特産品を開発するには材料が必要になる。例えば“藁”を材料に“コンポスト”や“藁綱”が開発できる。開発したものをまた材料にして新しい特産品を開発しよう。 |
▲開発を重ねていくと街ごとに名産品が生まれることもある。 |
本作のワールドマップは非常に広大。その種類はさまざまなものがある。また進行次第でワールドマップは様相を変えていく。
▲砂漠地帯のヌマディカ地方。進行次第で辺り一帯には血の海が……。 |
▲灯台守が治安を守るイルフィー海。マップによってはこうして船で航海することもできる。 |
▲帝都アスワカンへ繋がるグラディオン州。イベント次第で夜にもなる。 |
▲鳥人が住むと言われている、原生林の生い茂る南東界外。 |
※画面写真はすべて開発中のもの。
(C) 2016 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ILLUSTRATION: TOMOMI KOBAYASHI
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