News

2016年12月4日(日)

大空は俺のもの! 『エースコンバット7』や『Dreadnought』などを遊び倒す“PSX 2016”現地レポート

文:電撃PlayStation

 アメリカ・アナハイムで開催(日本時間12月4~5日)されているSIEA主催のファン参加型イベント“PlayStation Experience 2016”。すでにさまざまな注目タイトルが発表されているが、実際の会場の様子はどんなものだろうか? そんなアナタに贈る会場レポート。

『PSX 2016』

 PlayStationだけのイベントといえども、有料イベントということもあって会場内は豪華かつサービス満点。まずは来場者に送られるプレゼントが凄い。

『PSX 2016』
▲Tシャツ、タペストリー、ドリンクポット、サングラス、消臭剤、タトゥーシール、『Drawn to Death』のダイナミックテーマのコードまで。グッズはどれもPlayStationオリジナルで、ファンなら大喜びのものだと思います。
『PSX 2016』
▲入場時には専用のパスが提供されます。じつはこれPSNのIDと連係しており、会場内のチェックポイント(試遊したり記念写真取ったり)でスタッフにピッと読み取ってもらうと、オリジナルテーマやアバター、DLCなどがもらえたりするのです。遊ぶだけ得をする方式!

 会場にはアメリカ各地からゲームファンが集結。東京ゲームショウ顔負けの展示物や、かなりの数の試遊台で、2日間朝から夜まで遊べてしまうのです。なんと1日目は22時までオープンしてます!

『PSX 2016』
『PSX 2016』
▲ネットでも見られた発表会が行われた会場と、併設されている展示会場。いたるところから「FOOOO!」や「HOOOOOO!」が聞こえてくる。
『PSX 2016』
『PSX 2016』
『PSX 2016』
『PSX 2016』
『PSX 2016』
▲イベント会場限定のPlayStation関連グッズを販売している“PlayStation Gear”。パラッパの帽子やら『Bloodborne』のぬいぐるみまで! 欲しい! 超ほしい!
『PSX 2016』
『PSX 2016』
▲……ですが、すさまじい行列。次の取材時間を考えると完全にアウトだったので泣く泣く断念。何時間待ったら入れるのだろうか……。

待望の『エースコンバット7』VRミッションを初試遊!

 さて、今回のお目当てである試遊に! まずは待望の『エースコンバット7』! もちろんPS VRです! ここもすごい行列ができていました。PSXには試遊台が多くあり、それほど待たずに遊べることが多いのですが、人気タイトルは別ですね。2時間待ちました、トホホ。

『PSX 2016』
『PSX 2016』

 さて、戦闘機の機首を模したシートに座ってPS VRを装着! ゲームをスタートすると自分が搭乗した戦闘機が航空母艦上のエレベーターで甲板へ。誘導員の指示に従って滑走路へと誘導されます。ここまではオートですが、周りを見てみると狭いコクピットに並ぶ計器の数々に囲まれています。それだけで感動しますが、甲板では僚機の発進をサポートするスタッフの姿が。臨場感がハンパない! 誘導員の指示で離陸準備OK! R2ボタンでエンジンを吹かすと甲板から離陸。Gなど感じないはずなのに、なんか身体が引っ張られるような感じになります。心地よい錯覚。

 基本操作はこれまで通りで、難しいことは何もありません。ただ、気軽にロールしまているとすぐに酔います。……と思ったけど、あれ? 最初はキツく感じたけど、すぐに慣れた。いつもなら速攻で酔うのに。PS VRならではの機能としては、機体操作をしながら、自分の視界で敵機を視認できるところが新しいですね。これまでの『エースコンバット』では視界は常に機体の正面だったので、“敵が視界に入ったらロールを戻す”などで行き過ぎることなどありませんでしたか? 『7』のVRミッションでは先に視線を進行方向の先に持っていけるので、行動に無駄がなくなります。より“本物らしい”機体操作になるわけです。でも、それでわかったことは“レーダーって大事”。リアルになればなるほど、視界領域の限界を思い知らされます(笑)。

 それでも、予想以上に動きに慣れて、なんだか自分が熟練パイロットのような気分になりながら数機の敵を撃破してタイムアップ。もう少し倒せればなぁ……と、欲が出てしまうほどにしっくりとプレイできました。出たら買う!

『PSX 2016』
▲試遊したらもらえたTシャツと、スタッフが配布していた帽子。
 

宇宙戦艦vs宇宙戦艦の新感覚マルチプレイ対戦『Dreadnought』

 宇宙戦艦同士の静かで熱い戦いが体験できる『Dreadnought』。ドイツのYAGER Developmentが開発したタイトルがPS4で登場します。日本でのリリースは未定ですが、ステージ発表の中で気になった人も多いのではないでしょうか? 会場ではアルファ版で試遊ができたので触ってきました。

『PSX 2016』
『PSX 2016』
『PSX 2016』

 機動力ある戦闘機のような機種から、武器の威力と耐久力が高い重量級の戦艦まで多数の戦艦が選べ、5vs5のマルチプレイで対戦します。これまでのマルチプレイゲームと大きく違うところは、自機が戦艦なのでそれほど機敏には動けないところ。これは敵味方ともになので、そこが非常に面白い! 障害物をうまく利用したり、移動を先読みしたりしながら、誘導弾や長距離砲を撃つ! 敵の攻撃を読んでスレスレで回避するなど、反射神経以上に頭を使うバトルです。

 さらにタッチパッドを使って、エネルギーを“エンジン”“シールド”“攻撃”のいずれかに割り振ることができるのですが、このエネルギー供給のバランス次第で生死が分かれたりするので、これまた非常に面白い! 『銀河英雄伝説』やら『宇宙戦艦ヤマト』やら『宇宙空母ブルーノア』やら『ふしぎの海のナディア』やらで宇宙戦艦にハマった人ならわかってくれるはず。これは面白いです!

3つのユニットを切り替えて闘うスポーツみたいな対戦アクション『Pyre』

 ほぼ1画面だけで行われるSUPERGIANT GAMESの対戦型アクション『Pyre』。両端にそれぞれの陣営(ゴール)があり、スタート時に中央にあるオーブを相手陣地の炎に持っていけば相手のHPを減らせて、先に0になったら負け。ルールとしてはバスケとかラグビーみたいな感じですが、ポイントは3つのユニット。魔人(大型)と人(中型)と使い魔(小型)で、一度に操作できるのは1体だけ。×ボタンでキャラを切り替えるのですが、魔人は動きが遅いが攻撃範囲が大きい、使い魔は攻撃範囲が狭いが非常に早いといった違いがあります。

『PSX 2016』
『PSX 2016』

 もちろん素早いほうが敵陣営(ゴール)を狙いやすいのですが、オーブを運んだときの得点は魔人のほうが高いのです。また、オーブを持っているときは敵に触れられるだけで消滅してしまうなど、リスクとリターンを考えながらの熱い駆け引きが繰り広げられます。私は初プレイで見知らぬアメリカの人と対戦し、ほんの10分程度で「お前、なかなかやるな!(言葉は通じない)」と熱い握手を交わすほどの友情が芽生えました。対戦ツールとして最適かも!?

『PSX 2016』
▲魔人のコスプレも対戦を試みたものの、ヘッドホンが付けられず、コントローラーもうまく操作できなかったようで断念していました。かわいそう。
 

日本のゲームタイトルも多数出展!

 ここからは会場で見かけた面白そうなものを写真でご紹介します。

『PSX 2016』
『PSX 2016』
▲『人喰いの大鷲トリコ』の試遊出展。発売直前ながら、これまでプレイする機会がほとんどなかった作品なので、多くの人が並んでいました。試遊スペースにはトリコが嫌いな目のステンドグラス風オブジェも。
『PSX 2016』
『PSX 2016』
『PSX 2016』
『PSX 2016』
▲『GT SPORT』はTGSでも見られた専用筐体でプレイができた。さらにピジョングランツーリスモなどの車体展示も!
『PSX 2016』
▲海外で人気を博している『KOF XIV』に加え、『餓狼 MARK OF THE WOLVES』も! 操作はアーケード版と違和感なし。
『PSX 2016』
『PSX 2016』
▲PS VRの本格FPS『FARPOINT』会場にはゲームに登場するクモ型ボスの巨大オブジェ。
『PSX 2016』
『PSX 2016』
『PSX 2016』
▲新たな追加コンテンツが発表された『デスティニー 鉄の章』。メインビジュアルにも登場するサラディン卿の燃える両手斧(の燃えてないやつ)を持って撮影ができるブース。
『PSX 2016』
『PSX 2016』
『PSX 2016』
▲カプコンの物販ブース。日本でも一部ファンの間で話題になったロックマン(MEGAMAN)のヘッドホンが販売していました。サンディエゴComi-conで出たゴールドバージョンも!
『PSX 2016』
▲PS4でリマスター版が発売される『LocoRoco』。DUALSHOCK4を左右に傾けたり上下に振ったり。画面が動かないぶん、プレイのしやすさは向上?
『PSX 2016』
『PSX 2016』
『PSX 2016』
『PSX 2016』
▲『マインクラフト』のようなクリエイティブが、あのレゴで楽しめる『LEGO WORLD』。カスタマイズはもちろん、マルチプレイバトルなども楽しめそうだ。

 以上、かなり駆け足になってしまったが、PSXレポートでした。こんな楽しいイベント、日本にもきてほしい!

データ

関連サイト