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2016年12月20日(火)

『ジージェネレーション ジェネシス』制作で大変だったことは? 薄井Pに聞いてみた!

文:あんまさ

 バンダイナムコエンターテインメントより発売中のPS4/PS Vita用ソフト『SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス』。本作の制作を手掛けた薄井宏太郎プロデューサーへのメールインタビューをお届けします。

『SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス』

 本作は、さまざまなメディアで展開するガンダムシリーズ作品が一堂に会するSLG『SDガンダム ジージェネレーション』シリーズの最新作。自分だけのオリジナル部隊を編成し、ガンダム作品に登場したシチュエーションを再現したステージに挑みます。

 過去のシリーズでは、歴代ガンダム作品の機体やキャラクターがクロスオーバーしてストーリーを紡いでいくスタイルの作品がありましたが、本作はガンダムの原点とも言える“宇宙世紀100年”の歴史(※作品で言うと『機動戦士ガンダム』から『機動戦士ガンダムUC』まで)を中心に、さまざまな作品のストーリーなぞって原作を追体験していくスタイルとなっています。

 そんな本作を製作するにあたって、どんな部分が大変だったのかなどを薄井プロデューサーにお聞きしたので、ぜひご覧ください!

――前作『ジージェネレーションオーバーワールド』から4年以上経過してからの発売となりますが、本作は前作と比べてどのような変化が見られますか?

 わかりやすい点から言いますと、前作に比べグラフィックが向上しております。ハードが変わったことで表現力が増し、SDの頭身を少し上げてより躍動感が出るようにしました。ぜひ、進化した戦闘演出を楽しんでいただけたらと思います。

 また、前作はさまざまなガンダム作品がクロスオーバーする“ブレイク型”と呼んでいる『ジージェネ』でしたが、本作はガンダムの作品を追体験する“原作追体験型”ですので、作品を知らない方であっても本作で物語を楽しむことができるようになっております。その中でも本作は、“宇宙世紀100年”をメインに扱っております。

――今ご説明いただいた“ブレイク型”から“原作追体験型”になった理由はありますか?

 一部繰り返しになりますが、ハードの進化による表現力アップから、頭身バランスを見直しすべてのモデルやモーションを創り直しました。また、ガンダムゲーム30周年を機に、本作より国内だけではなくアジアへも同時に展開することを最初から決めて考えておりましたので、ここから新たな出発という意味を込めて『ジェネシス』と名を付け、まずは宇宙世紀100年をしっかり楽しめる『ジージェネ』ということで原作追体験型を選択いたしました。

――DLCで『閃光のハサウェイ』のシナリオと追加機体が登場しますが、現在発表されているもの以外にも登場するシナリオやMSの登場予定はありますか?

 “???”と掲載されているものも一部ございますが、現在公式サイトに掲載されているもの以外、登場の予定はございません。

――本作の作成秘話や苦労した部分があれば教えてください。

 苦労した点は多いのですが、一番大きいことはモデルおよびモーションのリファインですね。躍動感を高めるために頭身バランスを変更しましたのですべて創り直しました。今までの素材が使用できませんので制作と調整に非常に時間がかかりました。

●『SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス』プロモーションムービー“はたらくモビルスーツ”

――「ここはぜひ見てほしい!」と思うMSの動作やシーンはありますか?

 開発スタッフそれぞれ「見てほしい!」ポイントは違うと思いますが、個人的には戦艦の撃沈シーンでしょうか。あとは、特定の組み合わせで発生する支援連携攻撃ですかね。いくつか用意されておりますので、ぜひ探してみて欲しいです。

『SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス』
▲特定ユニットの組み合わせで支援攻撃を行うと通常とは違うバトル演出が発生します。こちらの画像は“V作戦”3機の支援連携攻撃シーンです。

――自分の好きな作品からシナリオを進めていくのと、原作順にプレイしていくのとではどちらのがオススメでしょうか?

 どちらでも大丈夫です。「宇宙世紀100年をたどる」がコンセプトの本作なので、『機動戦士ガンダム』から始めてガンダム史を楽しんでいただきたいですが、好きな作品からでも遊べるようにゲームバランスは調整されており、そこまで難易度が高いわけではありませんので安心してください。

――人によってシナリオの途中でどうしても行き詰まってしまうところがあると思います。そんな時にオススメの行動や攻略法があれば教えてください。

 機体の開発をしっかり行い編成を整えることで、難易度“ノーマル”は大抵クリアできると思います。そしてこまめにセーブを忘れないことですね。何時間も進めてミッション失敗だと、ちょっとがっかりしますので非常に重要です。

――最後に、まだ『ジージェネレーションジェネシス』を購入していない人に向けてと、購入して楽しんでいる人に向けて一言お願いします。

 過去一度は『ジージェネ』に触れたことがある人は、新たな原点である本作から、またぜひ遊んでいただけたらと思います。グラフィックの進化はもちろん、さらなる作品や機体の追加を行っておりますので、自分だけの最強部隊の制作に熱中できると思います。

 すでに『ジェネシス』を購入されて楽しんでいただいている方は、12月からDLCの配信が始まりますのでそちらを楽しみにしていてください。

 今後とも『SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス』をよろしくお願いいたします。

最速ユニットデータガイドも発売中!

 最後に、『SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス』の攻略に役立つユニット関連データを収録した最速攻略本『SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス ユニットデータガイド』を紹介いたします。

『SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス』

 こちらの攻略本は、MS・MA、戦艦(WAR SHIP)、SFS、キャラクター関連の詳細なデータを掲載したユニットデータガイドです。最終ステージクリア前までに登場する生産登録可能なユニット、スカウト可能なキャラクターを掲載しているので、ゲームの早解きにもやり込みにも役立つ一冊となっています。

 読んでいただくと「えっ、ザクIIって名前の付くMSってこんなにいるの?」とか「おっ、こいつなかなかカッコいいじゃん」などと、新たにお気に入りのユニットを見つけられるかもしれません。

 さらに特典として、キャピタルが大量に稼げるスペシャルステージ“ハロハロ!キャピタルキャッチドリーム!”を先行ダウンロードできるプロダクトコードが封入されています。キャピタル稼ぎに苦労している人は、ぜひ試してみてくださいね。

※画面はPS4版の開発中のものです。
(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ・MBS

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