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2016-12-09 18:15

魔法&超能力バトルがついに始動! 変貌を遂げた『マジシャンズデッド』を体験プレイ!

文:電撃ARCADE編集部

 バイキングの新作アーケードゲーム『マジシャンズデッド』が、12月8日より全国のゲームセンターにて稼働を開始しました。本作は、非接触型モーションセンサーを搭載し、実際に手を動かして魔法や超能力を操り戦うチームバトルアクションです。

『マジシャンズデッド』

 今回は、10月から12月にかけて実施された、先行体験会となる全国キャラバンで発表されたバージョンからどう変化を遂げたのか? 本稼働バージョンを先行で触ったプレイレポートと、本作のディレクターである尾畑心一朗氏による、本稼働に向けたインタビューをお届けします。

『マジシャンズデッド』
▲BYKING本社にて、本稼働バージョンを実際にプレイ。事前に行われたロケテストや全国キャラバンからどう変化したのか!?

初心者の練習にうってつけの“ミッションモード”が追加!

 まず新たに追加された“ミッションモード”をプレイしました。チュートリアル終了後に選べるモードの1つで、CPUが操作するキャラクターと対戦形式で練習ができます。また、1人だけでなく、同じ店舗に集まった3人で挑戦することも可能です。

 1プレイにつき遊べるのは1ミッションですが、ミッションはどれも2戦ぶんのステージが用意されています。200円3プレイを選べば6戦ぶんプレイできるので、まずはいろいろなキャラクターやフォースセットを体験するために、ミッションモードを選択してみるのもアリです。

『マジシャンズデッド』
▲プレイ料金はクレジット制以外にも、一定時間フリープレイとなる、“時間貸し”といった機能も搭載されているようです。じっくり遊びたいなら、時間貸しを利用するのも手でしょう。
『マジシャンズデッド』
▲初回プレイ時は初級の4ミッションと、中級の6ミッションがプレイ可能。ミッションをクリアしていくと、上位ランクのミッションが解放していくようです。

 最初に初級のミッションに挑戦! 初級ミッションでは、警察官やギャングといったキャラが多く登場します。格闘以外の攻撃はすべて、非接触型モーションセンサーを活用した手の動きで出さないといけないので、まずはこれらのキャラ相手に技や魔法を叩きこんでみましょう。最初のうちは移動と攻撃の両方をこなすのは難しいので、一度足を止めて攻撃に集中してみるのがよさそうです。

『マジシャンズデッド』
▲まずはミッションモードで本作でしか体験できない技や魔法に触れてみましょう。実際に手を動かして敵を薙ぎはらう感覚は爽快です!

 ミッションを進めていくと、より実際の全国対戦形式のバトルが楽しめます。中級ミッション以降になると、1対3で戦うようなステージも登場します。高難易度のステージがクリアできない場合、友人と一緒に店内チームで挑めば、1人ではクリアが難しいステージでも連係を取りながらクリアができそうです。

新キャラクター&ステージの追加!

 全国キャラバンバージョンでは8人のプレイアブルキャラクターが登場しましたが、本稼働ではそこから4人増え、全12キャラクターが勢ぞろい! 追加された4人のキャラクターを実際に触ることができたので、それぞれのキャラクターの特徴についてレポートします。

●キャトル(CV:小松未可子)

 見た目は、小さなうさぎのようなかわいらしいキャラクターですが、本性は暗殺が得意な超能力者。ゲーム内では毒を使用した戦い方を得意とし、つねにガスマスクを装備している姿も特徴的です。

『マジシャンズデッド』

 主な攻撃方法は、“ポイズン”と呼ばれる毒を飛ばして周りに散布し、範囲内の敵に継続的なダメージを与えます。これが非常に強力で、着弾点からダメージを受ける範囲がとても広く、さらに煙幕のように散布するため、視界をさえぎることも可能に。実際の試合では、相手の密集地点に撃つと、広範囲の敵に命中することが多かったです。

 ほかにも、範囲を透けて見せるフィールドを生成、罠設置などといったフォースセットを所持しています。相手をほんろうする戦い方が好きなプレイヤーにオススメです。

『マジシャンズデッド』
▲ポイズンは敵に命中しなくても、広範囲に散布するため、敵の周辺にばらまくだけでも厄介な存在でした。

●ハーロン(CV:綿貫竜之介)

 まさに“パワー系”と言える力強い見た目をしているキャラクター。超能力者グループEIXのリーダーであり、主にガトリング弾やミサイルなど、実弾兵器を操って攻撃を行います。

『マジシャンズデッド』

 巨大なアームを装着しているせいか、移動速度は他キャラクターより若干遅く感じました。そのぶん、体力の高さと豪快な攻撃を多く持ち合わせているのが特徴的です。ミサイルやガトリングなどを絶え間なく飛ばせるので、物量で押し切るのが好きなプレイヤーにはたまらない存在となっています!

 注目技は“パワーアーム”。本作の特徴の1つでもある、手の動きによる操作を、そのまま画面に反映させることができます。巨大な手でガード、殴る、はたくといった行動ができました。勢いあまって画面のほうまで手を伸ばしきらないようにしましょう(笑)。

『マジシャンズデッド』
▲実際に手を召喚して攻撃するという不思議な体験。敵の弾をはじくこともできる強力な技です。

●リガード・トルトゥーラス(CV:堀内賢雄)

 闇魔法を得意とする魔法使いで、同時に吸血鬼でもある特殊な人物。魔法学園“セントルーズベリー:St.Rewsbury”の教師でもある。

『マジシャンズデッド』

 闇魔法は魔法を相手に飛ばす攻撃に加え、着弾した場所に動きを止めるデバフ効果が発生するフィールドを設置します。足場が黒ずんでいる場所にいると移動不能になってしまうので、相手にリガードがいたら、足元はつねに警戒しておいたほうがよさそうです。

 もう1つ特徴的な攻撃として、カマのような杖を回転させながら飛ばして攻撃を行うもの。杖は指で操作することができ、敵に連続ヒットさせてダメージを与えられます。リガードの攻撃は全体的に相手の行動を制限させるものが多く、大技を持つ味方と連係することにより、その力を発揮できるのではないかと思いました。

『マジシャンズデッド』
▲杖を飛ばす攻撃はスピードがあり、範囲も広いので非常に当てやすい攻撃です。ヒットした敵はひるむので、味方と連係して追撃を入れてもらうのも有効でしょう。

●テラ・ドクトォス・マグナ(CV:梁田清之)

 攻撃力の高い光魔法を操る大魔法使い。魔法学園“セントルーズベリー:St.Rewsbury”の理事長であり、ビジネスに大成功した大富豪。金を豪快に使う一面があるらしく、勝利時にはお金をばらまくといった演出も特徴的でした。

『マジシャンズデッド』

 基本攻撃となるホーリーは、弾を飛ばして攻撃する効果以外にも、着弾地点に植物が生い茂るフィールドを生成します。周辺には敵味方問わずに回復する効果があるため、体力の少ない味方の周辺に撃つのもよさそうです。

 相手がそのフィールドを利用しているときは、火属性の攻撃を持つ味方に、その周辺を攻撃してもらうようにしましょう。そうすることで、そのフィールド一体が燃えて大ダメージを与えることができます。全体的に攻撃力が高く、支援も可能なオールラウンダーといった印象を受けました。

『マジシャンズデッド』
▲直線状に飛ぶ魔法の上に乗って移動する、なんてことも! 高台を目指しながら、上空から奇襲ができるおもしろいキャラクターです。

 ほかにも、3種類の特徴的なステージが新たに追加されていました。全国対戦時には、それぞれのプレイヤーが選択したステージからランダムで選ばれるので、キャラクターやフォースセットに合ったステージを1つ見つけておくと、戦いを優位に運べるでしょう。

●ニューヨークシティ

『マジシャンズデッド』
▲サイキッカーたちが活動し生活するエリアの1つ。中央にある巨大な球体を挟んで戦うことになります。

●サイキッカー本部“ICF”

『マジシャンズデッド』
▲サイキッカー組織やE.I.X.の本拠地。全体的に起伏が激しく、射線を気にせずに使える投擲系の武装との相性がよさそうです。

●魔法省

『マジシャンズデッド』
▲世界中の魔法使いたちの秩序と安全を守り、支援するために設けられている公的機関。サイコキネシスで投げられるものが、ほかのステージと比べると少ないように感じました。

本稼働前でドキドキが止まらない、尾畑ディレクターに直撃インタビュー!

――いよいよ『マジシャンズデッド』本稼働ということで、今のお気持ちを聞かせてください

尾畑:でっかいワクワクとドキドキが止まりません(笑)。今までいろいろなアーケードゲームを作ってきたのですが、『マジシャンズデッド』はそのなかでも一番の手ごたえを強く感じます。

 新鮮なゲーム性や駆け引きがあるなかでも、「単純にやっていておもしろい」というところを重点的に置いていて作りました、あとは、プレイヤーのみなさんがどう遊んでくれるのか、というところを期待しています。

――本稼働時から利用できる、モバイルサイトの“マジデ.net”について教えてください

 フォースセットと呼ばれる、キャラクターごとに使える武装のセットや、キャラクターに装着できるアクセサリーをポイントで購入可能です。ほかにも、シンボルチャットの変更、プレイヤーの名前変更や戦績の確認などを網羅しています。コスチュームそのものを購入できる機能も実装しているのですが、最初はキャラクターの見た目を定着させたいので、少しだけ日数を経たせてから実装予定です。

 もう1つ大きなところしては、月額制ではあるのですが、毎月2戦ぶん無料で遊べるクーポンが付与されます。ゲームセンターに行くきっかけになってくれたらいいなという思いもあり、初めての試みではあったのですが、実装してみました。将来的にはフレンド登録機能を実装し、遠距離のゲームセンターにいるフレンドと、優先してチームを組んで一緒に出撃できる、というような機能を実装する予定です。

――新たにミッションモードが追加されましたが、これはどういったプレイヤーに向けて遊んでほしいモードになっていますか?

 チュートリアルを経て、いきなり対戦に行くのは怖いと思うプレイヤーの方は大勢いると思います。ミッションモードはチュートリアルの延長線上にもなっており、純粋に操作を覚えながら遊べるのが主な目的です。

 ただの対戦だけでなく、多彩なキャラクターを倒していくような、さまざまなシチュエーションを用意して、楽しみながら遊べるようにしました。まずは全国対戦に行く前のステップとして活用してほしい、という思いで用意しています。新しくプレイをはじめた友だちと一緒に遊びたいときは、チームミッションで遊びながらスタートするのもオススメです。

――全国キャバンバージョンから追加されたステージやキャラクターについてお聞かせください

 キャラクターは本稼働バージョンで、12人全員そろった形になります。基本的な火や水、風といった属性を操るキャラクター以外にも、毒やパワー系といった僕たちがやりたかったものを、追加された4キャラクターに取り入れています。

 ステージについては、戦い方や駆け引きといった、遊びの部分が変わるようにデザインしたものを新たに3つ追加しました。しかし、僕らとしてもまだまだやりたいことがたくさんありますので、今後にも期待してください。

 ちなみに、キャクターが扱う属性ごとの性能も、かなり尖らせた修正をしましたので、ここで紹介させていただきます。

■各属性ごとの特徴

●炎属性
 中距離に特化しており、1発1発自体のダメージは低めですが、連射性能で圧倒するのに特化しています。ホーミング性能もあるため、初心者に扱いやすい属性です。

●水属性
 連射性能はないですが、1発の攻撃で射線上にある敵の攻撃を一方的に打ち消す性能を持っています。しっかりと狙えると、遠距離で性能を発揮するタイプです。

●氷属性
 敵を凍らしてサイコキネシスで投げたり、追撃を行ったりが可能。遠距離でのホーミング性能があるので、水とは違った強さを持っています。

●雷属性
 射程が短いですが、弾速の速さと、連射性能の高さに長けています。複数回攻撃を命中させると、敵を麻痺させることができるので、いかに自分のテリトリーで戦えるかがポイント。

●風属性
 すべての属性の攻撃を跳ね返す特性を持っていますが、すべての属性のなかで攻撃射程が一番短くなっています。近距離で強さをいかんなく発揮するタイプです。

●闇属性
 敵の足を止めるフィールドの生成など、敵を妨害する効果を持つ攻撃が多く存在します。

●光属性
 床や壁に草木が生えるフィールドを生成し、その近くにいるキャラクターの体力を回復させます。そのフィールドに火属性の攻撃を与えると、隣接する草木が全て燃えて、ダメージを受けてしまいます。

――全国キャラバンでのバージョンから比べると、各キャラクターごとに多数のボイスが確認できました。ボイスの追加などは行われたのでしょうか?

 そうですね。これまでのバージョンから見るとセリフが増え、勝利時の演出なども増やしています。アクションゲームなので、「やったことに対する反応やリアクションを大事にしたい」、それは見た目やキャラクターの動きもそうなんですが、音とか声とかを含めた五感全部で楽しんでほしいと思っています。ですので、声優さんの方々にはすごく協力していただいて、かなりのワード数を収録させていただきました。

『マジシャンズデッド』
▲勝利した場合のみ、順位が表示されているときに、実際の手の動きが非接触型モーションセンサーに合わせて、使用しているキャラクターの手に連動します。手を振ったり、ピースしたりして味方にアピールもできるようです。

――今回のプレイでは、氷属性の攻撃を凍らせた敵を投げる、といったギミックが追加されていました

 こちらは、全国キャラバンでのバージョンでは間に合わなかったのですが、本稼働バージョンには間に合わせることができました。単純にやっていて楽しいと思う要素はすぐに取り入れたく、そのたびにプログラマーの子には大変苦労をかけました(笑)。

 こういったギミックで楽しめるのは『マジシャンズデッド』の醍醐味の1つなので、今後もユーザーさんからの意見や新しいアイディアが浮かんだときには、それを実装できるようにしたいと思っています。

――全国キャラバンでのプレイヤーさんの反応はいかがでしたでしょうか?

 本作に触るまでの難しいイメージを払拭して、楽しんでくれたプレイヤーさんがほとんどでうれしかったですね。ロケテストでプレイしてくれたお客様の声をフィードバックしまして、この完成度に持っていくことできました。遊んでくれたプレイヤーの皆様には本当に感謝しています。

――最後に、プレイヤーのみなさんにメッセージをお願いします!

 『マジシャンズデッド』は、バイキングが初のパブリッシャーとして世に出す、初めての作品です。そういう意味ではものすごく気合が入っていますし、開発メンバーは、バイキングのなかでもエース級の人材を集めて作りました。

 自分たちのなかではおもしろいという自信がありますので、大いに楽しんでいただけたら幸いです。とはいえ、一発目のタイトルですので、荒い部分が出てくると思います。そんな荒い部分も楽しんでもらいつつ、アイディアなどいろいろあれば、僕らにフィードバックしてもらえるとうれしいです。そういった部分は、アップデートでどんどん追加や修正など、手を入れていきたいと思っています。

――本日はありがとうございました!

▼『マジシャンズデッド』
■メーカー:バイキング
■ジャンル:ハンドパワー対戦アクション
■稼働日:2016年12月8日

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