2016年11月19日、虎ノ門・ニッショーホールにて（東京）、「バンドやろうぜ！　スペシャルイベント“BANYARO Fes”」が開催されました。

　出演は、劇中バンド4組のヴォーカル、生田鷹司さん（BLAST：東雲大和役）、小林正典さん（OSIRIS：高良京役）、黒沢ともよさん（Cure2tron：マイリー役）、蒼井翔太さん（Fairy April：鳳葵陽役）。『バンやろ』としては初となるイベントでは、ゲームプレイコーナーや朗読劇、ライブなどおおいに会場を盛り上げました。

　ステージに登場した4人は、それぞれのバンドの衣装で登場！　大和らしく、元気いっぱいにあいさつする生田さんに対し、小林さんはコメントもクールで完全に京そのものでした。蒼井さんも「今日はみんなにステキな魔法をかけてあげる」と、葵陽のようなさわやかさで会場をわかせます。

　あいさつのあとは、“『バンドやろうぜ！』やろうぜ！”のゲームコーナーへ。ここでは、ゲームの難易度を抽選で決め、各自好きな楽曲でリズムゲームをプレイしていきます。

　どの難易度になるか不安な4人でしたが、パーフェクト率90％を達成すると、豪華なプレゼントがもらえるということで、途端にやる気を出しはじめました（笑）。かなり豪華なものを想像して、「家電じゃないか？」と盛り上がっていましたが、各キャラクターの好物というオチでした。

　最初の挑戦者は、蒼井さん。なんと1番難しいエキスパートを引いてしまいます！　ですが、相当やりこんでいるのか、もともとのリズム感のよさなのか、かなりコンボも続いていました。

　続く小林さんはハードでプレイ。オシリスの持ち歌である「Desire」に挑戦しますが、楽曲自体の難易度が高いため、ハードなのにエキスパートのように難しく見えます。それでも、小林さんも次々とコンボを繋げていきました。

　黒沢さんは、イージーで挑戦し見事パーフェクトを達成しました（笑）。最後の挑戦者・生田さんは、ほかの3人によって強制的にエキスパートに。ブレイストの持ち歌「Shout for life」でコンボを繋げながらも、曲中で観客とハモったり、歌ったりするファンサービスもかかしません！

　4人とも健闘したこのゲームコーナーは、最終的に90％以上を達成した黒沢さんが景品をゲットしました。

　続いては朗読劇のコーナーへ。なんと今回のイベントのためだけに書き下ろされた、オリジナルのドラマを披露してくれました。内容は、とあるライブ会場に向かうはずだった大和（生田さん）、京（小林さん）、マイリー（黒沢さん）、葵陽（蒼井さん）が、まったく違う会場で遭遇するというもの。

　場所を間違ったことに気付いた4人は、迎えが来るまでリハーサルをしよう、という話になります。BLASTの場合、大和以外の京たちがBLASTのメンバーになりきるというもの。各メンバーになりきってリハーサルする様子がコミカルで、観客を楽しませました。

　とくに、葵陽（蒼井さん）がCure2tronのベース担当・ユキホになりきる際には、女の子声のクオリティが高すぎて全員がおどろかされる場面も！

　朗読劇の終わりには、無事迎えの車が来て、ライブ本番に臨みます。その流れからライブコーナーへ突入!!

　先陣を切ったのは、BLAST（ブレイスト）のヴォーカル・東雲大和（生田さん）。「全身全霊で、吠えるぜ！　BLAST！」と勢いよく声を上げ、ライブがスタートしました。1曲目は、「Dreamer」を披露。

　疾走感のあるサウンドと、大和の伸びやかで力強い歌声が会場に響き渡ります。真っ赤なペンライト振って盛り上がるファンたちに、「まだまだこんなもんじゃないだろ!?」とあおり、「Objection」を続けて熱唱！　アップテンポなナンバーながら、サビの最後にふっと演奏がやみ、歌声だけが聴こえる瞬間が最高にクールでした♪　

　続いて、入れ替わるようにOSIRIS（オシリス）のヴォーカル・高良 京（小林さん）が登場。歓声で迎えるファンに向けて、「極彩色の魂を鳴り響かせよう」と囁き、1曲目「Voice」を披露しました。

　こちらも疾走感あるメロディとヘヴィなバンドサウンドがからみあい、京の歌声とあわさって独特の世界観をかもしだします。会場全体がOSIRISの創りだした世界に染まったかのよう。マイクスタンドを強く握り、どこか遠くを見つめて歌う姿が、妖艶で美しく見えました。

　3組目は、Cure2tron（キュアキュアトロン）のヴォーカル・マイリー（黒沢さん）が登場！　「魅せるよ、キュアキュアトロン！」と元気に叫んで、「メガメガトロン」を披露しました。

　とてもポップでキュートな楽曲ですが、かわいいだけじゃない男の娘ならでは（!?）の力強さも感じるパフォーマンスも。とくにリズムに乗って大きく足を上げる動きは、男の子らしさを感じました（笑）。「もっと盛り上がれるだろ～？」とファンをあおる場面など、ところどころににじみ出る男の娘の魅力にメロメロです♪

　最後は、葵陽（蒼井さん）率いるFairy April（フェアリーエイプリル）の登場です。「フェアリー！　GO！」のかけ声とともに、1曲目「Storm flight！」を披露。会場を緑色に染めている観客のペンライトと、葵陽の手の動きが連動して、会場では一体感が生まれていました。「もっと魔法をかけてあげるね！　みんな声出してみようか！」と、ファンと一緒にかけ声を出す場面も。

　それぞれのバンドが2曲を熱唱し、終わったかにみえたライブ。しかし、歌い終えた葵陽から「これで終わったと思うでしょ？　このあともまだまだ続くよ！」と、うれしい言葉が待っていました！

　今度はFairy Aprilから、本日3曲目となる「雨天決行ガムシャララ」を熱唱。続けてCure2tronから「ぐるぐるマジック」、OSIRISから「Darkness」、BLASTから「Alternative」が披露されました。

　どの曲もまだCDになっていない楽曲だったこともあり、会場のボルテージも最高潮!!　イベントの最後には、これらの楽曲を収録したアルバムが発売されるとの発表があり、会場からは黄色い歓声も。ヴォーカル4人が出演した今回のイベントは、たくさんの観客に余韻を残しつつ、終幕しました。

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(C)BANYARO PROJECT