2016年12月22日(木)
スクウェア・エニックスより配信中のiOS/Android用アプリ『アカシックリコード』。本作に出演する声優陣にインタビューする連載企画の第2弾。その第2回をお届けします。
『アカシックリコード』は、紙魚(シミ)によって侵された“書籍の世界”を取り戻すため、悪魔と契約した創造者“クリエイター”たちの戦いを描いたRPG。花江夏樹さん、石川界人さん、杉田智和さん、花澤香菜さんら人気声優が多数出演していることでも話題となっています。
現在は、クリスマス限定のピックアップ召喚やソロキャラクエスト、ログインボーナスキャンペーンが実施中。クリスマス衣装を身にまとったライラや金角、銀角などがゲーム内に登場しています。詳細はニュース記事を参照してください。
また、本日12月22日21時からは公式ニコ生“アカシックリコード公式生放送~クリスマス直前スペシャル~”が配信予定。加隈亜衣さん(ライラ役)、大野柚布子さん(アリステッド役 他)、スクウェア・エニックス 椎名崇徳プロデューサーが出演します。
電撃Appでは、本作で主要キャラクターを演じる声優陣にインタビューをする連載企画を展開。今年10月~11月に行った第1弾では、16名にお話を伺いました。第2弾の今回は、10名にインタビューを敢行! 第2回は、大西沙織さんと中村繪里子さんのおふたりです。
なお、大西さん&中村さんの直筆サイン色紙を、電撃Appの読者にプレゼント! 各インタビューの最後にある応募フォームより奮ってご応募ください。
ルーシー・ルクシアーナ
声優:大西沙織/絵:kanechi
ジャンル:ホラー/作品:吸血鬼ドラキュラ
――収録はいかがでしたか?
白ウサギの台本を2人分いただいたときは、どういうことかよくわからず不思議に思っていたんですが、「モチーフが同じでも召喚するクリエイターの好みによって、まったく違うキャラクターとして描かれる」とお聞きして、とてもおもしろい世界観だなと思いました。
演じる際も、思いっきり方向性を変えることができたので、同じ白ウサギでも2倍楽しかったですね。個人的には、ミステリーやホラーに出てくるような謎めいたキャラクターが大好きなので、演じた3人のなかだと、ルーシー・ルクシアーナがいちばん好きです!
――『アカシックリコード』に召喚したいキャラクターは?
小さいころ、『こまったさんシリーズ』と『わかったさんシリーズ』が大好きだったので、その2人を登場させたいです! 作品ジャンルにも“お料理系”を追加して、おたまやフライパンを持って戦うこまったさんや、わかったさんがいたらおもしろそうだなあと思います。包丁を持っていると怖いので(笑)、おたまを武器にしてかわいく戦ってほしいですね。
――イチオシの本や、本や物語に関するエピソードを教えてください!
宮部みゆきさんの『火車』です。これまで全然小説を読んでいなくって、つい最近、「ミステリーの王道作品から読んでみよう!」と思い立って、少しずつ小説を読むようになったんです。
いちばん最近読んだのが『火車』なんですが、先が見えないことを深く考えたり、得体のしれないものを追うことの怖さを感じる作品です。正体がわからないってこんなに気持ちが悪いことなんだなって……。読めば読むほどゾワゾワ感が止まらなくなります。
――『アカシックリコード』をまだプレイしたことがない方へメッセージを。
偏ったジャンルの本しか読まない人も、本をまったく読まない人も、いろんなジャンルを読む人でも、好きなキャラクターや物語を見つけてもらえる作品になっていると思います。キャラクターたちの元になった原作にも興味を持っていただいて、本を読むきっかけになるゲームになったらうれしいです。ぜひぜひ『アカシックリコード』からいろんな本に出会っていただけたらと思います。
“ブリュンヒルデ”ヒルデガルダ
声優:中村繪里子/絵:シエラ
ジャンル:ラノベ/作品:ニーベルングの指輪
――収録はいかがでしたか?
名前を知っているキャラクターだったので、元来のイメージに引っ張られてしまったらどうしようかなぁ?? と、少し身構えていたのですが、おもしろいくらいにどの世界のブリュンヒルデも振り切れていて、思いっきり演じることができました。
――『アカシックリコード』に召喚したいキャラクターは?
エルキュール・ポアロ。本来、ミステリー系に属するであろう彼(彼女かもしれませんね)が、SFの世界や乙女系だとどうなってしまうんでしょう? みてみたいなぁ。
――イチオシの本や、本や物語に関するエピソードを教えてください!
最近、歴史小説をよく読みます。実在の人物の生きてきた隙間を埋めるように物語が紡がれていくのですが、作家さんによって骨をどう捉えてどう肉をつけるのかが全く違うのが興味深くおもしろいです。
触れたタイミングに運命めいたものを感じたのは『幕末純情伝』です。タイトルどおり幕末の時代の物語で、沖田総司が実は女だったという超解釈のもと時代と世界と人物たちが二再構築されていくのですが、そのなかで、坂本龍馬が民主主義の世の中を目指して生き死んでいく姿と、それを取り巻く遍く人物たちの生き方にとても感銘を受けました。
ちょうど、参院選の前日だったんです。なので「誰にでも等しく一票が与えられる、その票のチカラで日本をあたらしくつくっていく」という龍馬の言葉がとんでもなく刺さりました。そうして先人たちがつくってくれた未来に自分は生かされているんだなと思ったら、とても胸が熱くなってしまいました。
作品としては、脚色と解釈がだいぶん独特で色濃くはありますが、彼らが命を懸けてつくろうとした時代がいまに続いていることは、間違いないと思うんです。『柳生一族の陰謀』もラストのナレーションで歴史の渦の深さを感じますね。こんな風に、物語をとおして過去と未来の現在をつなげることができるのが、とてもおもしろいです。
――『アカシックリコード』をまだプレイしたことがない方へメッセージを。
「あなたの知っている彼らは、じつはあなたの知らない世界に生きている」というのを、存分に楽しんでいただけると思います!!
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