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2016-12-19 18:45

『LoVRe:3』“MANAX HEROES ARENA”本戦出場者の飛鳥☆が予選を振り返る&現バージョンを解析!

文:電撃ARCADE編集部

 12月1日のバージョンアップを皮切りに、オンラインイベント大会、P5コラボキャンペーン、新カード追加と、怒涛のイベントラッシュですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。飛鳥☆です! 僕はオンライン予選に気合を入れ過ぎて、すでに若干の息切れ状態です(笑)。

 さて、今回は12月10日まで行われていた“MANAX HEROES ARENA”予選の振り返りをしていきたいと思います。

ぶっちゃけオンライン予選、どうだったの?

 前回の記事で、
【1】初手の安定感がとにかく重要!
【2】カウンターのカウンターを意識した使い魔選び

 この2点がキーになると予想していました。結果的には大きく間違ってはいなかったものの、オンライン予選開始直後はルールによる恩恵を受けた“ヴァルトラウテ”と“モート”が猛威を振るいました。

『LoV』 『LoV』

 とくに“ヴァルトラウテ”は、攻めてよし守ってよしで一見するとスキがなかったため、大会モードは“ヴァルトラウテ”大戦争の様相を呈していました。

 しかしおもしろいもので、どれほど圧倒的な性能のカードが流行っていても、時間がたつにつれてメタカードともいえる“エラン”、“蒼の継承者 ノエル”、“ミリア=レイジ”、“【怨讐】ジェロニモ”、“モルボル”、“ナルメア”といった固定値やマナカットで“ヴァルトラウテ”に対抗できる使い魔が徐々に頭角を現し、それらを初手の使い魔に組み込んだデッキが活躍するような環境へと移っていきました。

 と、ここまではタワー戦の話。ここから前回あまり触れなかった試合中盤以降の話になっていくのですが、正直な話、僕自身あまり環境の予想ができていませんでした。そのため、大会初日と2日目は普通に完成形でクイックドライブを使用して、相手の使い魔をせん滅するデッキを使っていたのですが、これがなかなか勝ちきれない。

 バンバン撃破はできるが、マナモンの沸き具合が想像以上で相手の部隊の再生も早く、最終的に息切れをして負けてしまう。そんなこんなを繰り返して、2日終了時点での勝率は50%ほど。これは根本的に“勝ち方”を考えねばいけないなと思い、思い切った構成に変更しました。

■【LoV】電アケ的ランカー決戦vol.6(飛鳥☆:ヴァルトラウテ紅蓮皇帝ラー)

 作ったデッキは“ヴァルトラウテ”、“ラー”、“紅蓮皇帝”です(笑)。普段の対戦では考えられませんね(笑)。まさに大会専用デッキ。

 大会では、思い切ってUSをリザレクション前提としたデッキ構成を研究し始めました。この動画の時点では前述した“ヴァルトラウテ”に対するメタも広まっていなかったため、とにかく調子がよかったですね。

 また、“ラー”の枠は“ラグナロク”が流行っていましたが、動画の試合のように主力にマジシャンを重ねる構成のプレイヤーも一定数いたため、単純な戦闘力よりもパズルを意識して“ラー”を採用しました。

 戦闘で勝っても再生されてしまう……、それならパズルで勝とう! という考え方は大会ルールとの相性もよく、少しずつ“ラー”を見かける機会が多くなるように……。

■【LoV】電アケ的ランカー決戦vol.7(飛鳥☆:ヴァルトラウテニャルラー)

 そんななか、自分が最終的に行き着いたのがこちらの動画の形。

 “ヴァルトラウテ”、“ラー”、“ニャルラトホテプ”と、ジョブバランスも何もない構成(笑)。ですが、実際には“シヴァ”、“クトゥルフ”のようなマジシャン重ねの構成も多かったため、ディフェンダー重ねもそこまで違和感なく扱うことができました。

 また、使い魔のアビリティをアルカナストーンの管理に寄せ、試合をコントロールすることに重点を置き、試合により勝ちやすくなるように意識していました。

 しかし、“ラー”に対するメタも回っていきます。予選最終日には動画対面のデッキのような、“ミリア=レイジ”、“ポー&ヴィンクス”の固定値で“ラー”を突破するデッキや、対角にいる“エラン”、“ガレアード”のようなアルカナストーン破壊力で突破するようなデッキもかなり見受けられるように。“ガレアード”と同じ役割として海種の“ランスロット”を生かしたデッキも強力でした。

 そして、“モルボル”、“ハデス”のWアーツで敵を無力化し、自身が力を発揮できるタワー際を強気に攻めるデッキなんかも高勝率でしたね。

 これらのデッキに行き着いたプレイヤーの多くが決勝大会進出となるベスト16に入っていたため、短期決戦においては環境に適したデッキにたどり着けるか否かが重要と言えたでしょう。先述した使い魔たちは決勝大会でも力を発揮することが予想されるので要注目!

 ……と、ここまでざっくりとオンライン予選を振り返ってきましたが、本番は25日の決勝大会です。野良環境とバースト環境では大きくゲーム性が変わると思います。普段と違うルールでトッププレイヤーたちがどのようなプレイをするのか? 楽しみにしていただけたらなと思います。

 最後に、こっそり自分の成績を載せておきます。

『LoV』
『LoV』
▲神奈川1位称号は大仏……? でした(笑)。

バージョンアップしたけど、環境はどうなの?

 ここからは通常の全国対戦の環境について軽く触れておきたいと思います。以前の“エステル・ブライト”、“乙姫”デッキのような環境トップと言えるデッキはまだ出てきていないのかなと。そのなかで流行り始めてきているのが2パターンの魔種単デッキ。

『LoV』 『LoV』 『LoV』 『LoV』
『LoV』 『LoV』 『LoV』 『LoV』
▲魔種デッキ1
『LoV』 『LoV』 『LoV』 『LoV』
『LoV』 『LoV』 『LoV』 『LoV』
▲魔種デッキ2

 前バージョンの最後あたりから、ちらほら見かけるようになっていたのですが、海種デッキが使いづらくなったことで代りに増えてきている印象です。そのほかにも上方修正された“村正”や“巴御前”を中心に、人獣の使い魔は以前よりも増えてきているのかなと。

 といったところで、環境の解説は簡単になってしまいましたが、今回はこのへんで失礼します。

 それではまた次回☆

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