2016年12月30日(金)
【男性目線の『アイナナ』プレイレポ】モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第七回
みなさま、こんにちは。自称“モンジェネおじさん”ことフリーライターの原 常樹です。アイドルたちの活動にスポットライトを当てた本格リズムゲーム『アイドリッシュセブン』(通称:アイナナ)のおもしろさを、男性目線で紹介すべく再始動した本コンテンツ。今回もガンガン魅力に迫っていきます!
12月前半まではイベント“アイナナロマン -謎と浪漫溢れる大冒険!!-”が開催されていましたね。1ステップごとにEASYとHARDの2つの条件が提示されて、どちらかをクリアーすると先に進めるという形式だったんですが、うまくやると結構サクサク進めるタイプのイベントだったので師走のかき入れ時でも効率的に遊ぶ方法が追及できて個人的にはかなり楽しませてもらいました。
まぁ、最終的にはEASYもHARDも全部クリアーするというのが着地点になるのですが、EASYというリズムゲームが苦手なマネージャーにとっての救済措置があるのはバッチリな形ではないかと思います。ただ、そういった始めたてのマネージャーにとってはラストの王様プリンがかなり厄介だったであろうことは間違いありません。
なかでも“1曲でスコア810,000点”を取るというのが、ある程度アイドルたちが育っていることが前提になるんですよね。僕の場合はたまたまGETできたSSR【四葉 環[アイナナロマン]】がスコアに10%の特攻を持っていたので、彼とアシストボーナスのスコアアップのおかげでそれなりにすんなりとはクリアーできましたが、普通にやるのであればLvをMAX近辺まで育てて、しっかりと対策を立てる必要が出てきたはず。
ラスボスと考えれば妥当なのかもしれませんが……アイドル育成の大事さを痛感させられました。そして、THANK YOU FOR 環くん。
ちなみにこちらの環くん、Perfect範囲を縮小してスコアを1.2倍アップするというなかなかクセのあるアピールスキル「貴族ってどんなの? 偉そう?」を持っているというのもユニークです。貴族感とはかけ離れていてデメリットがある(ただし、ほしい人にはほしい!)というのも彼らしいというか。ついつい気に入ってLv.60まで育ててしまいました。
この連載を執筆している現在は“2016 Xmas Live Illusion Holy Night”も開催されていますが、こちらも楽しんでいきたいところです! せっかくのクリスマスですし盛り上がっていきましょう。
──さて、この連載では前回に引き続き、第2部の楽曲を紹介していきたいと思います! 第1部で解禁される楽曲については過去の連載で紹介していますので、そちらをどうぞ!
なお、第2部の楽曲に関する攻略要素は、各曲のEXPERT(☆×7)を基本にしています。
EXPERT(難易度☆×7)の楽曲紹介
【Dis One.】ボーカル:Re:vale |
●属性パーセンテージ:Shout25%/Beat50%/Melody25% |
●合計ノーツ:489 |
●おすすめの「NOTE CHANGE」:フリックノーツ |
「Dis one.」は伝説のアイドル・ゼロの楽曲をRe:valeがカバーしたことが話題となったスタイリッシュなロックナンバー! 憂うつや葛藤を歌いながらも、サビでそれまでのモヤモヤをすべて壊していくというカタルシスが魅力に。バックヤードのオチャメなRe:valeというよりは、完全にステージ上での彼らというイメージの楽曲ですね。 Re:valeの曲は速さについていけるかどうかがカギ。こちらでは前奏が始まるやいなや同時押しの連打が降ってくるので“いきなりのトップギア”を要求されることになりますが、譜面自体は通常ノーツとほぼ一定間隔で入ってくるフリックノーツが基本構造なので、一度スピードに乗ってしまえばそこまで圧倒されることはないはず。ただ、前奏が終わるタイミングで「スライドノーツ→ホールドノーツ同時押し→フリックノーツ同時押し」という特殊ノーツのラッシュが来るので、そこだけは注意しておきましょう。 「世界は眩すぎて~」からは同時押しが始まりますが、基本構造はやはり通常ノーツ+ときおりのフリックノーツという感じなのでシンプル。しばらくは透き通るようなふたりの歌声を堪能することができます。「それでも見失えない~」で少しリズムが変わってフリックノーツの割合が頻繁になるので“フリックノーツでペンライトを振るようなイメージ”で処理をしていく感じに。サビ前ながら非常に気持ちいいポイントです。 「サビ前ながら非常に気持ちいいポイントです。」という疾走感のあるサビですが、実はこちらも要所要所に混ざってくるフリックノーツの処理に注意すればそこまで難易度は高くありません。むしろ、終わりかけの「Are you Alright?」あたりで出てくるホールドノーツなどとのコンビネーションに注意した方がいいでしょう。 ラストは「SILVER SKY」を彷彿とさせるような両手でバトンタッチしていくタイプのスライドノーツ。ここを乗り切ればもう出口はすぐそこです! |
▲ムービーではステージで魅せるRe:valeの颯爽としたイメージをシンプルに表現。一瞬だけ挿入されるタイトルロゴと目線がまたスタイリッシュなんですよ! |
【NATSU☆しようぜ!】ボーカル:IDOLiSH7 |
●属性パーセンテージ:Shout30%/Beat30%/Melody40% |
●合計ノーツ:528 |
●おすすめの「NOTE CHANGE」:スライドノーツ |
満を持して登場したIDOLiSH7バージョンの「NATSU☆しようぜ!」。歌詞もTRIGGERが刺激成分強めで浜辺の乙女を引っ張っていくイメージだったのに対して、IDOLiSH7の方はみんなでワチャワチャと夏を満喫しているイメージ。むせかえるような暑さが恋しくなる、冬にこそプレイしたい一曲とも言えます(演奏していて沖縄の海が思い出されます……)。 ノーツのスピードはさほど速くありませんが、冒頭から同時押しとアクセントのフリックノーツのコンビネーションから入るのでしっかりと準備しておかなければなりません。途中からは「ハイ!」という合いの手と共に寄せては返す波のようなスライドノーツが混じってくるので、ここで指を取られないように注意。 各自のソロパートに入ってしばらくは難所らしい難所はありませんが、ここから一気にこの曲の特徴ともいえるバラエティ豊かな譜面が襲ってきます。まず気を付けたいのが環くんの「待っていた予感~」から始まるMEZZO″成分強めなパート。縦の連打(八分のリズム×2~3)が混じるので、乗り遅れるとミスになってしまいます。ナギくんの「清純な乙女もそう~」がフリックノーツの連続、一織くん「眼差しはDAI・TAN」がスライドノーツの連続と厄介な特殊ノーツ地帯にも気を付けたいところ。 「近頃ウワサのSeven guys!」からはいよいよサビの準備……という感じですが、むしろこの辺りは合いの手のようなフリックノーツにさえ気を付ければ、むしろ難しい部分はほとんどありません。サビもノーマルノーツが主軸になっているのでリズムのままにNATSUを感じているだけでコンボが繋がるハズ。ただ、サビの後半からはホールドノーツの割合が増え、ラストの「揺るがそう世界を~」あたりはもはや特殊ノーツのみの譜面になるので落差には備えておきましょう。 |
▲リズムに合わせたノーマルノーツの縦連打は難所のひとつ。ここを乗り越えるといよいよ夏真っ盛りなムービーがやってきます。集合写真のようなラストカットは見ているだけでこちらまで楽しくなっちゃう。NATSUはいいぞ! |
【NATSU☆しようぜ!】ボーカル:IDOLiSH7 feat.TRIGGER |
●属性パーセンテージ:Shout33%/Beat33%/Melody33% |
●合計ノーツ:533 |
●おすすめの「NOTE CHANGE」:スライドノーツ |
まさかこの真冬に「NATSU☆しようぜ!」を2曲も続けて紹介することになろうとは誰が思っていたでしょうか(笑)。しかし、この10人で歌う「NATSU☆しようぜ!」はやはりストーリーあってのもの……。演奏していても込み上げてくるものがあります。当初はなかなか想像できませんでしたが、第2部で何かと(プライベートでの)絡みが増えた今の彼らならではのハーモニーという感じもしますよね。 さて、譜面については“同時押し”が印象的なのがこのバージョンの特徴。まず冒頭の「Breaking! Breaking!」から力強い歌声と共に同時押しがまとめて押し寄せてきます。リズム自体はとくに変則的なわけではないので、単純に圧倒されないことが大事ですね。この“同時押し中心”という傾向はコンセプトのように残り、「待っていた予感~」あたりは同時押しが苦手な人にとってはかなりキツいゾーンと言えそうです。加えて「眼差しにWa Ku・Wa Ku」あたりはスライドノーツの左右バトンタッチが混じってくるので(ラストにフリックノーツも)、変化にもしっかりと対応していきましょう。 この曲の一番のパワーフレーズともいえる「近頃ウワサのTen Guys!」まではそんな感じですが、このあたりからはホールドノーツの割合が急激に増えます。一方で同時押しは少なくなるので全体的な忙しさは減り、むしろ難易度は低下するといってもいいかもしれません。ほかのバージョンでも見られた最終盤の特殊ノーツ地帯は、このバージョンでもお約束のように登場するのでしっかりと夏を締めくくりましょう。 |
▲これまでに活躍してきた各シャッフルユニットから始まり、1~10の数字をひとつずつカウントしていくような形で個別に登場、そしてラストの集合──というムービーの流れはこれ以上にないほどに美しい……。落ちて這い上がるを繰り返してきた両ユニットならではの融和ですよね。……まぁ、まだまだ彼らの未来にはいろいろありそうですが! |
【THANK YOU FOR YOUR EVERYTHING!】ボーカル:IDOLiSH7 |
●属性パーセンテージ:Shout33%/Beat33%/Melody33% |
●合計ノーツ:560 |
●おすすめの「NOTE CHANGE」:スライドノーツ |
IDOLiSH7のアルバム『i7』の収録曲としても話題となった「THANK YOU FOR YOUR EVERYTHING!」もついにプレイアブルな楽曲に! メチャクチャノーツが詰まっている譜面というわけではありませんが、その合計ノーツはなんと560! 楽曲のスピードはそこそこ速めで「THANK YOU FOR~」という出だしは、ホールドノーツからのフリックノーツが続いてからしばらくはシンプルな譜面が続きます。コンボが繋がっている状態であれば200COMBOを超えたあたりでもそのままなので「もしかして、かなりラクなんじゃ?」と錯覚してしまいそうですが、環くんの「背中向けた日も~」あたりから妙に長いスライドノーツが出てきたりと少しずつ厄介なポイントが出てきます。 サビに入ってからも最初は同時押しが多いぐらいのイメージですが、「そう! LUCKY NOW LUCKY NOW! ここから~」からスライドノーツとフリックノーツの組み合わせが混じってきたり、「届けたいのはまさしく~」でホールドノーツとフリックノーツが入っていたりと細かい部分で忙しい動きが要求されます。 そして、「これからも手を繋いでさ~」と全員が歌い上げてからも約80個ほどのノーツが残っているというのも手ごわい。もちろん、ラストのラストまで特殊ノーツは大量に混じってくるので油断してはいけません。もしかすると、この「THANK YOU FOR YOUR EVERYTHING!」はタイトルやフレーズの優しさで油断しているところに襲ってくる“ボリューム感”こそが一番のポイントなのかもしれません。IDOLiSH7からの溢れんばかりのサンキューを胸に、最後まで気を引き締めて当たりたいところですね。 |
▲ピコピコ感のあるドット絵調の演出を挟みつつも、7人の想いを画面狭しと表現したムービーには胸が熱くなります。ソロカットでは、一筆ずつそれぞれの感謝の言葉も。こちらとしてはむしろ、この曲を演奏させてくれてありがとうございます! |
さらに、先日のアップデートではRe:valeが歌う新曲「TO MY DEAREST」も追加になりました!
【TO MY DEAREST】ボーカル:Re:vale |
●属性パーセンテージ:Shout33%/Beat33%/Melody33% |
●合計ノーツ:340 |
●おすすめの「NOTE CHANGE」:ホールドノーツ |
カッコイイ楽曲をこれまでリリースしてきたRe:valeが一転、スローテンポで歌い上げるクリスマスバラード。せっかくリリースされたばかりなのであえて画像は掲載しませんが、ホッとするようなふたりの温かなムービーには心が癒されます。歌詞もあたたかで……恋人もしくは友人に向けた大好きな気持ちがじんわり伝わってくるイメージですね。 340というノーツは少ないのですが、そのまま簡単な楽曲かというと決してそうではありません。前奏で四分打ちではない音に合わせた変則的なリズムが登場したり、ボーカルが入ってからもスライドノーツやホールドノーツをバックコーラスのように押さえさせる箇所が随所に出てきたり……局所局所で手ごわい部分が登場します。 フリックノーツが少ない代わりにスライドノーツとホールドノーツは楽曲全体に登場するので、静な動きに特化した難しさという印象ですね。ただ、サビ前の「素直に~」で唐突にノーマルノーツの4連打が出てきたりと緩急があるので忙しいポイントは何回かプレイして覚えておくといいかも。 「NATSU☆しようぜ!」と対を為すように季節感がある楽曲なので、やはり12月にプレイすると心に沁みるものはあります。僕も今年こそは仕事を早くあがってクリスマスを満喫したいな……という衝動に駆られていました。まぁ、相手は誰もいなかったんですけどね! HAHAHAHA……ハァ……。 |
悲しいオチもついたところで、2016年の記事はこれで終わりとなります。来年もアイナナの魅力を多面的に取り上げていきたいと思っているので、どうかよろしくお願いいたします! そろそろ第2部のストーリーも追っていきたいなぁ。
それではまた次回お会いしましょう。良いお年を!
【過去の記事はこちら】
⇒【男性目線の『アイナナ』プレイレポ】モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第六回
⇒【男性目線の『アイナナ』プレイレポ】モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第五回
(C)アイドリッシュセブン CD:Arina Tanemura
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