2016年12月29日(木)
プロトタイプはPS Vita用ソフト『Rewrite Harvest festa!』を2017年4月に発売します。
『Rewrite』は、『Kanon』、『AIR』、『CLANNAD』、『リトルバスターズ!』など数々の名作を手がけるクリエイターチーム“Key”により制作されたPC用恋愛アドベンチャーゲームで、2017年3月16日にはPS4版の発売も予定されています。
そのファンディスクとして発売されたのがPC用ソフト『Rewrite Harvest festa!』。オムニバス形式で楽しめるスピンオフストーリー集とダンジョン探索型RPG“リライトクエスト”が収録されています。
原作PC版では音声のなかった一部のモブキャラクターにも音声を追加。豪華声優陣によるフルボイスで楽しめます。
『Rewrite Harvest festa!』の原作はPC用ソフトのため、グラフィックは一般的なPC用液晶モニターにあわせて彩色されています。
一方、PS Vitaは構造そのものが液晶モニターとは大きく異なる“有機EL”を搭載した1000シリーズと構造はPC用液晶モニターに近いものの黄色みがかった浅めの発色になる2000シリーズがあり、どちらも一般的なPC用モニターとはかなり違った色味になっています。
代表的なPC用ディスプレイメーカー“EIZO”のLEDバックライトディスプレイ“EV2736W-FS”を初期出荷状態で使用し、そこで表示される色合いとPS Vitaの色合いを比較。より“EV2736W-FS”の印象に近くなるように、PS Vitaで表示されるグラフィックの色変換を行う機能が“色合い調整機能”です。
“色合い調整機能”は3タイプ存在し、“タイプA”もしくは“タイプB”に設定した場合には、それぞれの色合い調整の“適用量”も調節でき、お好みにあわせての画面設定が行えます。詳しい情報は紹介ページでご確認ください。
タイプ | 内容 |
調整なし | PS Vita TVでプレイする際や、各々のPS Vita固有の発色で楽しみたい人用です。 |
タイプA | PS Vita1000シリーズの有機EL表示のビビッドな発色をおさえてPC版に近づけます。 |
タイプB | PS Vita2000シリーズの液晶表示の色味を鮮やかにし、黄色みをおさえてPC版に近づけます。 |
従来のボタン操作に加え、メッセージ送り、選択肢の決定、早送り&巻き戻し、選択肢ジャンプなどの基本的な機能はすべてタッチスクリーンにも対応し、PS Vitaならではの直感的操作で快適にプレイできます。
PS Vita TVにも完全対応し、テレビにつなぐことで大画面でのプレイが可能です。
すべてをオリジナルスタッフがそのまま手がけた“収穫祭”の名のようにバラエティに富んだお祭り的スピンオフストーリー集です。
ヒロインのその後を描いた物語、すべく異なる可能性を描いたIFストーリーなど、恋愛やどたばたコメディ要素も満載の新たな物語をオムニバス形式で楽しめます。
ダンジョン探索型RPG“リライトクエスト”では、とある人物のもとへ辿り着くために篝が作り出したダンジョンを、仲間たちとともに探索していきます。
フォーメーションの編成、敵との戦闘、宝箱の捜索、スキルを習得したり、手に入れたアイテムを合成して新しいアイテムを作ったりと、本格的なロールプレイングゲームを楽しめます。
『Rewrite』本編では語られなかった物語がここに! 星をめぐる運命に巻き込まれた主人公、天王寺瑚太朗。しかし、彼が書き換えた運命はそれだけではありませんでした。
人として彼が選んだものの先には、可能性の世界が無数に存在していました。そして、その中には、お祭り騒ぎのような未来さえも。緑化都市、風祭を舞台に描かれる、6人のヒロインにスポットを当てたスピンオフストーリー。
その後を描いた物語、すべく異なる可能性の物語など、恋愛からどたばたコメディまで、小鳥、ちはや、朱音、静流、ルチア、そして篝の新たな物語が紡ぎ出されます。
ヒロインとの密月の日々、失われた楽しい日常、明かされなかった謎、『Rewrite』の世界をより深く楽しめる内容です。
「いいんじゃないか? だってお祭りなんだから」
『Rewrite』本編の主人公。お調子者で軽い性格です。秘められた力、秘められた過去を持ち、つねに大きな運命に巻き込まれていきます。
「……好きあっても、いい……じ、人類的には、そんなの日常茶飯事だし」
瑚太朗の幼なじみ。独特なノリを持つ、瑚太朗の相方的存在です。『Rewrite』本編では辛い物語のヒロインとなりましたが、今回は瑚太朗と幸福な日々を築く物語に。
「僕たち結婚します!」それは、その後の物語。再会の後、ふたりはまたぎこちなくなってしまいました。新しい関係を築くことができず、なかなかバカップルになれずにいました。
恋に不慣れな両名でしたが、時とともにわだかまりを解消していきます。そしてついには大きな進展を迎える瑚太朗と小鳥だが、やり残していた最後の仕事があったことに気付きます。
「瑚太朗は瑚太朗でいてくれればいいんです」
風祭学院高校に転校してきた少女。自称兄な執事、咲夜とは強い絆で結ばれ、瑚太朗を交えた3人の物語が展開されます。
鍵を巡る争いの後、風祭にはかつて以上に平和な日常が訪れていました。オカ研メンバーも全員が再び集まり、卒業までの間、楽しい日々を過ごすことに全力を注いでいました。
ある日、井上から“風祭の森に主が!? 賞金50万円!”というネタを持ってきます。すっかり貧乏人となっていた朱音が食いつき、かつての栄華(おこづかい)を取り戻すべくオカ研メンバー全員での探索を開始します。
瑚太朗的には“どうせいつものガセだろうから、そんなことより水辺のキャンプイベントを満喫しよう”と違ったベクトルで張り切るのでした。
「とにかく資金難を早急になんとかしなければ……なんとかしなさい」
“学園の魔女”と呼ばれる尊大な性格のヒロイン。隠れヘタレで、思い宿命を背負った彼女ですが、『Rewrite』とは違う運命に……?
いつかどこかの、IFの世界。悲しみも苦しみもない平和な日本で、朱音と瑚太朗はお気楽に日々を満喫していました。ところがオカルト研究会の活動資金が底をついてしまい、ゆとりの日常は危機に瀕します。
そこで朱音は起死回生のクエストに挑むのですが、瑚太朗にはまた別の野望がありました。
「だから……こういうときでも、どちらかが残るぐらいなら一緒がいい」
無口で素直な瑚太朗の後輩。暗い過去にもつねに前向きな少女です。叶えられなかった世界の物語が描かれます。
不思議で奇妙な人たちの世界。篝ちゃん的にはげんなりする世界。世界は穏やかかつドラスティックに進化を続けていました。ぶっちゃけ何も考えていない人々の中、静流と瑚太朗は青春をエンジョイしていました。
そんな平和な風祭市に、(大して脅威ではない)魔の手が忍び寄ります。そして瑚太朗も、いつか交わした“約束”をどこかで感じ取るのでした。
そのときオカ研のメンバーは!? 朱音は変態どもの手から逃れ切れるのでしょうか!? 篝は特に何もしていないですが世界は大丈夫なのでしょうか!? 壮大な茶番劇と恋の物語が、今、幕を開けようとしていました。
「そ、そんなふしだらなことは考えてないっ、考えてないっ」
瑚太朗のクラスの委員長であり、静流の親友です。厳格な性格だが、結構デレ屋、不可思議な事件とさらなるデレに乞うご期待!?
これはルチアを巡る物語のIFの世界。瑚太朗との初デートを成功させ、ルチアは幸せいっぱい、胸いっぱい。2人きりのラブラブな生活が、これからも永遠に続くことを信じて疑わなかったのですが……。
静流「とーかが、明日の夕方に来てほしいと言っていた」
ルチア「西九条さんが?」
静流「きっと驚く、みたいなことを言っていた」
彼女のラブラブライフを脅かす“それ”は、遠い異国より、今まさに近付きつつありました。
「できます。篝ちゃん、ちょっとゴッド入ってますから」
“鍵”と呼ばれるヒロイン。人とは違う存在ですが、今回は本編とは違った一面が……?
収穫祭が近づいたある日、奇妙な少女、篝が瑚太朗のクラスに転入してきます。謎の多い少女で、新聞部でさえその正体を掴むことはできません。
常識にうとく、その扱いに困った学校側は世話役を瑚太朗に押しつけてしまいます。瑚太朗は篝と接するうち、世にも不思議な出来事に巻き込まれていきます……。
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