2017年1月12日(木)

日本一ソフトウェアが海外インディーゲームをPS向けに移植。『エミリーウォンツトゥプレイ』などが配信決定

文:イズミン

 日本一ソフトウェアは、新しい取り組みとして“日本一 Indie Spirits”を開始します。

“日本一 Indie Spirits”

 “日本一 Indie Spirits”は、海外インディーを中心に、まだ日本に存在しないおもしろく斬新なタイトルを発掘し、PlayStation Store向けに国内移植・販売していくプロジェクトです。

 第1弾として、2月9日よりPlayStation Storeで『Nidhogg -ニーズヘッグ-』『Emily Wants to Play』『Back to Bed』の3タイトルを配信予定です。

『Nidhogg -ニーズヘッグ-』

 本作は1対1の格闘アクションゲーム。先にステージ最奥にいるNidhoggの生贄になることで勝利となります。プレイヤーは基本的に1対1のフェンシングで戦いますが、攻撃を受けると一撃で死亡します。

 相手を倒すと先に進む権利が与えられるので、ひたすら矢印に従って走って最奥に到達し、Nidhoggに食べられることで勝利となります。

ポイント

 相手を倒したプレイヤー側が先へ進む権利を与えられます。自分も相手も何回死んでもリスポーン(復活)するので、死を恐れずに向かっていきましょう。進む権利があるならば、無駄な戦闘は避けて進むこともできます。逆に倒された側は倒し返すことで進む権利を奪わなければなりません。

“日本一 Indie Spirits”
▲フェンサー同士の一騎打ち。“GO”の表示があるプレイヤーが先に進むことができます。
“日本一 Indie Spirits”
▲タイトルの“Nidhogg”は北欧神話に登場する蛇(または龍)です。

ゲームモード

 シングルモード、マルチモード、オンライン対戦モードを搭載。マルチでは2人での対戦から最大8人のトーナメントも可能で、オンライン対戦は離れた相手とも対戦できます。プレイヤー同士の対戦こそ本作の真骨頂であり、魅力となっています。

シンプル操作で爽快なアクション

 操作はシンプルですが、多彩なアクションがあるので見ていてとても愉快。バトルは一撃で生死が決まるため、瞬間の判断が重要となります。

“日本一 Indie Spirits”
▲剣による攻防の他に、ダイブキックといった肉弾戦も可能です。
“日本一 Indie Spirits”
▲時には剣を投げつけるといった捨て身の攻撃も。

ステージギミック

 4つのステージがあり、それぞれ独特なレイアウトになっています。ベルトコンベアーのように動く床、消えていく地面、落とし穴など、相手だけでなくフィールドにも注意が必要となります。

ゲーム画像

“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”

『Emily Wants to Play』

 プレイヤーはピザを届けに来た家に閉じ込められてしまいます。そこに現れる謎の少女と人形。彼女たちから耐えつつ、生きて脱出することはできるのでしょうか……。

 本作の特徴は探索中のじわりとくる恐怖とビックリさせる演出です。暴力・流血シーンはありませんが、心臓が飛び出るような恐怖でプレイヤーを追い詰めます。

“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”
▲少し不気味な一軒家です。
“日本一 Indie Spirits”
▲この少女がエミリー。タイトルの直訳通り、遊びに付き合わなければ生き残れません。

エミリーと人形

 本作には、タイトルでもあるエミリーの他に3体の人形が登場します。彼女たちはプレイヤーと遊びたいのでしょうか。もし遊びに負けてしまうと……。

“日本一 Indie Spirits”
▲不気味なピエロの人形。人形によって遭遇した際の対処方法が異なり、複数同時に出現することもあります。
“日本一 Indie Spirits”
▲おかっぱに黒服の女の子の人形。女の子の笑い声が聞こえたら近くにいるかもしれません。気づかないまま近づかれてしまうと……。
“日本一 Indie Spirits”
▲こちらに向かって走って来る男の人形。見かけたらすぐに逃げたほうがよさそうです。

家の探索 家の中に置かれたメモやレコーダー

 家の中にはエミリーが書いたメモ、母親のレコーダー置かれています。この家に起きた出来事の記録が残っていたり、中には役に立つヒントがあるかもしれません。

“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”

キャラクター&ゲーム画像

“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”

『Back to Bed』

 本作は現代アーティストのマウリッツ・エッシャー氏、サルバドール・ダリ氏、ルネ・マグリット氏などが描くシュールな世界観に刺激された奇妙で風変りな3Dパズルゲームです。

 プレイヤーは人面犬サボブとなって、ステージ上のギミックを活用しながら夢の世界に閉じ込められたボブを無事にベッドまで連れ戻します。

“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”
▲夢遊病のボブと、ボブの潜在意識の中に存在する人面犬サボブ。

ゲームのルールはとっても簡単

 ボブは障害物にぶつかると時計回りに90度方向転換します。直進するボブの前に、大きなリンゴを置いて進行方向を変えながら誘導していきましょう。リンゴの配置がステージクリアの鍵となります。

“日本一 Indie Spirits”
▲せっせとリンゴを運ぶサボブ。

ユニークでアーティスティックな世界

 奇妙で歪んだ風景は少し怖さもありますが、美しいです。『Back to Bed』の一番の魅力は、なんといってもこのビジュアル。幻想的な夢の世界を歩き回るだけでも楽しめます。

“日本一 Indie Spirits”
▲魅力的な夢の世界に吸い込まれます。

ギミックを利用しよう

 ボブがステージから落ちたらゲームオーバーとなります。ですが、ボブは障害物にぶつかるまでお構いなしで直進し続けるので、さぁ大変です。先回りしてリンゴを配置しましょう。

 ステージには壁を移動できる階段やワープゾーンの役目を持つ鏡などのギミックがあります。中には、ギミックを利用しないとクリアできないステージも存在します。

“日本一 Indie Spirits”
▲壁を移動できる透明な階段。

夢の世界は危険がいっぱい

 ゲームを進めるといろいろな障害物が増えていき、複雑になっていきます。強風を吹いてボブの進行を邪魔するいびつなオブジェクトや接触するとボブを起こしてしまう目覚まし時計などには注意が必要です。ボブが落っこちないよう先回りして助けてあげましょう。

“日本一 Indie Spirits”
▲強風を吹いてくる唇がついた謎のオブジェクト。

ゲーム画像

“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”
“日本一 Indie Spirits”

データ

▼『Nidhogg(ニーズヘッグ)』
■メーカー:Messhof LLC., Code Mystics, Inc.
■対応機種:PS4
■ジャンル:ACT
■配信日:2017年2月9日
■価格:1,080円(税込)
▼『Nidhogg(ニーズヘッグ)』
■メーカー:Messhof LLC., Code Mystics, Inc.
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ACT
■配信日:2017年2月9日
■価格:1,080円(税込)
▼『Emily Wants to Play(エミリーウォンツトゥプレイ)』
■メーカー:SKH Apps LLC.
■対応機種:PS4
■ジャンル:ホラー
■配信日:2017年2月9日予定
■価格:1,080円(税込)
▼『Back to Bed(バックトゥベッド)』
■メーカー:LOOT Interactive, LLC., Bedtime Digital Games,
■対応機種:PS4
■ジャンル:ACT
■配信日:2017年2月9日予定
■価格:1,080円(税込)
▼『Back to Bed(バックトゥベッド)』
■メーカー:LOOT Interactive, LLC., Bedtime Digital Games,
■対応機種:PS3
■ジャンル:ACT
■配信日:2017年2月9日予定
■価格:1,080円(税込)
▼『Back to Bed(バックトゥベッド)』
■メーカー:LOOT Interactive, LLC., Bedtime Digital Games,
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ACT
■配信日:2017年2月9日予定
■価格:1,080円(税込)

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