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2017年1月5日(木)

実写映画『鋼の錬金術師』ティザービジュアルが初披露。秋には大規模原画展の開催が決定

文:そみん

 2017年12月上映予定の映画『鋼の錬金術師』の公式サイトで、ティザービジュアルが初披露されました。あわせて、新春の運試しとして特別コンテンツ“ハガレンみくじ”も実施されています。

 また、2017年秋には『ハガレン』史上初の大規模原画展“鋼の錬金術師展”が開催されることも発表されました。

映画『鋼の錬金術師』

プレスリリース(原文ママ)

 公式サイト内で公開されたティザービジュアルは、蒸気に包まれた駅構内でエド(山田涼介)とアルフォンスが2人の超ド級の冒険の始まりを暗示する姿が描かれている。

 原作者・荒川弘は、「“作品は自分の子供”とよく言われますが、原作が子供ならそこから派生した作品は可愛い孫のようなものです。この度ドラマCDやアニメやゲーム等に加えて実写映画という孫が増えました。

 完成までまだしばらくありますが、今度の孫はどんなやんちゃを見せてくれるのかな~と楽しみにしています!」と映画化についてコメント。

 メガホンをとった曽利文彦監督は、「映画監督として、日本が世界に誇る名作『鋼の錬金術師』を実写映画化できるなんて本当に幸せです。10年もの長い期間、この映画のために開発を続けた映像技術を全編に駆使して、邦画の新しい可能性に挑戦したいと思います。」とコメントを寄せている。

 またエルリック兄弟のビジュアルと共に曽利監督こだわりのイタリアの街で撮影された機関車と石畳が収められたティザービジュアルからは、 『ハガレン』の世界観そのままの歴史あるヨーロッパの空気を感じることが出来る。

 『ハガレン』の世界観そのままの街並みが存在するイタリアでのロケを敢行した本作については、「イタリアに行きたかった一番大きな理由が機関車です。原作を読んでいて、“機関車”がモチーフとして一番重要だと考えました。

 兄弟が旅をする話なので移動は全部機関車で移動していて、機関車が日本の機関車だとしっくりこないので西洋の機関車を求めて街を探しました」と、イタリアでの撮影において機関車がいかに重要であったかについてコメントを寄せている。

 また、曽利監督は「石畳の風景が欲しかった。日本に現代の石畳はあるが、年季が入った石畳を探すと西洋風の石畳はなく、最近のものだったりする。ある程度年季の入った石畳を探すと、ある面積を必要とするので機関車と石畳を探しました」と、もう1つのイタリアロケでのこだわりを明かしている。

 また、公式サイト内で見ることの出来る時計にはある仕掛けが施されているとのこと。果たして、時計に隠された意味とは!?

●STORY

 幼い頃、亡くなった母にもう一度会いたいという想いから兄エドと弟アルは、ついに“人体錬成”の理論にたどり着く。だがそれは、錬金術師にとって絶対に犯してはならない禁忌(きんき)だった……。

 その代償としてエドは左脚を、アルは身体全部を対価として“持っていかれて”しまう。瀕死のエドは自身の右腕と引き替えにアルの魂だけをなんとか錬成し、近くにあった鎧に定着させることに成功したのだった。

 時が経ち、右腕と左脚に“機械鎧(オートメイル)”の義肢を装着した身で国家錬金術師となり、鎧の姿の弟アルと、失った体を取り戻す手がかりを探す旅を続けるエドを、人はこう呼ぶのだった。“鋼の錬金術師”と──。

 弟の体を元に戻すために命をかける兄と、彼を支える鎧姿の心優しい弟。

 失ったすべてを取り戻すため、兄弟の壮大な冒険の旅が今、始まる―。

(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会

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