2017年1月20日(金)
本日1月20日~22日にかけて、クラブセガ秋葉原1号館とハイテクランドセガ西中島で『GUILTY GEAR Xrd REV 2(GGXrd REV 2)』のロケテストが実施中だ。そこでプレイできた梅喧とアンサーを動かした感想や片野旭さんのインタビューをお届け。
『GGXrd REV 2』のコマンドリストや変更点はアークシステムワークス公式サイトで確認してほしい。なお記事の内容はロケテストバージョンに基づいたものとなるので、注意していただきたい。
『GG』シリーズの中でもガードキャンセルを用いた戦術を基点とするキャラクターとして、異色を放っていた梅喧だが、今作からは当て身技の“亞坐身”が追加。
S+HSを同時押しすることで発動する亞坐身は、ガード中に発動することや長押しが可能で、敵の攻撃を受けた瞬間に追加ボタンを入力することで技が発生する。
また、亞坐身が成功した際に出せる技は爵走(→\↓/←+K)中にも出すことができる。
蚊鉤(←/↓\→+S or HS)にはSが追加され、こちらは対空攻撃として活用可能だ。従来どおり、HS版を使って地上での牽制を行うのもいいだろう。鉄斬扇以外の派生技としてPとHSでの追撃も可能となっている。
▲こちらはHS版。 |
新技が実装されたり、少々以前までと使い勝手が変わったりしている部分もあるが、梅喧の強みである防戦からの切り替えしといった部分は失われず、新たに研究の余地も見られる性能となっており、本稼働が楽しみになった。
▲登場演出がかっこよすぎるので一見の価値アリ。 |
チップと同じく忍者キャラであるアンサー。プレイアブル化されるのは初であり、かなりおもしろい性能であった。
まず、ビジネス忍法・撒火紙(↓\→+S or HS)は名刺を投げる遠距離攻撃だ。投げた名刺は地面に突き刺さる。この地面に名刺が刺さった状態で、ビジネス忍法・雲隠れ(↓↓S or HS)を行うと、地面に刺さった名刺の位置に移動できる。
もう一方の派生技である覇権射忍(←↓/+S or HS)は、名刺から分身が出てきて攻撃してくれるというもの。かなり発生の隙が大きいので、あらかじめ設置して起き攻めに組み込むなどの使い方がいいかもしれない。
そして忘れてはいけないのが、麟技の書(↓/←+P or K or S or HS)だ(空中でも発動可)。これは巻物を設置する技で、設置した巻物の近くにジャンプすることで、その位置に停止することができる。
空中で麟技の書に停止した状態から各種ボタンを押すことで、さまざまな技に派生する。特にDを使用した武者鎖火は巻物と巻物へ移動するというもので、かなりおもしろい動きが可能。
画面端で麟技の書を絡めた攻めや撒火紙からの転移で変幻自在の動きもできるだろう。とりあえず、雰囲気を掴みたい場合は、ガトリングから足払い(↓+D)後に麟技の書を設置し、麟技の書の近くにジャンプ→武者鎖火(D)をやるだけでもアンサーらしい動きを楽しめる。
また、→+Kを当てると相手を浮かせられる。イメージはジョニーの→+Kに近いものと思ってもらって問題ないかと。もちろん、ここから空中コンボにいくことも可能だ。
ちなみにバックステップが出していて気持ちいいので、ロケテストにお越しの際は試していただきたい。加えて、対空技に関しては↓+HSがオススメ!
簡単にプレイした印象は、設置を駆使したトリッキーな動きが特徴のキャラクターだが、やればやるほどアレもできるんじゃないか? この技からあの技がつなげそうだなという感想を持ったので、新キャラを研究したい方にはぜひオススメ。言わずもがな、アンサーファンの皆さんは使ってあげよう!
▲アンサーさんからにじみ出るスタイリッシュさ。 |
――梅喧とアンサーのコンセプトを教えてください。
梅喧に関しましては元々シリーズで登場していたキャラクターですので、どこを残してどこを変えるかといったところが非常に難しかったです。
従来の梅喧はガード中に一部の技で反撃できましたが、このガードキャンセルと呼ばれるシステムが対策としてわかり辛いと感じました。他のキャラとまったく違った攻め方をしなければならない部分をもっとわかりやすくすることにしました。
亞坐身という技を使っているとカウンターができるということが視覚的にも理解しやすくなったと思います。
ですが、相手の攻めに対して途中で割り込むということが梅喧の魅力でもありますので、現状ガード中でも亞坐身を出せるようにしています。
相手が飛び道具と一緒に攻めるといった密度の高い攻撃をしてきた時でも、タイミングがシビアなのですが亞坐身を使って割り込むことができます。そういった部分で梅喧らしさを残すようにもしてあります。
アンサーに関しましては、『GG』シリーズに元々いる忍者キャラのチップとは違う方向の忍者キャラにしていこうと思いました。
空中に巻物を設置する麟技の書、地面に名刺を投げる撒火紙といった設置物を基点としてスピーディな攻めを展開するキャラクターとなっています。
特に空中に設置する麟技の書に関しては武者鎖火を使った自由度の高い連続技、起き攻めなどができるように作ってあります。ぜひ研究して忍者らしい動きを極めていただければと。
本当に使いこなせると、とてもかっこいい動きができるようになっています!
――『GGXrd REV 2』から既存キャラクターにも新技が追加されています。シリーズが長く続いてきてプレイヤーさんたちの錬度が上がってきたため、技を追加されたのでしょうか?
それももちろんあります。『Sign』のころからいるキャラクターに関しては見た目の変更が加わっているものが多いですし、家庭版『REVELATOR』から追加されたキャラに関しては特に変更していないです。
新作なので全部のキャラクターに新しいものを入れようというわけでなく、このキャラは戦い方的にこの技を変えたほうがおもしろくなるだろうと思ったら変更しています。
既存キャラのモーション変更につきましては、なるべく『Sign』のころからいるキャラに変化を持たせたいと思い作っていますが、今回のロケテに間に合っていない技もあります。
今回のロケテでは変化はないですが、今後新しいものが追加されているなということもあります。こちらはロケテスト段階なので容赦していただきたい部分です。
また、通常技が多いのですが、性能が変わっていないけど見た目が少々変わっていたり、かっこよくなっていたりするものが非常に多くあります。
こちらに関しては、弊社のデザイナーがもっとかっこよくしたい部分を反映しています。変更点リストには載っていませんが、書いていないところでも見た目的な修正はものすごく入っています。
そういった部分で、無理やり変えるのではなく、よりよいものにしていき完成度を高めていくといった部分が『REV 2』そのもののコンセプトになっています。
――梅喧のステージは新しいものでしたが、こちらについても教えてください。
今回の新規追加ステージは2つありまして、梅喧とアンサーがオーガバレーという川のステージです。加えて、クム・ヘヒョンのステージがあります。
クム・ヘヒョンのステージは相手で出てくるか、自分で使わないと出てこないステージですので、新ステージを見たい方はぜひ使っていただければと思います。
――BGMに関しても新曲が?
はい。梅喧とアンサーの楽曲を石渡太輔が書き下ろしています。個人的にアンサーの曲がオススメですので、耳を澄ませて聴いていただければと思っております。
――ロケテストに来られる方にひと言お願いします。
あくまでもロケテストは実験途中のものです。実際に会場に足を運んでいただいて、プレイしたうえでガンガン意見を送っていただければ、こちらもすべて目を通しますので、よろしくお願いいたします。本稼働を楽しみに待っていてください!
(C) ARC SYSTEM WORKS
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