2017年1月28日(土)

『仁王』気になるアクションの魅力を掲載。武器や構え、敵対する妖怪をチェック

文:る~ぱ

 コーエーテクモゲームスから、2月9日に発売予定のPS4用ソフト『仁王』。本作の特集企画第2回をお届けする。

『仁王』

 ダークな戦国アクションRPGとして注目されている本作の魅力を、アクションや武器、妖怪など切り口から紹介していく。

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一瞬の油断が命取りとなるスリリングな真剣勝負

 本作の魅力は高い難易度と、その難易度からくる緊張感。登場する敵が強く、2人以上に囲まれればかなり劣勢、1対1でも油断をすればあっさりとやられてしまう。

 さらにミッションの最奥には強力なボスが待ち構えており、カンタンにはクリアできない歯ごたえのあるアクションを楽しめる。

『仁王』

 戦闘の駆け引きで重要になるのが“気力”。ウィリアムと敵には気力ゲージが設定されており、攻撃やガード、回避を行うことで気力は減少していく。

 気力がなくなるとアクションに制限がかかるため、やみくもに攻撃するだけでは敵を倒すことはできない。間合いをとりながら敵の攻撃を回避して敵の気力が減ったところを攻める、手数の多い武器で敵にガードを強要させて気力を奪うなど、気力を意識した駆け引きがポイントになっている。

『仁王』

 プレイに緊張感を与えている要素が、倒された時に経験値(アムリタ)が“刀塚”としてその場に残ること。リスタートは最後に訪れた社からとなり、そのプレイ中に刀塚までたどり着ければ経験値を回収することができるが、回収前に再度死亡してしまうと経験値を完全にロストしてしまう。このシステムにより、失敗できない緊張感と、それをクリアした時の達成感を味わえるのが本作の魅力だ。

多彩な武器や“構え”を駆使したアクションの楽しさ

 ウィリアムが装備できる近接武器は刀、二刀、槍、斧、鎖鎌の5種類。それぞれの武器ごとに特性の異なる3種の“構え”が用意されている。対峙する敵や状況に応じて、装備している2つの武器と3種の構えを使いわけながら攻略していくのが本作のだいご味だ。

『仁王』
▲攻守のバランスに優れた刀。攻撃のスキが少なく、扱いやすい武器だ。
『仁王』
▲2本の短刀を装備する二刀。怒とうの連続攻撃で敵を圧倒する。
『仁王』
▲槍は長いリーチと広い攻撃範囲が特徴。複数を相手にする際には特に役立つ。
『仁王』
▲攻撃力に特化した斧。攻撃時にスキが多いので、使いこなすには慣れが必要。
『仁王』
▲鎖鎌は鎌による近接攻撃と鎖分銅を使った遠距離攻撃が可能。

 近距離武器以外に弓や銃、大筒といった遠距離武器も登場。弾切れの心配はあるものの、敵に気づかれる前にダメージを与えたい時や、接近戦を避けたい時に役立つ。

 また、ウィリアムは忍術や陰陽術を使うことも可能。一時的にウィリアムを強化したり敵を弱めたりといった多彩な効果があり、使いこなすことで立ち回りの幅を広げられる。

『仁王』
▲矢は手に入りやすいので気軽に使える。頭部を狙えば致命の一撃を与えることも。
『仁王』
▲構え中は移動ができないものの、遠距離武器の中でトップクラスの威力を持つ大筒。
『仁王』 『仁王』
▲忍術・透っ波の術。使うと一定時間姿を消すことが可能で、敵を素通りしたり、背後を取ったりできる。
『仁王』
▲陰陽術・護霊招来符。自身に憑けた守護霊を呼び出して攻撃を行う。

 これらの武器や構えの特徴は敵の侍も使える。敵の持っている武器や構えを意識することで、より有利に立ち回られるだろう。

多種多様な妖怪が出現

 プレイヤーの前に立ちはだかるのは人間の侍だけではない。魑魅魍魎(ちみもうりょう)の集合体である妖怪は人外のアクションと攻撃方法で襲いかかってくる。

濃姫

『仁王』

 本能寺の変で信長とともに散った濃姫が雪女として登場。信長のいない現世に嘆き、京都中を雪地獄にする。

女郎蜘蛛

『仁王』

 信貴山城の天守に出現した女郎蜘蛛。蜘蛛の巣で獲物の動きを鈍らせ、長く鋭い脚で貫く。

唐傘お化け

『仁王』

 中央に大きな目、柄の代わりに足を持つ唐傘お化け(からかさおばけ)。トリッキーな動きでプレイヤーを翻弄する。

鬼女

『仁王』 『仁王』

 死んだ女性の怨念が具現化した鬼女。振り乱した髪と鋭い爪がその怒りのすさまじさを物語っている。

大蝦蟇

『仁王』

 巨大なヒキガエルの姿を持つ大蝦蟇(おおがま)。リーチの長い槍や持ち前の長い舌を使った攻撃を得意とする。

烏天狗

『仁王』

 鳥のような翼を持つ烏天狗(からすてんぐ)。自由に空を飛翔し、高空からウィリアムを狙う。

 次回はゲーム序盤のインプレッションをお届けするので、お見逃しなく!

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