『アイドルマスター』PM2017初日の模様をお届け。765プロ勢ぞろいでトークコーナーや朗読劇が展開！

文：喜一

　1月28日・29日に都内・東京体育館で行われた『アイドルマスター』のイベント“THE IDOLM＠STER PRODUCER MEETING 2017 765PROALLSTARS -FUN TO THE NEW VISION!!-”初日の模様をお届けしよう。

765PROALLSTARS全員集合！

　開幕の高木社長の挨拶では、765プロ全社を挙げた催しだということが伝えられた。そして若干フリーダムな小鳥さんによって注意事項が告げられて、イベントがスタート！

　いつも通り、楽曲による開始ではなく、ステージには『プラチナスターズ』モデルの春香さんが登場。会場からの「回ってー」の声にも、自身の身体を回転させてくれるなど、サービス精神旺盛な春香さんである。

▲会場の画面にはちょうどこんな形で春香が映っていた。

　1曲目は“みんなで選ぶ！イベントオープニングソング”の投票によって決定した『チェリー』。ひと足早い春の訪れを伝えてくれるようなバックモニタの桜の木とプロデューサー諸氏の歓声が印象的なライブの始まりとなった。

　衣装もいつもの華やかなものでなく、『プラチナスターズ』などでおなじみの各アイドルのイメージカラーを模したジャージ。衣装のせいか、いつものライブよりもあたたかいアットホームな雰囲気が漂う。

　そして、2012年の7th LIVEぶりの勢ぞろいということもあり、各々の自己紹介に熱が入り、会場からの声援も負けじと熱がこもるオープニングとなった。まさに、たかはしさんの言う「夢に見たメンバー」がそろったのである。筆者も若干眼球に水分多めでオープニングを見届けた。

　オープニングで見られた春香さんにはアクターがおり、実際に反応などにあわせて動いてくれているそうだ。もちろん、中村さんの声も生でつけているとか。技術の進歩って素晴らしい……！

プロデューサーの声を聞いてみよう“Producer’s Voice”

　最初のコーナーはプロデューサーの声を聞こうというもの。どうやら特別ゲストがいるらしく、誰だ誰だと、ざわつく会場に登壇したのは赤羽根健治さん！　赤羽根さんといえば、アニメ『アイドルマスター』でプロデューサー役を演じたことでもおなじみ。

　赤羽根さんをMCにウェブサイトで実施したアンケート結果を見ながらのトークコーナーが展開。アンケートの質問は、あなたのプロデューサー歴やあなたの年代と性別を教えてください、これまでイベントに何回参加したことがありますか、あなたの好きなジャンル展開はというもの。

　アンケートに答えてくれた層は20代が一番多く、男性比率も半数以上と多め。プロデューサー歴は6～9年が多く、好きなジャンル展開はほぼ均等にわかれるなど、おもしろい結果となっていた。

　仕事でミスをして元気になりたい時に聞きたい曲は？　では、上位の多くの曲を仁後さん演じる高槻やよいが歌っていた。さすがだ、やよい！　会場では特別に11位以降も公開。実際に筆者自身もかなり聴いている曲が多く、なるほどと頷いてしまった。

　ライブでコールが楽しい曲部門では、まだ披露していないはずの『ザ・ライブ革命でSHOW！』がランクインするなど、少しおもしろい結果に。この時、本当に『ザ・ライブ革命でSHOW！』が披露されるなど知る由もない会場だった……（ほとんどのプロデューサー諸士はわかっていたと思うが）。

　“『アイマス』楽曲でオススメを教えて！と言われた時に挙げる曲を1つ教えてください”では、上位に＠が着く楽曲が多数登場。トークを振られた人がその曲を歌わなくてはいけない流れができてしまい、恐ろしいコーナーとして登壇者の皆さんに怖がられていた。

　赤羽根さんのオススメ楽曲は『目が逢う瞬間』とのこと。一番最初に『アイドルマスター』で聞いた曲で印象深いそうだ。

朗読劇765プロ大感謝祭はプロデューサー参加型に

　かなり久々となる朗読劇には選択肢が導入。選択したい項目にあわせてペンライトを振る、もしくは動かないという行動を取ると、どちらかの選択肢が選ばれる仕組みだ。今までにないプロデューサー参加型の朗読劇となった。

　最初の選択肢は電話か矢文のどちらで連絡が来るのかというもの。もちろん、会場のプロデューサーが矢文を選択したことは書くまでもないと思う……。しかも矢文に反応していた貴音。ますます彼女の謎は深まる。

　ストーリーは765プロ大感謝祭に向けたものとなっており、アイドルたちがバラエティ、演劇、歌の3つに班分けされることに。各班ごとに感謝祭に向けての打ち合わせをしていく中で波乱が……？

　班分けはPSP『アイドルマスターSP』のパーフェクトサン、ワンダリングスター、ミッシングムーンに登場するアイドルごとで行われていたようだ。

　バラエティ班のコーナーでは、たかはしさんが「空前絶後のー！」と、例のギャグを披露するなど大盛り上がり。演劇班は、下田さんが高木社長もとい大塚芳忠さんのモノマネをしたり、貴音の力の入ったかぐや姫が見られた。

　歌班のコーナーでは、歌の表現についての話が展開していると思っていたら、台本どおりなのか無茶ブリなのかわからないシーンも。何故か『ザ・ライブ革命でSHOW！』の「キワドク！　やっばいくらいのSexy Pose」部分を再現させられる人が多かったとか。

　また、イベントの構成台本のミスが発覚し、時間のやりくりに悩んでいる765プロの面々の前に協力な助っ人として三瓶由布子さん（秋月涼役）がサプライズ登場！　これには会場も大歓声に包まれた。

　最後にアイドルたちから告げられたのは“お姫さまティアラ”をつけてイベントに臨むという決意。“お姫さまティアラ”といえば、アーケード版、Xbox 360版、PSP版『アイドルマスター』で一番はじめに入手できるアクセサリである。

　つまりファン一号であるプロデューサーからアイドルへの贈り物であるのだが、このオチは卑怯だ……。

『Dazzling World』からライブパート再開！

　ここでしか見られない765プロのライブ映像が上映。響、貴音、美希のプロジェクト・フェアリーメンバーによる『きゅんっ！ヴァンパイアガール』が見られたり、千早、雪歩、あずささんによる『神さまのBirthday』が見られたり他にも、あずさ、真、貴音、律子、真美による『99 nights』、亜美真美の『Do-Dai』、やよい、伊織、響の『キラメキラリ』などが確認できた。

　通常のライブもよいが、会場の大画面で見る画面の中のアイドルたちによるライブパフォーマンスも、これはこれでアリ！　いや、大いにアリ。

　そして、本日2曲目となる楽曲『Dazzling World』がライブパートの再開始を飾る。『Dazzling World』を披露するのは2010年の『Dearly Stars』のリリースイベント以来になる。

　765プロの面々も衣装も上映されていたアイドルたちと同じライブ衣装にチェンジ！　『プラチナスターズ』からの新曲となる『ザ・ライブ革命でSHOW！』が歌い上げられた。前述のライブでコールが楽しい曲という期待を裏切らない素晴らしいアツさでライブが始まる。

　続いてはこちらもライブ初披露となる『Miracle Night』。EDMテイストのサウンドに春香、真、亜美、真美、伊織の優しい歌声があわさり、なんだかハッピーになれてしまう曲。筆者の気分はさながら『Miracle Night』のCDジャケットのような感じ。

　アップテンポなロックナンバー『僕たちのResistance』も会場を勢いづける。激しい曲調もさることながら、ダンスもかなり動きが多めで非常に贅沢な楽曲だと感じた。

　そして『アマテラス』では会場を手拍子が包む。サビのワンフレーズ目の「大好きだよ」という力のありすぎる歌詞が響きわたる。個人的にもすごい破壊力だ……と舌を巻いた次第である。

　実際に会場のプロデューサーの声援がCDに入る応援ソング『紅白応援V（ビクトリー）』の収録（？）が開始。会場左半分が赤組、右半分が白組にわかれて……というアナウンスを中村さんが忘れてしまったものの、プロデューサー諸氏の順応力の高さでカバー。見事な声援が収録できたと、ステージ上の皆さんも太鼓判をおしてくれた。

　2日間両日の声援を収録し、完成したこの楽曲は、シングルCD『THE IDOLM＠STER PLUTINAM MASTER ENCORE!!（仮）』として3月に発売する予定とのことなので、お楽しみに。

　本当にあっという間だったが、『Happy！』が流れ出しイベントも終幕へと迫っていく。最後はアイドルとプロデューサーの合唱による『THE IDOLM＠STER』で閉幕となった。

　トークコーナーでは仲間であるプロデューサーたちの情報、朗読劇では765プロの物語、ライブパートでは新曲がありながらもいつと変わらぬ盛り上がりを見せてくれた“プロデューサーミーティング”の名にふさわしいイベントとなった。

　ちなみにエンディングトークで赤羽根さんのイメージカラーは赤色に決定。今後イベントで登壇した際は赤色のライトを振ってあげよう！　ちゃんと春香さん（中村さん）の許可をとっていた（笑）。

　これからの『アイドルマスター』に期待を寄せつつ、筆者もあの言葉でお別れしたい。「これからもアイマスですよっ！　アイマス!!」

2日目の様子を写真でお届け

▲『団結2010』からライブスタート！

▲玲音が登場し、『アルティメットアイズ』を歌い上げる！

セットリスト（1日目）

(C)窪岡俊之 (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.　(C)BNEI／PROJECT iM＠S

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