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2017-02-21 19:45

【マブイの思考を探る】“『WlW』電アケ的頂上対戦Vol.48”をマブイ自らが解説!

文:電撃ARCADE編集部

 セガ・インタラクティブが贈る、協力対戦型戦略アクションゲーム『ワンダーランド ウォーズ(WlW)』。

 そのトップランカーによるプレイ動画を"『WlW』電アケ的頂上対戦"と銘打ち、<電撃アーケードch>で配信しています。

『WlW』

 今回は、"【CR27】ピーター・ザ・キッド:マブイ/『WlW』電アケ的頂上対戦Vol.48"について、マブイさん自らに試合解説と対戦中の思考を語っていただきました。


 ピーター・ザ・キッドをメインで使用しています、マブイと申します。ここでは“動画の対戦中に何を考えていたのか”また、“どういう目的で行動していたのか”ということを解説させていただきたいと思います。

『WlW』
▲ピーター・ザ・キッド(サポーター)

◆ビルド

 まずピーター・ザ・キッドの装着スキルについてですが、個人的には《ドリームウィンド》と《エアウォーク》は必須で、もう1つを自分の使いやすいものにするのがよいかと思っています(僕の場合は《ドリームウィンド》、《エアウォーク》、《スカイフォール》でほぼ固定です)。

『WlW』 『WlW』 『WlW』

 ただし、装着スキルによって立ち回りがかなり異なり、《ウィンドゲート》はよりサポート寄りの立ち回り、《スカイフォール》はアタッカー寄り、《バレットダンス》はファイター寄りの立ち回りになると思います。

 《ウィンドゲート》は2月14日に行われたアップデートによって、スキルレベルがMAXであれば速度と回避上昇効果が35秒ほど持続するため、今注目のスキルと言えますね。

『WlW』

 装着アシストですが、《夢込められし自由の銃》のみ固定となっており、それ以外は味方や相手の編成によって変更しています。

 なかでもよく採用しているアシストは、《大風払いの扇》、《誠実な王の服》、《裂かれた白鳥のドレス》、《願い星の服》で、ソウルは《踊る紅剣士カーレン》、《チェネレントラ》、《豊穣》となっています。

 基本的には対面のサポーターによって下記のようなことを考え、ビルドを変更しています。

■対エピーヌ

 《断絶の茨道》や《微睡みの粉》の妨害効果が強く、さらにこの2つのスキルは気をつけていても当たってしまいやすいのでやっかいです。そのため、対策としてソウルに《豊穣》を採用することが多いです。

 《豊穣》のリフレッシュ効果の発動時間は限られていますが、この効果によって命拾いすることも少なくありません。また、スロウ耐性効果のある《チェネレントラ》や《海賊アビルダ》も、《断絶の茨道》による効果を3分の1ほどにするため、一定の対策にはなります。

『WlW』 『WlW』 『WlW』

■対シレネッタ

 シレネッタは《アクアスパイラル☆》を装着している可能性が高いので、スロウ対策として、ソウルは主に《チェネレントラ》にしています。ドロー攻撃力の上昇値がレベル1のソウルにしては非常に高く、序盤の兵士処理などをしやすくなる利点もありますし、さらに巨人が非常に強いと言われている“回復唱”という点も採用理由の1つです。

『WlW』

■対ピーター・ザ・キッド

 ストレートの差し合いにおいて射程が長いとかなり有利になりますので、《大風払いの扇》は必ず着けるようにしています。ソウルは《踊る紅剣士カーレン》にしていることが多いです。

『WlW』 『WlW』

 かぐやとヴァイスに対しては、特別にこれといったソウルやアシストは決めていません。

 また、相方や敵のアタッカーの編成によって、下記のようなことを考えて装備を変えることがあります。

■中央レーンの相方が横槍に積極的に行くキャストの場合

 主に美候、スカーレット、闇吉備津と中央レーンを担当する場合ですね。この組み合わせの場合には、《誠実な王の服》を装備することが多いです。

『WlW』

 理由としては、基本的に僕が中央レーンの兵士処理を1人で担当し、かつ、1対2を耐える時間も長くなってしまうため、押し込まれてしまうことがあるためです。そのような場合は、前に出て経験値を拾うのが難しいため、それを《誠実な王の服》の効果で経験値取得をフォローするという考えですね。

■強力なスキル攻撃を持っている相手キャストが中央レーンに来る場合

 主に《吸命の術》を持つ美猴、《蜂ノ巣トナルガイイ…》を持つデス・フック、《ラインフレア》を持つミクサが中央レーンを担当すると予測される場合ですね。この場合は、スキル攻撃による即死を避けるため、《願い星の服》を装備します。

『WlW』

 このように、さまざまな編成や想定される展開を考え、都度その状況に適していると思ったソウルやアシストへ変更しています。ピーター・ザ・キッドはビルドに比較的自由度が高いので、それを生かしている形ですね。

 それではそろそろ動画に関する解説をしていきたいと思います。まずは動画をご覧いただければと思います。

■【CR27】ピーター・ザ・キッド:マブイ/『WlW』電アケ的頂上対戦Vol.48

 今回のキャスト編成は、ファイター2、アタッカー1、サポーターのため、順当に中央レーンへ向かいました。

『WlW』

【レベル1】

 まずは兵士を処理しつつ、レベル2になることを目指します。相方がロビン・シャーウッドと、兵士処理がそこまで得意ではないキャストのため、兵士処理に重点を置いて戦っていきました。

【レベル2:残り6分20秒~】

 レベルが上がったら即座に《ドリームウィンド》を相方にかけます。その後も相方が近くにいれば、移動速度上昇効果を切らさないよう、定期的にかけ直していきます。

 《ドリームウィンド》の体力回復量は微々たるもののため、ほぼ速度アップ目的で使用しています。そのため、体力回復目的のために連続で使用しないように心掛けています。無闇やたらにスキルに使っていくとすぐに枯渇してしまうので、MPの管理には注意です。

 あとは引き続き兵士処理をし、レベル3を目指しました。レベル3になるとスキルがすべて使えるようになり、また《夢込められし自由の銃》などのアシストも発動します。能力が上昇し、行動の幅も一気に増えるので、とにかくレベル3にできるだけ早く上げることを重要視しています。

 また相手キャストがスカーレットのため、スカーレットの位置をできるだけ把握するよう心掛けました。今回は敵のスカーレットが中央にいることが多かったのでそこまで注意チャットを出していませんが、端レーンに流れるようであれば、極力注意チャットを出すようにしています。

『WlW』

【レベル3:残り6分3秒~】

 普段はミニマップを確認し、端レーンのファイターが不利な状況であれば、手前拠点を早めに捨てて、一旦帰城してもらうようにチャットでお願いをします。

 新Ver.になってからは手前拠点が折られてもそのレーンの兵士差はつきませんし、また巨人が早く発生してくれる要因となるので、以前と比べると手前拠点を折り返しやすくなっているかと思います。ですので、序盤から中盤にかけて手前拠点が折られることは、あまり大きな問題だと思っていません。

 全レーンを共通して避けなければならないことは、中途半端に粘ったところでキルを取られてしまい、結局手前拠点を折られたうえにレベルを先行されてしまうことです。

 中盤にキルをされると、瞬間的に数的不利になるだけでなく、レベル4や5に先行され、相手側だけが強力なスキルやワンダースキルを使えるようになります。そうなると全レーンが不利となり、また手前拠点を折られたレーンは、奥拠点まで立て続けに折られる可能性も大きくなります。

 それを避けるため、手前拠点が折られそうであれば無理に継戦せずに、奥拠点を万全の態勢で防衛するために帰城してほしいと思っています。

 「手前拠点を守るよりは、命を大事に!」

 ですね。今回は中央レーンでの戦いに必死で、序盤は端レーンへフォローにまったく行けていませんが、ここまで味方はデスをしていないので非常に助かりました。

【レベル4:残り4分58秒】

 スカーレットをキルした際にそのまま継戦し、中央レーン手前の拠点を折ってしまうべきだったかもしれません。ただ、体力が心もとなく、なんとか拠点を折った頃には戦線復帰した体力満タンのスカーレットに下手をするとキルを奪われかねない、という考えがよぎりました。

 また、仮に折ったとしても僕自身は必ず帰城しなければならない体力でした。その折ったタイミングで帰城してしまうと、おそらくシレネッタの《パッションストリ~ム☆》による津波で一気にレーンを押され、簡単に折り返されてしまう可能性が高かったんです。そのため、ここは一度帰城することを選びました。

『WlW』

 右レーンのサンドリヨンについては、スカーレットをキルしたタイミングでミニマップを確認しましたが、助けに行っても救える可能性が低そうだったので、申し訳ありませんが見捨てる形になりました。

 その後中央で継戦しましたが、相手シレネッタにワンダースキルを使われてしまったこともあり、両方の端レーンがともに奥拠点近くまで侵攻され、奥拠点がどちらもいつ陥落してもおかしくない状況になりました。

 先ほど、手前拠点は折られてしまっても相手の手前拠点は折り返しやすいと説明しましたが、奥拠点まで陥落すると話が違ってきます。まず奥拠点は、手前拠点よりも折られた際のチームゲージのダメージ量が大きくなっています。また奥拠点が陥落すると、そのレーンの兵士は自分の城から発生するぶんのみとなり、兵士差がついてしまうため、そのレーンの敵拠点を落とすことが一気に困難になります。

 現環境では奥拠点を折る、もしくは折られることはその試合の決定打となりやすいため、奥拠点防衛の優先順位は自分のなかで非常に高く設定しています。そのことによって、手前拠点を捨てたり、味方の巨人を敵にフリーで処理させてしまうこともありますが、いとわないようにしています。奥拠点陥落=ゲームセットになる可能性が高く、ゲームが終わってしまないようにすること以上に大事なことはないと考えているからです。

【レベル4:残り3分50秒】

 中央レーンの手前拠点はまだ残っている状況ですが、すべてを同時に防衛するのは不可能なため、中央レーンの手前拠点の防衛は諦め、両端レーンの奥拠点の防衛に注力しました。まずは右のサンドリヨンがキルを取られそうだったので、サンドリヨンの生還を優先し右レーンのフォローに入っています。

『WlW』

【レベル5:残り3分13秒~】

 サンドリヨンは無事に生還できましたが、一息ついたタイミングで左レーンにスカーレットが現れ、リンが1対2の状況になりました。ロビン・シャーウッドが左レーンのフォローに入ると思い、右レーンに行きかけましたが、中央レーンに行ったのを確認し、慌てて左レーンのフォローに向かいました。左レーンのほうが、このタイミングでの危険度が高いと判断したためです。

 左レーンの奥拠点の陥落を防ぐと、リンがワンダースキルを使用しました。左レーンのライン一気上げ&リンのワンダースキルによる進軍を邪魔させないようにするため、僕もワンダースキルを合わせて使用しています。このことにより、当面左レーンは安泰になりましたが、今度は右レーンの奥拠点が再度陥落の危機に陥っていたため、右奥拠点防衛のフォローに向かいました。

 サンドリヨンに前方に進むように矢印を出しているのは、レベル5以降の大聖は非常に足が速く、サンドリヨンでは追いかけて倒すのは難しい、もしくは非常に時間がかかってしまうため、レーン上げに専念してほしいという意味です。

『WlW』

 結果的には大聖を倒すのに、サンドリヨンにかなり協力してもらったので、この矢印を出したことに関しては、何かすいません……という感想です(汗)。

 ここでは大聖を倒すのに、停滞ドローをうまく使うことができました。起き攻めが有効な場面はまだありますね。

『WlW』

 左右両レーンのピンチが解決したので、中央レーンに戻り、ライン上げを図ります。

【レベル8:残り1分30秒】

 残り1分ほどの段階で、「中央レーンの手前拠点を折るだけでは勝てないな」と思っていたところ、左のリンが進軍し、左奥拠点を折れる可能性があることに気づきました。中央レーン手前の拠点ゲージは残り僅かだったため、兵士を流さなくても折れる可能性が高いこともあり、左奥拠点を折るためのフォローに行くことを決めました。

 《エアウォーク》で急行したところ、相手シュネーヴィッツェンの不意をついてダウンを取ることに成功。そして、なんとか兵士を流し込めて、左奥拠点を折ることができました。

 代わりにリンがキルされてしまい、チームゲージは五分で、僕の体力も残り僅かになりましたが、ロビン・シャーウッドの体力がほぼ満タンだったため、中央レーン手前の拠点殴りをお願いをしました。幸い相手が自分を追いかけてくるような素ぶりがあったので、死なないように相手キャストを釣ることに専念しました。

 そして、味方ロビン・シャーウッドが拠点を破壊してくれて、なんとか勝利できました。

『WlW』

 動画の解説は以上となります。

 非常に長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

データ

▼『Wonderland Wars 運命の時刻盤(クロノス)』
■メーカー:セガ・インタラクティブ
■対応機種:AC
■ジャンル:戦略アクションゲーム
■稼働日:2016年12月14日
■料金:チケット制(チケットは投入したクレジットで購入)
■プレイ人数:1~8人

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