2017年3月3日(金)
『ゴーストリコン ワイルドランズ』をプレイした感想。ガンマニア垂涎の要素や『ファークライ』らしさも!?
――――――――――――――――――――――――――
『Ghost Recon WildLands(ゴーストリコン ワイルドランズ)』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
――――――――――――――――――――――――――
ユービーアイソフトが3月9日に発売するPS4/XboxOne/PC用ソフト『Ghost Recon WildLands(ゴーストリコン ワイルドランズ)』の日本語版オープンベータが、2月24~27日に開催されました。
この記事ではPS4版のオープンベータをプレイした感想と、プレイを通じて判明したゲームの詳細をお届けします。
個性的な兵士を作り上げてシングルプレイや協力プレイにチャレンジ!
『ゴーストリコン』シリーズは、アメリカ政府の要請で世界中のあらゆる紛争地域に出動する特殊部隊“ゴースト”の活躍を描く、ミリタリーシューターの人気作です。
ユービーアイソフトの“トム・クランシー”ブランドのなかでも『レインボーシックス』や『スプリンターセル』と並んで長い歴史を持つシリーズですが、今回の『ワイルドランズ』は、2012年に発売された『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』以来、5年ぶりの新作となります。
『ゴーストリコン』シリーズの特徴は、常にチームで行動するという、現実の特殊部隊の原則を忠実に再現している点です。そのため本作では、最大4人のオンライン協力プレイによって、ゲームのあらゆるミッションにチャレンジできます。一方でシングルプレイの際も、プレイヤー以外に3人のAIチームメイトが常に行動をともにしてくれます。
▲プレイヤーキャラクターは、男女それぞれに個性的な表情が用意されています。選んだ性別によって、日本語吹替の音声も変化します。もちろん英語音声・日本語字幕でのプレイも可能です。 |
ゲームをスタートしてまず行うのは、プレイヤーの分身となるキャラクターの作成です。男女の性別や顔、タトゥーといった身体的特徴に加えて、シャツの迷彩柄やバックパックといった装備品などさまざまな種類のカスタマイズが可能。ここで作成するキャラクターは、協力プレイ時のアバターの役割も果たすので、外見にはできるだけこだわりたいところです。
▲帽子やゴーグル、フェイスマスクなども選択して装備できます。モフモフのギリースーツも、迷彩の密度やパターンが異なる数種類が用意されています。性別や顔はゲーム開始時に選択したら変更できませんが、服装や装備品は後でいつでも変更可能です。 |
▲今回のプレイで筆者が作成した女性兵士がこちら。シングルプレイでは、AIが操作するチームメイト3名が常にプレイヤーに付き従ってくれます。プレイヤー1人が自動車やバイクで移動して、チームメイトを置き去りにしても(笑)、ちゃんと合流してくれる優秀な人たちです。 |
南米・ボリビアを支配する、巨大な麻薬カルテルを壊滅せよ!
舞台となるのは、南米のボリビアです。本作は『ゴーストリコン』シリーズでは初めてのオープンワールドとなり、アンデス山脈からアマゾンのジャングルまで変化に富んだ大自然のなかを自由に移動して、ミッションに挑むことができるのです。
▲オープンベータでは、高低差の激しい山岳地帯に村や牧場が点在する、イタクァ地域からスタート。この広大な風景も、製品版でプレイ可能なエリアのほんの一部にすぎません。 |
ボリビアには現在、巨大な麻薬カルテル“サンタ・ブランカ”が勢力を拡げています。特殊部隊“ゴースト”の4人は、このサンタ・ブランカの組織を無力化し、ボスのエル・スエーニョを排除する“キングスレイヤー作戦”を実行するために、この地へとやってきました。
ボリビアの軍隊“ユニダッド”は、カルテルには干渉しない立場を取っています。それどころか、武装しているゴースト隊員の姿を見かけると、警戒して攻撃を仕掛けてきます。ユニダッドはカルテルと違い正規の軍隊だけあって、敵に回すとけっこう手強いので、彼らに見つかることはなるべく避けたほうがよいでしょう。
一方でボリビアの住民たちのなかには、カルテルから母国を解放するための反乱軍を組織している者たちもいます。サイドミッションの“反乱軍ミッション”を完了すると、偵察や陽動といった反乱軍からの支援を受けられます。
▲本作には大きく分けて4つの勢力が登場します。プレイヤーであるゴーストチームには反乱軍が協力している一方で、サンタ・ブランカとユニダッドは敵対しています。 |
反乱軍の支援を受けているとはいえ、たった4人しかいないゴーストが、ボリビア全土を支配する麻薬カルテルを倒せばよいのでしょうか? そのためには、ピラミッド状の組織を末端から切り崩していって、中枢の幹部やボスを追い詰めていかねばなりません。
▲麻薬カルテル“サンタ・ブランカ”の組織図。ボスのエル・スエーニョを中心として、生産・密輸・護衛・プロパガンダの4部門を運営する責任者、そして各地域を支配するブションと、ボリビア全土に組織が網の目のように張り巡らされています。 |
ボリビアの21ある地域はそれぞれ、“ブション”と呼ばれるカルテルの幹部やブションを束ねるリーダーたちが支配しています。ゴーストはまず、各地域でカルテルに関する情報を収集します。
その情報を元にブションの居場所を突き止めて相手を倒し、地域をカルテルの支配から解放することで、その上にいるリーダー、さらにその上でカルテルを運営する4部門の責任者、そしてボスのエル・スエーニョへと、段階的にたどっていくことができるのです。
▲まずは戦略マップを確認して、黄色い“重要情報”のアイコンで示された場所へ向かいます。そこで手がかりを調べたり、情報提供者と会話をしたりすることで、カルテルの足取りを追うミッションが出現します。 |
今回のオープンベータでは、21ある地域のうちブションのカップル“ユリとポルト”が支配するイタクァと、その上にいるリーダー“ラ・プラガ”が支配するモンテュヨックという、2つの地域をプレイすることができました。
続いては、本作で発生する実際のミッションをどのように攻略すればよいか見ていきましょう。
ドローンで敵の拠点を偵察したら“SYNCショット”で敵をまとめて排除
本作のミッションは、敵に捕らわれている人物の救出や敵の重要人物を捕らえて尋問するといったもののほか、襲撃してくる敵を撃退したり、敵の車両やヘリを奪ったりと、さまざまな種類が用意されています。
どのようなミッションでも重要なのは、偵察によって敵の人数や位置を正確に把握し、逆にこちらの位置を相手に気づかれないようステルス状態を維持することです。ステルス状態を保ち続ければ、無警戒の敵を一方的に倒すことができます。
もちろん、突撃してバリバリと敵を倒していくことも可能ですが、敵の支配する建物に潜入する場合などには、いったん見つかると敵の増援が駆けつけてきて攻略がいっそう難しくなってしまいます。
▲ここでは、医薬品を積んだヘリを奪取するミッションに挑戦します。ヘリが着陸している農場へ向かいますが、農場は丘の上にあるので、下から内部の様子を見ることはできません。いったい敵は何人いるのでしょうか? |
偵察では、双眼鏡を使って敵を目視すればその人物がマークされ、以後は敵が物陰や屋内に移動しても、位置を把握できます。ただし、双眼鏡では見ることのできない高台や建物の裏側に敵がいることもあります。その場合に便利なのが、今では日本でもすっかり有名になった“ドローン”です。
ドローンを飛行させて空中から偵察を行えば、離れた位置にいる敵や物陰にいる敵も、即座に確認してマークできます。とはいえ、ドローンが移動できる距離には限界があるほか、あまり長い間飛ばしているとバッテリーが切れてしまいます。また、ドローンが敵に近づきすぎるとプロペラの音を聞かれて、敵が警戒してしまうので注意が必要です。
▲ドローンを飛ばして上空から偵察すれば、丘の上にあるヘリの位置や敵の居場所を即座にマークできます。建物の裏側にいる敵も、ドローンを移動させて回り込めばちゃんと確認できます。 |
▲ドローンを操作しているゴースト隊員から離れすぎてしまうと、このように画面が乱れてそれ以上先に進めなくなります。さらに遠くを偵察するためには、隊員自身が移動しなければなりません。 |
敵の具体的な位置を確認できたら、任務遂行の障害となる敵は容赦なく排除してしまいましょう。この時にシングルプレイで大いに役立つのが、前作の『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』をプレイした人にはおなじみの“SYNCショット”と呼ばれるシステムです。
偵察で発見した敵には、白い数字のSYNCマークをつけることができます。このマークのついた敵はAIのチームメイトが銃で照準しており、プレイヤーが指示を出した瞬間に一撃で倒すことができるのです。
その狙撃精度は百発百中。こちらが下手に狙うよりも(笑)、確実に敵を倒すことができます。ただし、敵が照準できない場所にいると、射撃準備を完了できないのでご注意を。
▲屋外に立っている敵をSYNCマークしてチームメイトに狙撃を指示。すると、見事にヘッドショットを決めて、敵を撃退してくれました。 |
いくら味方の狙撃が正確だとはいえ、ほかに敵がいる目の前で射殺してしまうと、残った敵は即座に警戒してしまいます。ところが、後述するスキルのアップグレードによって、SYNCショットは最大3つまでマーク可能になるのです。
しかもSYNCマーク中にプレイヤーが敵を狙撃すると、チームメイトはそれを合図にして、マークした敵を一斉に狙撃します。つまりプレイヤーの撃った敵も含めて最大4人の敵を、同時に倒すことができるわけです。
SYNCショットを上手く使いこなせば、敵に警戒される隙を与えることなく、エリアから敵を掃討することが可能です。このSYNCショットが見事に決まると、すごく気持ちいいんですよね。
▲2人の敵をSYNCマークしてから、残ったもう1人の敵をプレイヤー自身で狙い撃ち。プレイヤーが引き金を引いた瞬間にチームメイトも同時に狙撃し、建物の正面にいる3人の敵をまとめて倒すことができました。 |
こうしてステルス状態を保ちつつ、すべての敵をエリアから排除してしまえば、あとはミッションの目的を達成するだけです。
このように敵地に潜入して見つからないように偵察するステルスの緊張感と、SYNCショットを駆使して敵を倒す爽快感を、一度に堪能することができます。このスリルこそ、本作の醍醐味だと言えるでしょう。
パーツ単位で銃を改造できる“ガンスミス”やサイドミッションもアツイ!
プレイヤーがチャレンジできるミッションは、地域のカルテル幹部に関係するストーリーミッションだけではありません。オープンワールドならではのサイドミッションや収集要素も、ふんだんに用意されています。
▲サイドミッションや収集する物資の位置は、フィールド上に残された情報を調べたり、情報提供者と会話したりすることで戦略マップに登録されます。 |
フィールド上には食料・ガソリン・医療品・通信機器という4つの物資があり、これらに近づいてマークすることでプレイヤーが回収できます。またフィールド上にあるカルテルのメダルを拾うと、スキルポイントを獲得できます。
こうして入手したスキルポイントと物資を消費して、プレイヤーの持つスキルをアップグレードするのです。
▲ボリビアの各地にある物資やメダルを収集することで、スキルのアップグレードに必要なポイントを獲得できます。物資はマーカーをつけると、あとで反乱軍が回収してくれるとのこと。 |
スキルのアップグレードでは、一度にSYNCマークできる数が増える、弾薬の携行量が増える、ドローンの飛行可能距離が伸びるなど、ゲームを有利に進められるものばかり。こうしたアイテムの収集を行うことが、ミッションのクリアにも役立ちます。
▲スキルのアップグレードは、部隊やドローンといったスキルツリーのカテゴリごとに段階的に可能になります。自分のプレイスタイルに応じて、優先して育てたいスキルを選びましょう。 |
また、フィールドを探索したり倒した敵の武器を奪ったりすることで、新たな銃やそのパーツを入手することもできます。こうした銃やパーツで可能になるのが、前作『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』でも好評だった、“ガンスミス”と呼ばれる銃器のカスタマイズです。
▲フィールド上に置かれたボックスなどから、新たな銃や“ガンスミス”で使用可能なパーツを入手できます。 |
ガンスミスでは銃をバラバラに分解して、ストックやバレル、スコープといったパーツ単位でカスタマイズすることが可能です。
アサルトライフルにグレネードランチャーを取り付けて破壊力をアップさせるもよし、スナイパーライフルに高精度なスコープを取り付けて命中率をアップさせるもよしと、プレイヤーごとにこだわりのカスタマイズを楽しむことができます。
今回はオープンベータということで、実際に入手できたパーツの種類は少なめでしたが、製品版では100を超えるアタッチメントが用意されており、その組み合わせはなんと1万種類以上!
さらにガンスミスでは、銃全体の色や迷彩を変えるだけでなく、パーツ単位で異なる色に変えるペイントも可能。しかも銃器は長く使用するにつれて、土ぼこりなどでだんだんと汚れていったり、傷がついたりするというこだわりぶりです。
▲ガンスミスのメニューでは、プレイヤーの持っている銃がパーツ単位でバラバラになって表示されます。 |
▲アンダーバレルのパーツでグレネードランチャーを選んでみました。ガンスミスでカスタマイズされた銃は、その性能が発揮できるだけでなく、ゲーム中にも、その形状やペイントがしっかりと反映されます。 |
ボリビアの地でサンタ・ブランカと戦っているのは、ゴーストだけではありません。プレイヤーに協力してくれる反乱軍も存在します。本作ではカルテルを追跡するメインのストーリーミッションだけでなく、反乱軍の活動に協力するサイドミッションも実行できます。
▲サイドミッションの中には、ボリビアの大自然を素早く移動して、敵の通信アンテナを制限時間内に停止させるといったものも存在します。 |
敵の車両や飛行機を奪って大量の物資を手に入れたり、制限時間内に敵の通信アンテナを停止させたりするサイドミッションを成功させると、ゴーストチームは自分たちの活動中に反乱軍からさまざまな支援を受けられるようになります。
反乱軍の兵士たちが攻撃して敵の注意をそちらにひきつけることができるなど、反乱軍の支援を上手く使うことで、ゴーストの活動を有利に進めることができます。
▲成功させたサイドミッションの種類によって、それに対応した反乱軍の支援を受けられるようになります。 |
▲反乱軍の支援のひとつである“迫撃砲の要請”を使うと、こちらの指定した位置に砲弾が落下して、敵を吹き飛ばすことができます! 砲弾を落とす位置によっては、民間人やゴーストチームを爆発に巻き込むこともあるので要注意。 |
▲敵の拠点を偵察していると、檻の中に捕らえられている反乱軍のメンバーを発見できることも。鍵を破壊してメンバーを救出すると武器を手にして一緒に戦ってくれるので、こちらも上手く利用しましょう。 |
アンデス山脈からアマゾンのジャングルまで、広大なオープンワールドを駆け巡ろう
オープンワールドで表現されたボリビアの地は、山あり谷ありジャングルありの広大な大自然が広がっています。そのためプレイヤーが移動に使用する乗り物も、多種多様なものが用意されています。
自動車やバイクはもちろん、ヘリコプターや航空機、川や湖を進むボート、さらにはトラクターやパワーショベルといったものまで、製品版では60種類以上が登場するとのこと。
オープンベータでプレイできたイタクァ地域は、高低差の激しい山岳地帯のために道路が曲がりくねっていますが、オフロードバイクなどを使えば、斜面を強引に上り下りしてショートカットで移動することも可能です。
シングルプレイでは、乗り物の運転や操縦はプレイヤー自身が行い、AIのチームメイトが動かすことはありません。そのため移動時にはプレイヤー自身が攻撃を行うことはできないのですが、代わりにプレイヤーが攻撃命令を出すことで、同乗したチームメイトが周囲の敵を勝手に攻撃してくれるようになります。これを利用して、重火器を搭載した装甲車両で敵を掃討して回る、といったプレイも可能です。
▲プレイヤーが自動車やボートの運転席に座ると、AIのチームメイトが空いた座席に乗り込んできます。その状態で攻撃命令を出せば、プレイヤーの運転中に仲間が周囲の敵を攻撃してくれます。 |
▲ちなみにシングルプレイ時には、AIのチームメイトが一緒についてきてくれます。敵に見つかった場合は勝手に反撃し、何も指示をしなくても頼りになるのですが、より緻密に行動を指示したい場合は、指定した位置への移動や攻撃開始・終了を命令しましょう。 |
地上だけでなく、ヘリやセスナ機を操縦して大空を移動することもできます。イタクァ地域は山岳地帯のため、地上を移動するのはけっこう苦労したのですが、ヘリを使えば険しい山も簡単に越えられます。ただし飛行する場所によっては、SAM(地対空ミサイル)で攻撃されることも……。
さらに、上空を飛行するヘリやセスナ機から飛び降りてパラシュート降下することも可能! このあたりの自由さは、オープンワールドならではですね。
▲ヘリコプターを操縦する場合も、チームメイトが同乗して攻撃を行ってくれます。これを使えば、逃走する敵の車両をヘリで追跡して、空中から攻撃するという映画のようなシチュエーションも再現できます。 |
▲ヘリの操縦席を飛び出して、スカイダイビングからのパラシュート降下。ちなみに画面左下で爆発の煙が上がっていますが、これはパイロットを失ったヘリが墜落したものです(笑)。 |
▲時間の経過によって昼夜が変化したり、天候が変わったりします。夜になると視界がかなり悪くなるのですが、暗視ゴーグルやサーマルビジョンを使用することで、周囲の様子や敵の姿を確認できます。 |
変化に富んだ大自然のオープンワールドを、多彩な乗り物で自由に移動して、さまざまなミッションや収集要素にチャレンジしていく……。これまでご紹介してきた本作のゲームプレイに、なんとなく心当たりのある人もいるのではないでしょうか。
筆者としては、この『ゴーストリコン ワイルドランズ』のプレイ感覚は、同社のオープンワールド・アクションゲーム『ファークライ』シリーズに近いものだと感じられました。
主人公が単独でサバイバルを繰り広げる『ファークライ』と、特殊部隊がチームで行動するミリタリーシューターの本作では、当然ながら異なる部分も多いですし、それがまた『ファークライ』シリーズとはひと味違うおもしろさにもなっています。とはいえ『ファークライ』シリーズを好きな人であれば、本作も大いにオススメできる内容になっていると感じました。
最大4人の協力プレイで仲間と一緒に盛り上がれる!
さて、特殊部隊がチームで行動する本作ならではのポイントが、最大4人のプレイヤーによるオンライン協力プレイです。
最初に紹介したように、本作ではストーリーミッションから武器や物資の収集まで、すべてのゲームプレイを他のプレイヤーと一緒に遊ぶことができます。
▲最大4人までプレイできる本作ですが、今回はメンバーの都合もあって2人での協力プレイとなりました。ちなみに、近いレベル帯のプレイヤーの参加が推奨される機能もあります。 |
まずは、走行中の敵の輸送車を停止させて物資を奪うミッションに2人で挑戦してみました。シングルプレイ時には、プレイヤーが必ず運転してAIのチームメイトが自動的に攻撃していましたが、協力プレイでは互いにコミュニケーションを取って役割分担できます。
運転を仲間に任せて、自分は敵の攻撃に集中するといった共闘感が味わえるのが、本当に楽しいんですよね。
▲輸送車への攻撃を仲間に任せて、自分は敵車両にカメラを向けることもなく運転に専念。協力プレイならこうした信頼関係も生まれます。 |
協力プレイの恩恵を特に感じられるのが、自分が敵の銃弾に倒れた時です。一定時間内に仲間が駆けつけて蘇生してくれると、その場でゲームに復帰することが可能です。
シングルプレイでもAIのチームメイトが蘇生してくれるのですが、1回の戦闘につき蘇生は一度だけ。二度倒れるとそのままゲームオーバーになってしまいます。対して協力プレイでは、仲間が全滅するまではやられ放題なんですよ(笑)。
それはともかく、自分が倒れて画面がモノクロになっているなかで、仲間が駆けつけてくれると心から感謝しちゃいますよね。
▲敵の攻撃でダウンしてしまうと、画面がモノクロになって操作不能に。こうなったら、仲間の救援に期待! |
偵察のところでも解説しましたが、本作はステルス状態を保ちながら敵を倒していくことでミッションを有利に進められます。そのため、協力プレイ中は互いの綿密なコミュニケーションが不可欠!
シングルプレイ時の命令機能を使って指示を伝え合うことも可能ですが、できればボイスチャットで会話したほうが、攻略の成功率もプレイの楽しさもグンとアップします。
▲各プレイヤーが合図で一斉に射撃すれば、SYNCショットを自分たちの手で再現することも。もっともAIとは違って、百発百中とはいきませんが……。ちなみにSYNCマークを使うと、「1番はそっちで狙って」といったやり取りをするのに便利です。 |
AIと違って生きた人間のやることなので、うっかり敵の前に飛び出したり、物陰にいる敵を見落としたりしてしまうことも少なくありません。そんな時に互いにツッコミを入れてワイワイと盛り上がれるのも、協力プレイの醍醐味です。
同じミッションをプレイしても、シングルプレイとはまったく異なる緊張感を味わえたので、ぜひ多くの人に体験してもらいたいです。
▲ガトリングガンを装備した装甲車両で敵を掃討! ……と思ったら、絶妙なタイミングで爆発する手榴弾の上を通過してしまい、2人まとめて死亡(笑)。失敗しても笑えるっていいですよね。 |
シングルプレイから協力プレイまで、プレイヤーの好みに応じて楽しめる
ここまでの情報をまとめると、本作はSYNCショットやガンスミスといった『ゴーストリコン』らしいミリタリー要素を継承しつつ、広大なエリアを自由に行動できるオープンワールドアクションが融合して、バラエティ豊かなゲームプレイを楽しめる作品となっています。
今回のオープンベータでは、一部のエリアに限定されたプレイでしたが、ここで紹介したようなゲームシステムはもちろんのこと、エリアごとに自然環境が大きく変わる様子や敵となるカルテル幹部の個性的なキャラクターを感じることができ、製品版をプレイするのがいっそう楽しみになりました。
▲イタクァ地域のブションである“ユリとポリト”を倒すことで、次の地域に進むことができました。ユリとポリトは、カルテルで拷問を受け持つ幹部という凶悪なコンビにもかかわらず、自分たちはラブラブのカップルというのがユニークで印象的です。 |
▲オープンベータでプレイできた2個目の地域であるモンテュヨックでは、雪山のふもとに茶色の塩湖が広がり、その上をフラミンゴの群れが飛び回っているという絶景を見ることができます。同じ山岳地帯でも、イタクァとまったく異なる風景となっているのは驚きです。 |
麻薬カルテルとの攻防をじっくりと楽しんだり、協力プレイで仲間と一緒に盛り上がったりと、本作はプレイヤーの好みに応じていろいろな遊び方のできます。ここで紹介した要素のうち、どれか1つでも興味を惹かれたものがあれば、ぜひプレイしてみてください!
(C)2016 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Tom Clancy’s, Ghost Recon, the Soldier Icon, Ubisoft, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.
データ