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2017年3月9日(木)

圧倒的な戦場感。コンソール版で見直す『World of Tanks』が世界で評価される理由

文:うま

 Wargamingより配信されている、PS4/Xbox360/Xbox One用ソフト『World of Tanks Console』の魅力に迫る。

『World of Tanks Console』

 『World of Tanks』(以下、WoT)は、2011年にPC版でサービスが開始された多人数型オンライン戦車アクションゲーム。全世界で登録アカウント数が1億を超え、世界大会が何度も開かれるほどの人気ゲームとなっている。

 その後もXbox360やXbox One、PS4とコンソール版が次々にリリースされ、つい先日PS4版がサービス開始1周年を迎えたと同時にコンソール版のサービス開始3周年記念イベントも開催された。

 本記事では、コンソール版3周年を機に『WoT』を始めてみようと思っている方に向けて、コンソール版ならではのおもしろさについて詳しく紹介していく。

全世界1億人を虜にする『WoT』とは!?

 本作は、最大15人対15人による戦車戦が楽しめる、オンライン対戦ゲーム。第1次世界大戦から20世紀中盤までに活躍した400種類以上の実在した戦車が登場する(※イベント限定戦車を含む)。

 ゲーム中では、世界中のプレイヤーと対戦し、手に入れた経験値とシルバー(ゲーム内通貨)によって、マイ戦車の研究・開発を進めていく。

 対戦は最大15人(マッチング待機している人数によって変動)の2チームで行われ、4種類の対戦ルールの中からランダムに選出される仕組みだ。ルールは以下の通り。

通常戦敵を全滅させるか、相手の拠点を占領したチームが勝ちとなる
遭遇戦敵を全滅させるか、中立の拠点を占領したチームが勝ちとなる
強襲戦攻撃側と防衛側に分かれて戦い、攻撃側は敵を全滅させるか拠点を占拠すれば勝ち。防衛側は敵を全滅させれば勝ちとなる
チームディストラクション敵を全滅されたチームが勝ちとなる
『World of Tanks Console』
▲対戦相手の戦車も、自分が選択した戦車のTier(ランク)に近いものが選ばれるので、戦車の性能による圧倒的な戦力差が起こらない。

見た目だけでなく挙動もリアル!

 本作の特徴として、すべてが“リアル”だということが挙げられる。まず、モデリングがリアルで、実写かと見間違うほど精巧なグラフィックで描かれている。

 しかも物理演算システムの導入で地形などに乗り上げた時の挙動がリアルになったうえ、転輪1つ1つが凹凸に合わせて上下に動いたり、まわりに搭載してあるスコップなども非常に精細。

 また、外見だけではなく戦車ごとの性能も忠実に再現。移動速度はもちろん、射撃時の反動の大きさや部位ごとの装甲の厚さなどの細部に至るまでこだわりが見られる。

 そして戦い方までもが“リアル”で、今までの戦車ゲームといえば、戦車が動き回って相手の攻撃を回避しつつ、こちらの攻撃を当てるようなものが多かった。

 しかし本作では、物陰などに身を隠しつつ戦うのがメインとなる。この時、相手からの攻撃は避けるのではなく、装甲で受け流すのが基本。実際の戦車同様に装甲に傾斜がついているものが多く、避弾経始(ひだんけいし)で受け流すことが重要だ。

『World of Tanks Console』
▲コンソール版では時間や天候の変化があるので、一層リアルな戦場に! 雨の時はカメラのレンズに雨粒がしたたるなど、本物の戦場に立っているような感覚が味わえるはずだ。

戦車をコントローラーで簡単に操作可能!

 コンソール版ではコントローラーで戦車を操作することになる。その操作方法はあらかじめプリセットされているものの中から1つを選択するのだが、そのすべてが直感的に操作しやすいもものばかり。

『World of Tanks Console』
▲ボタン1つであらゆる操作が可能! 超新地旋回などもお手の物だ。

これだけ楽しめるのに基本無料!

 これだけのボリュームを誇っている本作だが、ゲームのダウンロードも基本プレイもすべてが無料となっている。

 課金要素として、車庫の拡張や特殊な戦車などが用意されているが、有料戦車が飛びぬけて強いということはない。経験値やシルバーを集めるのが面倒な人におすすめだ。

『World of Tanks Console』
▲Xbox360とXbox Oneは“Xbox ストア”、PS4は“PlayStation Store”から無料でダウンロード可能。“スターターキット”を選択すると、さまざまな特典が無料で入手できる。

頻繁なアップデートで進化が止まらない!

 これだけの魅力を備えた『WoT』だが、その勢いはまだまだ留まることを知らない。毎月何かしらのバージョンアップやイベントなどが開催されているから驚きだ。

 イベントバトルには、おもちゃの戦車で戦ったり、戦車を改造して作った船で戦ったりと、特殊ルールで戦うものも存在。“Ops”と呼ばれるイベントミッションを達成すると、特別な戦車がプレゼントされることも!

 また、特定の国の戦車をピックアップしたディスカウントイベントなども開催されることもある。期間中は対象となった戦車の開発費が安くなったり、その国の特殊な戦車を入手できたりする“Ops”が追加される。

 参考までに先日1周年を迎えたばかりのPS4版がこの1年で行った代表的なイベントを紹介していこう。

PS4版『World of Tanks Console』主な出来事

2016年1月 16日 正式サービス開始
20日~2月5日 イベント「ガールズ&パンツァー」スペシャルオペレーション開催
2月 4日 アップデート「マップマッドネス」
10日 アップデート「British Invasion」、イギリス戦車解禁
3月 4日 アップデート「ウルフパック」
25日 アップデート「Grit of War」
4月 12日 アップデート「Imperial Steel」、日本戦車解禁
5月 12日 アップデート「タンクハンター」、アメリカ、イギリス、ドイツ、ソ連戦車追加
25日 アップデート「Nuts and Bolts」
6月 8日 中国戦車解禁
30日 アップデート「Vive La France」、フランス戦車解禁
30日~8月5日 戦車100周年イベント「独立を主張せよ」開催
7月 30日 WoT アジアトーナメント「PS4 APAC Steel Arena 2016」開催
8月 16日 アップデート「Fields of War」
31日~9月20日 イベント「Dark Horse プレゼンツ 「World of Tanks: Roll Out!」」開催
9月 8日~12日 「ランク戦テストセッション」開催
14日 アップデート「Typhoon」、イギリス戦車追加
15日~30日 イベント「戦車生誕 100 周年記念: Centennial Chieftain を手に入れよう!」開催
10月 6日 日本戦車、新マップ追加
27日~11月10日 ハロウィン特別イベント「Monster Mash」開催
11月 11日 アップデート「Overlord」
12月 10日~12日 イベント「第二次ランク戦テスト」開催
2017年1月 13日 チェコスロバキア戦車解禁
2月 13日~27日 イベント「3周年 - ゲーム内コンテスト」開催 ※シリーズ3周年記念

 この他にも、ほぼ毎週ゲーム内イベントが開催され、今なお進化が止まらない『World of Tanks Console』。PC版でプレイしていた人も、まだプレイしたことがないという人も、ぜひコンソール版をダウンロードしてプレイしてみよう!

(C) Wargaming.net

データ

▼『World of Tanks(ワールド オブ タンクス)』
■運営:ウォーゲーミングジャパン
■対応機種:PS4
■ジャンル:アクション
■サービス開始日:2016年1月16日
■料金:基本無料/アイテム課金
▼『World of Tanks(ワールド オブ タンクス)』
■運営:ウォーゲーミングジャパン
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:アクション
■サービス開始日:2014年1月31日
■料金:基本無料/アイテム課金
▼『World of Tanks(ワールド オブ タンクス)』
■運営:ウォーゲーミングジャパン
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:アクション
■サービス開始日:2015年7月28日
■料金:基本無料/アイテム課金

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