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2017年3月21日(火)

新作アプリ『デスティニーオブクラウン』はやり込み度、完成度の高いS・RPG

文:滑川けいと

 ゲームヴィルジャパンが2017年に配信予定のiOS/Android用アプリ『デスティニーオブクラウン』。練り込まれたストーリーや育成の奥深さなど、本作の魅力を紹介していきます。

『デスティニーオブクラウン』
『デスティニーオブクラウン』
▲3Dで作られたフィールドで英雄を動かし、敵と戦っていきましょう。

アシュリットとライリスが紡ぐ壮大な物語

 本作は、“マンドリン”を消費してステージに挑戦し、クリアを目指します。“冒険”で各ステージをクリアして、いろいろな場所でのバトルを楽しみながら進めていくのが基本の遊び方。

 また、物語を軸に進行する“ストーリー”、曜日によっていろいろな強化や進化の素材が手に入る“妖精の大地”など、冒険以外にもいくつかのコンテンツが用意されています。これらのコンテンツは、ステージを一定以上進めると解放されていく仕組みになっています。

『デスティニーオブクラウン』
▲冒険の画面。クリアすると次のステージが解放されます。

 単純にバトルを楽しむのであれば冒険、物語を堪能するならストーリー、英雄(キャラクター)育成に励むなら妖精の大地といったように、目的にあわせたプレイができます。

『デスティニーオブクラウン』
▲こちらは拠点となる宿屋。中央付近の席に座っているのは、パーティに入れている英雄です。
『デスティニーオブクラウン』
▲何も画面を触らずにしばらく放置していると、英雄がひと言話すというちょっとした遊び心も。

 コンテンツの中でオススメは、主人公・アシュリットとヒロイン・ライリスの物語が展開するストーリーです。ストーリーではふたりの所属する守備隊の任務を通して、さまざまな物語が描かれます。

『デスティニーオブクラウン』 『デスティニーオブクラウン』
▲左がアシュリット、右がライリス。

 テキストによる会話のみではなく、フィールドをちょこまかと動きながら展開する物語は、まるで演劇を見ているかのような印象をプレイヤーに与えてくれます。この演出がバトルの前後で発生するため、より世界観に引き込まれますね。

『デスティニーオブクラウン』
▲猪突猛進のアシュリットと、冷静なライリスの凸凹コンビに与えられた最初の任務は、侵入してきた何者かの正体と目的を探ること。
『デスティニーオブクラウン』
『デスティニーオブクラウン』
▲何かを探している侵入者たち。侵入者に命令をだした張本人であろうナズダンとは一体何者なのでしょうか?

 プレイしてみると、ストーリーの難易度は少し高めの印象。冒険では報酬として英雄や装備アイテムが手に入るので、3つのコンテンツ解放後は冒険をこなしつつ妖精の大地で育成素材を集めて英雄を育成、そしてストーリーに挑むといったサイクルが自然にできあがっており、スムーズにプレイできました。

『デスティニーオブクラウン』
▲ゲームを見てみると、まだ他のコンテンツが隠されているようです。どんな遊びができるのか、気になるところ!

戦術性バツグンのタクティカルバトル

 本作のメインとなるのは、敵とのバトル。見下ろし型のタクティカルバトルで、最大4人+フレンドでパーティを組んで、クリア条件の達成を目指して戦います。

 バトルでは行動力のたまった順で、敵味方入り交じって行動していくことになります。各英雄は攻撃手段をいくつか持っており、効果もさまざま。

 どの順番で行動するのか画面に表示されているため、どの位置に動き、どの攻撃を行えばベストなのかを考えることで有利に戦えます。戦術性が非常に高いシステムになっています。

『デスティニーオブクラウン』
▲画面右側に表示されているのが行動順です。下の英雄から順に行動できます。
『デスティニーオブクラウン』
▲攻撃時はど派手な演出が発生。力の入っている演出は必見です!
『デスティニーオブクラウン』
▲オートバトル機能も実装されているため、簡単にクリアできるステージの周回も楽にできます。

 ポイントは、3Dで描かれた立体感と高低差のあるフィールドです。本作では高い場所から攻撃すると威力がアップし、より大きなダメージを敵に与えられるため、いかに高い位置に移動して戦うのかがミソ。

 だからといって、敵の攻撃を受けない高い位置から弓で攻撃しようと移動していたら、建物の影に潜んでいた敵に気づかず思わず攻撃を受けてしまうなんてことも。立体感、高低差があることで、ゲーム性がグンとアップしていますね。

『デスティニーオブクラウン』
『デスティニーオブクラウン』
▲カメラアングルは180度回転できるため、バトルがはじまったらどこに敵がいるのか確認して、把握しておきましょう。
『デスティニーオブクラウン』
▲視点を真上からの見下ろし型にすることも可能。立体的なのは苦手という人も安心してください。

すべての英雄は最高レアリティまで力をつける!

 英雄は、バトルのクリア報酬や“真理の書庫”(ガチャ)で入手することになります。最大の特徴は、どの英雄でも最大レアリティまで育てられること!

 外見はお気に入りだけど、レアリティが低いから泣く泣くパーティから外す……なんてことは本作ではありません。お気に入りの英雄は、愛情を持って育ててあげましょう。

『デスティニーオブクラウン』
『デスティニーオブクラウン』
『デスティニーオブクラウン』
▲プレイ時に入手した英雄の一部です。英雄はかなりの数がいるそうです。
『デスティニーオブクラウン』
『デスティニーオブクラウン』
▲各英雄はレベルを上げる以外にも、武器とアクセサリを装備させて強化できます。

 本作ではひとりの英雄につき、すべての属性が用意されています。単純に属性が異なるというだけでなく、属性ごとに外見とスキルも少しずつ変化しており、収集欲をかきたてられます。好きな英雄は全属性分集めたくなっちゃいますね。

『デスティニーオブクラウン』
▲画像は炎属性のアシュリット。
『デスティニーオブクラウン』
▲画像は闇属性のアシュリット。パッと見ただけでも外見が異なる以外に、所持しているスキルも異なっています。

 育成した英雄は、他のプレイヤーに自慢したくなりませんか? 本作にはプレイヤー同士がリアルタイムで戦えるオンラインバトル“騎士戦”も実装されています。

 騎士戦ではあらかじめ作ったパーティで戦うのではなく、それぞれが所持している英雄の中から、数体ずつ順番に選んでパーティを作り戦います。

『デスティニーオブクラウン』
▲制限時間以内に、使用する英雄を選びましょう。

 プレイヤー同士が交互に選ぶというのがまた考えられていて、相手が風属性の英雄を選んだら、こちらは対抗として有効属性の炎属性を選ぶといったように、その場の判断力が問われます。通常のバトルとはまた違った、手に汗握る白熱バトルが楽しめます。

『デスティニーオブクラウン』
▲相手のプレイヤーがどんな英雄を使ってきても対抗できるパーティを組めるように、英雄の収集や育成はまんべんなく行っておいたほうがよさそうです。

 英雄の育成の充実度やバトルシステムの奥深さなど、シミュレーションRPGとしての完成度はかなり高い印象の本作。電撃オンラインから事前登録をすると特別な特典“水属性★3~5英雄召喚書”がもらえるので、気になったかたはぜひ事前登録をしておきましょう。きっといい意味で“時間泥棒”になってくれるハズです。

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