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2017年3月22日(水)

“第23回電撃小説大賞”《銀賞》受賞作『明治あやかし新聞 怠惰な記者の裏稼業』などが3月25日発売

文:にじ

 2016年10月に受賞作品を発表した小説公募新人賞“第23回電撃小説大賞”の《銀賞》受賞作品『明治あやかし新聞 怠惰な記者の裏稼業』と《選考委員奨励賞》受賞作品『ひきこもりの弟だった』が3月25日にメディアワークス文庫より発売されます。

 “電撃小説大賞”は、KADOKAWAアスキー・メディアワークスが次代を創造するエンターテイナーの発掘・育成を目的に主催している“電撃大賞”の小説部門賞で、第23回では4,878作品の応募が寄せられました。

 今回メディアワークス文庫より発売される作品は、選考委員から高い評価を受けた作品です。

3月25日にメディアワークス文庫より発売の“第23回電撃小説大賞”受賞2作品概要

第23回電撃小説大賞《銀賞》受賞作:『明治あやかし新聞 怠惰な記者の裏稼業』

“第23回電撃小説大賞”
▲『明治あやかし新聞 怠惰な記者の裏稼業』表紙。

ストーリー

 日がな1日サロンで惰眠を貪る日陽新聞社の記者・内藤久馬。そんな彼も好奇心が疼けば記事を書く。

 傍に用意するのは、怪談奇談に妖怪本。彼が書く記事はすべて妖怪にまつわるものなのだ。

 ある春の日、少女が新聞社へ乗り込んできた。彼女の名は井上香澄。久馬の記事が原因で、友人が奉公先を追い出されたのだという。

 冷たい対応の久馬に代わり香澄に声を掛けたのは、妖美な男・芝浦艶煙。

 曰く、むしろ妖怪記事は人助けになっており、友人は貞操の危機を免れたのだというが!?

『明治あやかし新聞 怠惰な記者の裏稼業』概要(敬称略)
※応募時の原題『明治怪異新聞』より改題
:さとみ桜
イラスト:銀行
定価::本体630円+税
発売日:3月25日
ページ数:338ページ
ISBN:978-4-04-892676-8

第23回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞作:『ひきこもりの弟だった』

“第23回電撃小説大賞”
▲『ひきこもりの弟だった』表紙。

ストーリー

 「質問が3つあります。彼女はいますか? 煙草は吸いますか? 最後に、あなたは――」

 突然、見知らぬ女にそう問いかけられた雪の日。僕はその女――大野千草と“夫婦”になった。

 互いについて何も知らない僕らを結ぶのは【3つ目の質問】だけ。

 まるで白昼夢のような千草との生活は、僕に過ぎ去った日々を追憶させていく――大嫌いな母、唯一心を許せた親友、そして僕の人生を壊した“ひきこもり”の兄と過ごした、あの日々を。

 これは誰も愛せなくなった僕が、君と出会って愛を知る物語だ。

『ひきこもりの弟だった』概要(敬称略)
:葦舟ナツ
イラスト:げみ
定価:本体650円+税
発売日:3月25日
ページ数:354ページ
ISBN:978-4-04-892705-5

“第23回電撃小説大賞”受賞作品発売情報

電撃文庫より発売中(敬称略)

《大賞》受賞作:『86-エイティシックス-』[発売後即重版]
:安里アサト(※応募時筆名:麻里アサト)
イラスト:しらび
メカニックデザイン:I-IV
定価:本体630円+税
ページ数:344ページ
ISBN:978-4-04-892666-9

《金賞》受賞作:『賭博師は祈らない』
:周藤蓮
イラスト:ニリツ
定価:本体630円+税
ページ数:344ページ
ISBN:978-4-04-892665-2

《銀賞》受賞作:『キラプリおじさんと幼女先輩』
:岩沢藍
イラスト:Mika Pikazo
定価:本体630円+税
ページ数:320ページ
ISBN:978-4-04-892670-6

《選考委員奨励賞》受賞作:『オリンポスの郵便ポスト』
:藻野多摩夫
イラスト:いぬまち
定価:本体630円+税
ページ数:328ページ
ISBN:978-4-04-892663-8

メディアワークス文庫より発売中(敬称略)

《大賞》受賞作:『君は月夜に光り輝く』[発売後即重版]
:佐野徹夜
イラスト:loundraw
定価:本体630円+税
ページ数:324ページ
ISBN:978-4-04-892675-1

《メディアワークス文庫賞》受賞作:『キネマ探偵カレイドミステリー』
:斜線堂有紀
イラスト:スカイエマ
定価:本体650円+税
ページ数:370ページ
ISBN:978-4-04-892704-8

“第23回電撃小説大賞”特集サイト公開中

 “第23回電撃小説大賞”受賞作の特集サイトでは、各作品のストーリー紹介や登場人物紹介、試し読み、推薦コメント掲載の他、人気作品のTwitterアイコンプレゼントなどが順次行われていきます。

 また、“電撃大賞”Twitterで寄せられた読者からの感想も、サイト内で随時紹介予定です。

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