2017年3月22日(水)
『ワールドチェイン』×『花の慶次』コラボはファンも納得の出来! 両作品のファンによる対談を掲載
セガゲームスが配信するiOS/Android用アプリ『ワールドチェイン(以下、ワーチェ)』において、3月22日より『花の慶次 ~雲のかなたに~(以下、花の慶次)』とのコラボイベントが開催されています。
『花の慶次』は、天下一の傾奇者として戦国の動乱を生きた“前田慶次”の奔放な生き様を、隆慶一郎氏の『一夢庵風流記』を原作に生き生きと描いた大人気歴史漫画。『週刊少年ジャンプ』で1990年~1993年にかけて連載されていた作品です。
今回、『ワーチェ』初となるコラボイベントの開催を記念して、『花の慶次』ファンと『ワーチェ』ファンの電撃オンラインスタッフによる対談を掲載!
『花の慶次』を知らない方にはその魅力が伝わり、『ワーチェ』を知らない方にはコラボキャラがゲーム内でどういう活躍をするのかがわかる内容になっていますので、お読みいただけるとうれしいです!
【目次】
相手が誰であろうと自分を曲げないのが前田慶次の魅力
梅津爆発:電撃オンラインの『ワーチェ』担当、梅津爆発です! 三国編の続きが早く読みたい!!
kbj:電撃オンライン内で一番『花の慶次』が好きなkbjです! ぬっ(左手を突き上げて)。
梅津爆発:急にアッパーカットみたいなポーズをしてどうしたんですか?
kbj:あっ、これを見てそんな感想が出るってことは、『花の慶次』をあまり知らないな!!
梅津爆発:ぎくっ! ……そうなんですよ、週刊少年誌自体ほとんど読んでなかったので『花の慶次』も読んだことないんです。唯一知っているのは、姫っぽい人が「この世で一番うまいものは何か」と聞かれて「塩」と答えるエピソードですね。
kbj:……それは『影武者徳川家康』のエピソードだから! 『花の慶次』と同じ隆慶一郎先生と原哲夫先生の作品だけど!!
梅津爆発:うわあ、余計なことを言ってにわかっぷりに拍車をかけてしまったああっ! すみません今日は『花の慶次』の魅力を教えてください。最初に読んだ時からファンだったんですか?
kbj:『週刊少年ジャンプ』で連載していたときは、戦国武将にあまり興味がなかったので「熱い男のマンガだなぁ」くらいで、そこまでちゃんと読み込んでいなかったかな。でもそのあと、僕が行っていた病院やお好み焼き屋に単行本が置いてあるのを見つけて。お好み焼き屋には週2、3回行っていたので、そこで読むようになってハマったね。特に冒頭でやった“ぬっ”のシーンを読んで感動して、「慶次のような大きな男になりたい」と!
梅津爆発:それはパンチで敵を倒しているシーンですか?
kbj:それは実際に読んで確かめてください(不敵な笑み)。『花の慶次』の中でもなかなか印象的なシーンなので。
梅津爆発:(気になるからあとで漫画読んでみよう)ではkbjさんが考える、『花の慶次』の魅力とは?
kbj:前田慶次は天下一の傾奇者で、簡単に言えば“後悔しない生き方”が信念なんですよ。自分が何かをしたいと思ったら、権力者相手でも絶対に引かない。
あと、茶人の千利休に対して「茶はこう入れるとうまい」と説くこともあって、相手が誰であろうと生き方や自分のやりたいことを曲げないかっこよさが魅力だね。しかも口だけじゃなくて、ちゃんと実力もあるからなおさらかっこいい! そこが他の傾奇者と慶次の違いですね。
梅津爆発:雑魚傾奇者も出てくるんですか?
kbj:いますいます。粋がってて、慶次が出てくると「ごめんなさい!」って逃げるか、立ち向かって一刀両断されるかのどちらか。それと、慶次に感化されて周りの人たちも生き方を見つけていくところもおもしろいんだよな。男同士のかっこいい友情が気持ちよく描かれているんですよ。
自分勝手で馬鹿なところもあるんですけどね。慶次が心を開いているまつ姉のために、秀吉を殺すべく面会して、秀吉に「なぜ?」と問われて「本当になぜなんだろう?」ってそこで考えたりとか。
梅津爆発:我々のような小市民ではできないことを、平然とやってのけるってことですね。
kbj:一般論ですが、上司に歯向かうことなんてなかなかできませんからね(遠い目)。
梅津爆発:(話を変えた方がよさそうだ……)kbjさん的に『花の慶次』と言えば慶次の次に来るのは誰ですか?
kbj:それは難しい質問ですね……。みんな見せ場があるから好きになっちゃうんですよ。今回のコラボに登場しているキャラクターはもちろんですが、他にも魅力的なキャラクターばかりです。
例えば前田利家は『花の慶次』ではかっこ悪く描かれているんですが、利家の気持ちもわかるから憎めないんですよね。自分が持っていないものを持っている人へ嫉妬したことは多かれ少なかれみんなあると思いますし。
豊臣秀吉を最初に見た時は「なんだこのジジイ」って思いましたが、慶次が今回のコラボで登場するメンバーたちと一緒に温泉に入るエピソードで秀吉が登場して、天下人として武将としての器の大きさを見せるんですよ。それを読んだら「ただのジジイじゃないな」と考えを改めましたね。
石田三成が朝鮮の下見に行くように、慶次のところに来るエピソードも好きですね。慶次が秀吉を止めたいならば自分でかけあうように断ったら、三成は駄々っ子のように泣きながら慶次の胸をポカポカ叩くんですよ。そんな三成に慶次は「はなをふいたほうがいいな」と鼻紙を渡し、それを受け取った三成は我に返って、鼻をかんだら真顔に戻っていたという。他には……。
梅津爆発:話が全然止まらない! どれだけ『花の慶次』が好きかはもう十分にわかったので、そろそろコラボの話に進みましょう!!
慶次が松風に乗っているのは当たり前!
梅津爆発:ではここからは、今回のコラボで登場するキャラクターを1人ずつ紹介していきましょう。まずは主人公の前田慶次から。SSRの前田慶次はライダーで、ちゃんと他の馬よりも大きい松風に乗っているみたいです。
kbj:え?
梅津爆発:いや、松風が再現されているのは、ファン的にはうれしいのでは?
kbj:松風に乗っているのは、“当たり前田のクラッカー”ですよ。むしろ慶次が普通の馬に乗っていたらみんな怒ったと思いますね。漫画でも「オレの図体(ずうたい)はでかい。並の馬では一合戦で乗りつぶしてしまう」と言っていて、それで松風と出会って「腹の底からほれたぞ!」と松風を口説くのが第1話のエピソードですから。
梅津爆発:……ちなみに、SRの慶次は松風に乗っていませんけどね。
kbj:えっ、そうなの!?
梅津爆発:SRはアタッカーなので歩兵なんです。
kbj:ああ、別の馬に乗っているんじゃないなら、それはそれで。慶次は松風に乗っていなくても強いので!
梅津爆発:SSRのほうは1つ目のアビリティが“悪魔の馬”で、“松風を駆け巡らせ素早く敵を突撃して攻撃する。突撃時に松風を飛ばし広範囲に追撃する”という効果になってます。通常の突撃のあとに、松風だけがさらに突撃して追撃してくれるっぽいですね。
kbj:松風自身も相当強くて、慶次たちが50人の忍びに囲まれた時、慶次が20人、2人の家来が20人、松風が10人倒すと戦力に数えられていましたから、原作どおりのアビリティですね。
梅津爆発:松風強すぎ! ゲーム的には、ライダーで広範囲攻撃ができるレブナントは少ないので、貴重なアビリティだと思います。2つ目のアビリティ“雲のかなたに”は“全員のSPDがアップする。さらに気絶耐性を得る”という効果ですね。このアビリティもあるので、松風に乗った慶次は相当速いんじゃないかな。
kbj:気絶耐性を得るのは重要なの?
梅津爆発:『ワーチェ』は状態異常が強力なので、気絶状態にしてくる敵を相手にするときに、慶次がいればかなりラクに戦えると思いますよ。自分だけじゃなくて全員が気絶耐性を得られるのがいいですね。さらに慶次はアビリティが付いた貴重な武器も所持していて、効果も“一定以上の敵が居ると味方全員のATKがアップする”となかなか強そうです。
kbj:慶次は逆境を楽しむところがあるので、敵が多いときに強くなる効果はイメージにピッタリ。条件付きとは言え、慶次1人いれば味方全員のATKもSPDも上がって気絶耐性まで得られるってのはかなり強いんじゃないかな?
梅津爆発:上昇値次第ですが、相当強そうですね。自身が強いだけじゃなくて周りまで強化しちゃうとは。さらに覚醒アビリティは“焔獄”で、敵全体に大ダメージを与えてATKをダウンさせます。
kbj:覚醒アビリティというのは?
梅津爆発:1回の戦闘で1度だけ発動できる強力なアビリティで、発動するとパーティ全員の覚醒アビリティの効果が発揮されます。慶次の“焔獄”はATKを下げるので、ボスがいるときに使うのが効果的でしょうね。続いてSRの慶次ですが、こちらは1枚目は全員配布でした。
kbj:SRとはいえ、ガチャをしなくても慶次がもらえるのはうれしいね。
梅津爆発:SRはSSRよりもコストが低くてパーティに入れやすいので、『ワーチェ』を始めたばかりでプレイヤーランクが低い人はお世話になりそうです。そして1つ目のアビリティ“大剣”は“大きな剣で敵を斬りつける。その威力は岩をも断つ”という効果です。
kbj:それは岩を断つくらい強力って意味なの?
梅津爆発:いえ、実際に岩を断つって意味です。たまに岩を投げてくる敵がいるんですが、そのときにSR慶次がいれば飛んで来た岩を自動的に一刀両断してくれてノーダメージになります。
kbj:漫画で慶次が岩を割っていたかは覚えてないけど、岩を使って敵の攻撃を防ぐことはあったなあ。でも、慶次なら岩くらいおそらく斬れるでしょう。兜ごと相手を真っ二つにすることもありますから。
梅津爆発:2つ目のアビリティ“殻蔵院一刀流”は、“自分のATKとSPDをアップする”シンプルな強化効果ですね。
kbj:殻蔵院一刀流というのは慶次の剣術の流派です。作中だと名称はあまり出てきませんが。
梅津爆発:自分だけアップな分、上昇値が高いことを期待します! 配布だけじゃなくてガチャでも手に入るので、完全限界突破させるのは比較的簡単かも。
kbj:『ワーチェ』でも限界突破はやはり重要?
梅津爆発:アビリティは最初からすべて使用可能ですが、限界突破するとHPとATKがかなり上がるので、やはり大事ですね。ただ『ワーチェ』の場合は完全限界突破させたSRと限界突破なしのSSRを比べると、後者の方が強い場合が多いので、コスト上限が上がったらSSRに変えたいところです。でもSRしか使えないバトルもあるので、育てて損はありません。
kbj:なるほど。梅津さんもぜひ育ててください!
直江兼続の覚醒アビリティが“慈愛”なのは納得
梅津爆発:次に紹介するのは慶次の親友、直江兼続ですが、漫画ではどんな感じでしょう?
kbj:兼続は漫画だと序盤では互いに認め合うシーンが描かれますね。後半では直江状のエピソードや、上杉家に慶次が向かうことになった場面でも登場します。それとアニメにもなったスピンオフ作品『義風堂々!!』シリーズの主役でもありますね。
梅津爆発:そんな兼続は“襲来”の報酬として獲得できるので、なぜか慶次と敵対するのかもしれません。
kbj:上杉家の人間なので、前田家が上杉家と敵対することになったら戦うことになるでしょう。ところで“襲来”ってなんですか?
梅津爆発:“襲来”とは敵として出てきたレブナントを入手できるクエストです。クリアするとフラグメントが獲得できる場合があって、フラグメントを一定数集めると敵として出てきたレブナントが入手できます。入手するたびに次に入手するための必要フラグメント数は増えますが、フラグメントを必要数集めれば何度でもレブナントをもらえるので完全限界突破を狙えます。
kbj:クリアするのはやっぱり難しいの?
梅津爆発:難易度を3段階から選べることが多いので、その形式なら一番簡単なのを選べば始めたばかりの人でもそれほど苦労せずにクリアできるんじゃないかな? または最初は簡単で少しずつ難しくなっていく“連戦バトル”という形式の場合もあります。
もちろん難しいクエストほどフラグメントのドロップ率が高いですが、初回クリア報酬でもフラグメントはもらえますし、1枚目はフラグメント4つくらいでもらえる場合が多いので、1枚取るのは難しくないと思います。
kbj:始めたばかりの人でも取れるバランスだとうれしいね。
梅津爆発:兼続はSSRアタッカーで、1つ目のアビリティ“義風堂々”は“走り抜けながら攻撃し、前方の敵を往復して斬りつける”という効果です。具体的には、素早く前方に走り抜けながら攻撃したあと、また素早く元の場所に戻りながら攻撃する感じですね。だから前方の攻撃範囲内にいるすべての敵に2回攻撃できるんじゃないかと。
kbj:なるほど。走り抜けてる間にダメージを受けることはあるの?
梅津爆発:似たような効果のアビリティでは、走り抜けてる間に攻撃されることはなかったです。
kbj:それなら強そうでいいなあ。
梅津爆発:2つ目のアビリティ“血の涙”は“全員のATKがアップする。異聞録の味方はより効果が高くなる”効果です。“異聞録”というのはレブナントが所属する時代のことで、現在は『花の慶次』コラボキャラクターの6人だけが“異聞録”所属です。
上昇値次第ですが、『花の慶次』メンバーだけでパーティを組むなら、兼続もパーティに入れたいですね。慶次がライダーで兼続がアタッカーとバランスがいいですし。覚醒アビリティは“慈愛”で、効果は味方全員のHPを最大値を超えて回復させます。
kbj:兼続は作中で実際に血の涙を流してましたよ。それと兼続と言えば愛の兜が有名ですから、覚醒アビリティが“慈愛”なのは納得だよね。
梅津爆発:血の涙を流したエピソードも気になりますが、キリがないので次のキャラクターへ!
篭城戦が印象的だった助右衛門は防衛が得意な性能に
梅津爆発:次は奥村 助右衛門です。他のキャラクターと比べると、知名度は低めですがどんな人物なんですか?
kbj:前田家を支える重要人物で、慶次とは幼なじみ。史実での名前は奥村永福です。まつ姉に慶次と助右衛門が憧れていたエピソードは印象的ですよ。
あと慶次とともに篭城戦をしたときのエピソードもすごくて、攻めてきた敵兵を殺して胃袋を見るんですよ。そこに何も入っていなかったので、敵も疲弊しているから今が踏ん張りどころだと味方を鼓舞したり、壁を登ってきた敵兵に対して慶次と一緒に小便をかけて滑らせて追い返したりして、引き込まれましたね。
妹の加奈が慶次に憧れているのを知って「あいつはダメだ」と忠告したものの、聞き入れられずに葛藤するエピソードもありました。
梅津爆発:篭城戦のエピソードが元になっているのか、助右衛門は防衛が得意なSSRアタッカーになってますね。1つ目のアビリティ“華麗なる斬撃”は“力を溜め渾身の一撃を放ち、敵を転倒させる”効果です。
kbj:転倒させるとどうなるの?
梅津爆発:敵の攻撃途中に転倒させれば攻撃が中断されますし、転倒中は無防備かつ反撃もされません。転倒している時間は短いですが、助右衛門で転倒させてからすぐにほかの味方で一斉に攻撃するのがよさそうです。2つ目のアビリティ“莫逆の助太刀”は“攻撃を受けても召喚時間が減少せず、異聞録の味方はスロウ耐性を得る”効果ですね。
kbj:“召喚時間”とは?
梅津爆発:レブナントは攻撃されるとHPが減るのではなく、召喚時間が通常よりも減少するんですよ。それが0になると元のリライターに戻ってしまうのですが、助右衛門はアビリティの効果で攻撃を受けても召喚時間が減らないようですね。通常の時間経過では減少するのでいずれはリライターに戻りますが、前線で盾役として戦わせるのに最適だと思います。
kbj:“スロウ耐性”というのは何を指すの?
梅津爆発:スロウ状態になると、移動速度だけじゃなくて攻撃速度も大幅に遅くなるのでまともに戦えなくなっちゃうんです。異聞録限定とはいえ、味方全員がスロウ耐性を得られるのは便利ですね。ほかに異聞録の味方がいなくても自分だけはスロウ耐性を得られますし。
kbj:覚醒アビリティの“冥海”はどんな効果なんですか?
梅津爆発:敵全体にダメージを与えて、さらにSPDをダウンさせます。まとめると、最前線で盾役になりつつ、渾身の一撃で敵を転倒させて隙を作り出し味方の攻撃につなげる性能のようですね。
kbj:大事な城をとても少ない兵数で守りきった助右衛門なので、防衛が得意というのはイメージ通りでした。
真田幸村&伊達政宗の性能は?
梅津爆発:4人目はSRライダーの真田幸村です。
kbj:幸村がSRなのはちょっと意外ですね。幸村は人質として秀吉に預けられている時、慶次の松風を見つけて欲しがるんですよ。松風に認められず乗れなかったんですが、幸村のことを気に入って秀吉から贈られた名馬の野風を譲るんです。
幸村も、最初は自分を殺した若者だったのが、慶次らと出会い、成長していくんですよ。慶次の世話をしている元奴隷の捨丸という忍びがいるんですが、昔の仲間にいじめられていたんです。それを見た幸村が、長い間人質として過ごした自分と重ねて「いつまで奴隷根性なんだ! おまえは人なんだぞ!! 自分が助かるためにお前を道具なんかにゃしねえ!」と叱咤激励するのはいいシーンでした。
それと、慶次が伊達政宗を豊臣方につくように説得しにいくエピソードの前後で幸村はたくさん登場します。猿飛佐助と、その妹・沙霧とのエピソードは感動的ですよ。
梅津爆発:そんな幸村の1つ目のアビリティ“初陣の祝い”は、今の話題にも出てきた野風が活躍する“慶次より譲り受けた名馬、野風で駆け巡り強力な一突きを放つ”という効果。長く助走するほど突撃時の威力が上がるみたいです。
kbj:松風みたいに、野風だけ突っ込んでいくわけじゃないんですね。馬単独で活躍できるのは松風だけか。
梅津爆発:ゲーム的には、SSR慶次は大勢の敵を蹴散らすのに向いていて、SR幸村は敵単体に大ダメージを与えるのに向いているようですね。2つ目のアビリティ“漢の決意”は、“全員のHPを少し回復し、さらに全員のATKをアップする”効果。所属に関係なく味方全員に効果があるので、運悪くコラボキャラクターが揃わなかった人でも使いやすそうです。
kbj:SRはどれくらいの確率で出るの?
梅津爆発:普段のガチャだと、SSR 7%、SR 65%、R 28%ですね。
kbj:えっ、RよりもSRのほうが2倍以上出やすいって、すごいな(笑)。
梅津爆発:65%の中に、幸村が出る確率がどれくらいあるのかはわかりませんが、そんなに低くはないでしょうね。
kbj:1枚くらいならすぐ引けそうだなぁ。
梅津爆発:最後に紹介するのはSSRアタッカーの伊達政宗です。襲来の報酬のようですね。
kbj:政宗は小田原城攻め関連のエピソードでの登場がメインですね。母の保春院に“政宗の弟の伊達小次郎を当主にしたい”という理由で命を狙われ続けて疑り深くなった政宗が、慶次との出会いで変わっていくんですよ。そして慶次の手助けで、小次郎を自立させる。これもいいエピソードでした。
梅津爆発:そんな政宗の1つ目のアビリティ“心眼の抜刀”は“全てを見据えた剣裁きで敵を斬りつけて攻撃し、当たった敵をスロウ状態にする”効果です。
kbj:政宗は片目が見えない代わりに相手の心や気持ちを読めるので、それを元にしたアビリティでしょうね。スロウ状態にする効果は強いんですか?
梅津爆発:相手の移動速度と攻撃速度が下がるので、相手の攻撃が当たる前にこちらの攻撃が当たるようになって、それで相手が怯めば一方的に攻撃し続けることができます。効果時間にもよりますが、これも強いんじゃないかな?
2つ目のアビリティ“真偽の杯”は“異聞録の味方はよろけ耐性を得る”効果ですね。よろけ状態中に敵の攻撃を受けると倒れてしまってこちらの攻撃が中断されてしまうので、よろけ状態にしてくる相手と戦うときには心強そうです。
kbj:とにかく状態異常が怖いゲームなんですね。
梅津爆発:その通りです。相手に合わせて有効なアビリティを持つレブナントを連れて行くのが『ワーチェ』攻略の基本になります。そういう意味では、コラボキャラクターだけでいくつかの耐性をカバーできるのはゲームを進める上で有利かもしれません。
kbj:政宗は今回のSSRの中で唯一覚醒アビリティがありませんね。
梅津爆発:本当だ。その分、スロウ状態にするアビリティが相当強いのかもしれません。
『花の慶次』ファンが読んでも違和感のないシナリオは必見!
梅津爆発:紹介した5人のコラボキャラクターたちが活躍するコラボシナリオを一足先に読ませてもらいましたが、どうでしたか?
kbj:想像していた以上にボリュームがあってしっかりしたシナリオでした。慶次たちが『ワーチェ』の主人公たちと絡むのは新鮮で、『ワーチェ』を知らない自分でも楽しめました。このシナリオをゲーム内で読むための難易度が気になりますね。始めたばかりの戦力でもクリアできるくらいの難易度なら、遊んでみたいなあ。
梅津爆発:恐らく、始めたばかりの人でもクリアできるようになっているんじゃないかな? 『ワーチェ』でも自分のパーティに加えて、ほかのプレイヤーのレブナントを1人だけ助っ人として連れて行くことができるんですが、フレンドじゃない人のレブナントを借りても戦力的なデメリットはありません。だから強いレブナントを借りればクリアはかなりラクになると思います。
kbj:そんな手が!
梅津爆発:コラボシナリオ以外にも、入手したキャラクターの列伝シナリオも読めるので、シナリオ量はかなりあると思います。僕もコラボシナリオを読んで慶次のかっこよさに惚れて、列伝シナリオが読みたくなったので、各キャラクター最低でも1枚ずつは手に入れたいなぁ。
kbj:監修が入っているから当然ですけど、オリジナルエピソードですが違和感はなかったなあ。オリジナルキャラがいるのに、『花の慶次』の世界観の物語でワクワクしながら読めました。
梅津爆発:『花の慶次』ファンがそう思えるなら、今回のコラボは大成功ですね! 『ワーチェ』プレイヤーからすると、『ワーチェ』の世界にはすでに伊達政宗や真田幸村がいるんですよ。しかも幸村なんて最近新バージョンが出たばかりですし。
同一人物が複数存在していることについて、世界観設定的にはどういう理由付けがされているのかはちょっと気になります。すでに作中で語られているのを見落とした可能性もありますが。主人公たちは複数存在する幸村たちをどう思っているのかなぁ。
kbj:「急に顔が濃い幸村が出てきた!」みたいに思っているのかな? 『ワーチェ』の幸村と『花の慶次』の幸村を一緒のパーティに入れることはできるの?
梅津爆発:できますね。通り名が異なるので。
kbj:『花の慶次』ファンとしては、コラボが第2弾、第3弾と続いてほしいね。まだまだ魅力的なキャラクターがいっぱいるからなあ。結城秀康とか蛍とか。
梅津爆発:今回登場したキャラクターにはシューターがいないんですよ。弓や鉄砲の使い手が次は出るんじゃないかな?
kbj:近距離戦が多かった気がするね。あっ、琉球編で慶次が弓を使っていたので、次はシューターの慶次かな。炸裂弾を投げる捨丸もいいかも。
梅津爆発:僕は第2弾の前に漫画を読みます!
kbj:いいですな! 全巻読んだら慶次のごとく、お酒をガンガン飲みながら朝まで語り合いましょう!!
梅津爆発:え? kbjさん、お酒弱いじゃん!
kbj:気持ちだけでも慶次に! ぬっ!
(C)隆慶一郎・原哲夫・麻生未央/NSP 1990 版権許諾証SA-307
(C)SEGA
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