2017年4月11日(火)
3月25・26日に東京ビッグサイトで開催された“AnimeJapan 2017”。25日には、TVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ劇場(以下、しんげき)』のステージイベントが開催されました。
イベントには、大橋彩香さん(島村卯月役)、長島光那さん(上条春菜役)、花守ゆみりさん(佐藤 心役)、金子有希さん(高森藍子役)、高田憂希さん(依田芳乃役)たち声優陣に加えて、まんきゅう監督と熊ジェット先生(※ぬいぐるみ)が登壇。
▲司会進行は大橋彩香さんが担当していました。 |
声優陣からの質問にまんきゅう監督が答えていく形で、放送前ということもあってまだまだ不明な点がある『しんげき』の最新情報を観客に伝えていきました。
花守さんの質問は、『しんげき』にどれくらいのアイドルが登場するのか? というもの。まんきゅう監督は「なるべく多く出したい」と言っていました。具体的には、4~50人くらいを見込んでいるそうです。
高田さんからは、『しんげき』がどんなアニメを目指しているのか、作品の方向性をたずねる声が上がっていました。まんきゅう監督の答えは「アイドルを愛でるアニメ」というものでした。誰かと争ったりするようなシーンは入っていないとのこと。
声優陣はすでに1・2話を見ているそうで、監督の発言を裏付けるように納得した表情でうなづいていました。特に大橋さんは満面の笑顔で「顔中の筋肉がゆるんでとろけました」と、『しんげき』に登場するアイドルの愛らしさを表現。ファンの期待を高めていました。
▲こちらは第1話のスクリーンショットです。 |
長島さんの質問は、『しんげき』におけるこだわりについて。監督業10年目をむかえ、ショートアニメをおよそ1,500本作ってきたまんきゅう監督は、技術と知識と経験、そして情熱と愛情をつぎ込んで作っていると、作品にかける意気込みをうかがわせていました。
金子さんは、番組のエンディング映像について聞いていました。エンディングでは、まんきゅう監督が振り付け、衣装、ステージの設定を一手に引き受けているそうで、しばらくの間ずっとエンディングのことだけを考えていた時期があったと話してくれました。すでに声優陣はこちらも見ているそうで、「カワイイしか言えないくらいカワイイ!」「早くみんなに見てほしい!」と聞いているだけで放送が待ち遠しくなるようなコメントを口にしていました。
また、エンディングについては月ごとに変わることが明らかに。まんきゅう監督がかつて手掛けた『ぷちます!』のように、3つのテーマを設けて制作しているそうです。
長島さんから2つ目の質問は、アニメオリジナルの要素があるかというもの。監督によると、オリジナル展開はあるとのことですが、ちょっと意外な形になるとふくみを持たせた返答をしていました。さらに監督は、プロデューサーたちが4月は「ああ、こういう感じね」、5月には「あれっ? どういうこと?」、6月には「こうきたか!」と、放送が進むにつれ、見る人の予想外の方向にいくのではないかと考えを話してくれました。
大橋さんからは、5分アニメを作るうえで注意していることは? という質問が。監督は、5分アニメを作るうえでは見せ方の緩急・メリハリをしっかりしないとダメだと注意している点を話してくれました。そういう意味では依田芳乃や高森藍子はなかなか使いどころが難しいようで、特に芳乃は“ショートアニメキラー”とまで言われていました。
そんな芳乃ですが、監督によるとテンションが高めな佐藤心との相性は非常にいいとのこと。アニメでもやり取りが見られることを期待したいところです。
この他にも、監督の属性は? や、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の中で好きな楽曲は? という質問が監督に投げかけられました。監督は表向きはクールでいたいもののパッション、お酒を飲むとキュートになるそうです。好きな楽曲は『お願い!シンデレラ』で、ソロバージョンのものをいろいろと聞いてから、最後にみんなで歌っているものを聞くのが好きとのこと。
ここからは、ステージの登壇している声優陣が演じているアイドルたちの設定画を紹介していくことに。
まず最初に紹介されたのは、花守さん演じる佐藤心。第521話で披露したような和服姿で、「――これ全然スウィーティ―じゃない」と言ったコマによく似た表情が設定に起こされていました。監督によると、佐藤心は、手の動きが非常にコミカルで魅力的とのことですよ。
続いては、高田さん演じる依田芳乃。『シンデレラガールズ劇場』に初登場した時と同じ和装の設定画。片足をぴょこんと上げているところが声優陣には人気でした。監督は「尺が……」と、5分アニメであることを気にしていましたが、高田さんは出番を猛プッシュ!
3人目は上条春菜。第467話で見せたセーラー服姿の設定画でした。演じている長島さんはコメントしようとしたのですが、かわいさにやられてしまったのか「……語彙力が低下しています」としかコメントできず、観客の笑いを誘っていました。監督は春奈のメガネへのこだわりを、「1つのものをとことん極めている点では大学教授のよう」と評価していました。
4人目は高森藍子。設定画ではゲームに登場するノーマルと同じ衣装で、それに気づいた金子さんが嬉しそうに反応していました。まんきゅう監督は「藍子は常識人なので、登場するとホッとする」と評していました。
そして最後は島村卯月。ウインクしながらの笑顔やキョトンとした顔が「ほっこりかわいい!」と演じている大橋さんをはじめ声優陣に好評でした。まんきゅう監督は卯月について「知らず知らずのうちにみんなの中心にいる。安心感があって、ずっと見ていても飽きないタイプ」とコメント。
『しんげき』における卯月については、ちょっとコミカルなところが多く、これまであまり見たことのない卯月を見ることができるかも? とまんきゅう監督は話していました。
お知らせのコーナーでは、新たにWeb番組『シンデレラガールズ小劇場』が始まることが告知されました。月イチで更新されるこの番組では、毎回さまざまな声優陣が出演し、『しんげき』の放送振り返りや最新情報などをお届けするというもので、第1回は4月4日のアニメ放送直前に配信されました。花守さんは自らが演じる佐藤心らしく「見ろよ☆」とプロデューサーにアピール。
またゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ』で、3月27日より『火曜シンデレラシアター』のキャンペーンページがオープンし、TVアニメの放送にあわせて毎週火曜日に、TV版とは異なるアニメを配信するとのことです。
まんきゅう監督によると、TVアニメはアイドルたちの日常を描いたもので、ゲーム内で見られるアニメはアイドル個人にフォーカスした内容になる模様。オススメはスマホで見ること。そうすることで、あたかもアイドルに対面しているかのような感覚を得られると説明していました。
そして、ライブイベント“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!!”の宮城・石川・大阪公演のライブビューイング実施が発表されました。ライブビューイングの先行抽選受付は4月8日~17日になるとのことです。
これらの発表が終わったところで、会場では最新PVが公開されました! このPVには4月のエンディング曲『キラッ!満開スマイル』が使用されていました。
ここでイベント終了の時間に。最後は声優陣&まんきゅう監督&熊ジェット先生があいさつをしてくれました。大橋さんは「アイドルたちを愛でられる、最高に癒される5分をお届けできると思います!!」と『しんげき』の魅力をアピール。まんきゅう監督も「僕の培ってきたすべてを詰め込んでいます」と、手に持った熊ジェット先生とともに最後のひと押ししてステージを後にしました。ちなみに熊ジェット先生は、イベント終了後にこちらのようなツイートを出していました。
というわけでアニメジャパンみなさまありがとうございました!わたしもみなさまにご挨拶できて嬉しかったです!スタッフさんとみんなで最高にかわいいアイドルたちの活躍をお届けしますので、たのしみにしていてくださいー!! pic.twitter.com/OaP17lFz8z
熊ジェット (@kumajet) 2017年3月25日
4月4日からスタートしたTVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ劇場』。ゲーム内アニメや『シンデレラガールズ小劇場』とあわせて、ファンはお見逃しないように。
▲BD&DVDは5月24日発売! ニュージェネレーションズ3人の描き下ろしジャケットが目印です。 |
■TVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ劇場』
【放送情報】
TOKYO MX……4月4日から毎週火曜日21:55~22:00(予定)
BS11……4月4日から毎週火曜日21:55~22:00(予定)
サガテレビ……4月4日から毎週火曜日25:55~26:00(予定)
【スタッフ》
原作:バンダイナムコエンターテインメント
監督:まんきゅう
制作:ギャザリング
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