2017年3月30日(木)
【ハード番長】3種類の『タクティカルアサルトコマンダー』をレビュー。操作性やマウスの変更点をチェック
押忍! 周辺機器や電子機器など、さまざまなものを雑多に紹介する【ハード番長】。今回はホリから発売中のPS4/PS3/PC用周辺機器『タクティカルアサルトコマンダー』シリーズについて、お届けしていきます。押忍!!
『タクティカルアサルトコマンダー』は、“FPSをマウスで楽しもう!”をコンセプトにした周辺機器シリーズ。アサイン変更でき、プレイヤーの好みにあわせたボタン配置が可能です。2016年10月に『タクティカルアサルトコマンダー G1』、『タクティカルアサルトコマンダー K1』、『タクティカルアサルトコマンダー M1』という3種類が発売されました。
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▲『タクティカルアサルトコマンダー G1』 |
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▲『タクティカルアサルトコマンダー K1』 | ▲『タクティカルアサルトコマンダー M1』 |
今回は、『タクティカルアサルトコマンダー for PlayStation4 / PlayStation3』をレポートしたkbjと喜一が、3種類をレポート。その特徴や魅力をレビューしていきます。押忍!!
移動をパッド、エイムをマウスで操作したいならば『G1』! 文:kbj
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『タクティカルアサルトコマンダー G1』をさわったkbjです。この周辺機器は、コントローラの右半分を切り落としたようなデザインで、見た目がユニークです。左手のアナログスティックでキャラを動かし、右手のマウスでエイムをします。
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さわって感じたのは、コントローラでのゲーム操作に近いということです。マウスによるエイムはスムーズなうえに、『タクティカルアサルトコマンダー for PlayStation4 / PlayStation3』の際に感じた「ボタン配置を把握するのに時間を要する」ということはまったくありませんでした。違和感なく、直観的に操作できます。
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マウスの親指部分にはPS4版であればL1、R1に加えて、マウス操作を細かくするスナイプボタン、マウス操作を素早くするクイックボタンがあります。スナイプ/クイックはFPSをプレイする際には非常に便利。親指でささっとボタン操作できるのも魅力ですね。
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左手の人差指、中指部分には5つのボタンがあります。今回は使いませんでしたが、RPGやADVであれば、ボタン設定を割り振ることで、左手だけでプレイするということも可能なのではないでしょうか。
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左手のコントローラにはハンドストラップが付属。しっかり手に固定されるので、安定感が増します。
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さらに、この『G1』でおもしろいところは、コントローラの右端が斜めにカットされていることです。これを机にあてて、さらに左手のグリップを机につけると、さらに安定度が増します。個人的にはこれが落ち着くと感じました。ただ、マウスのUSBケーブルが少し机にひっかかるのは気になりました。
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また、背面にやや大きめのスペースがあるのも見逃せません。この部分を膝に当てることもできるのです。別のスタッフはこのスタイルが遊びやすいとコメントしていました。
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さまざまなスタイルでプレイが可能な『G1』。見た目が特徴的なこと、移動などの操作がコントローラに近いこと、3タイプの中では価格が安めであることがメリットとして挙げられます。マウスでFPSを操作したいが、ハードルの高さを感じている人に向いていると個人的に思いました。
また、今回『タクティカルアサルトコマンダー』として3タイプが用意されていることは非常にいいと思いました。ユーザーのプレイスタイル、趣味、予算に応じて選べるというのはとてもありがたいです。
同じスポーツをプレイするのでも、普通の運動靴でやるのか、専用のシューズを買うのか、自分専用のものをイチから用意するのか……それはプレイヤーが選んでいいと思います。大型の量販店では見本をさわれる場所もあるので、気になった人はぜひさわってほしいです。
以前からの変更点は? 付属マウスが好感触になった『K1』 文:喜一
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寒い! 喜一です。この記事を書いた日が寒すぎましたが、『タクティカルアサルトコマンダー K1』に触れたことで筆者の心は温まったのか? 前置きが意味不明ですが、実際にお伝えしていきたいと思います。
ちょうど2016年の夏ごろに『タクティカルアサルトコマンダー for PlayStation4 / PlayStation3』のレビューに参加しましたので、今回は改善された点などをお届けできればと思っております。
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基本的に以前のレビューで書いた各ボタンのカスタマイズなどのよかった部分に関しては、本製品でもしっかりと踏襲されています。『TAC1』から大きく変わった点としては、○ボタンが増えたり、ボタン配置が変わったりしたこと。そして、アプリによるキー設定のプロファイルが可能になったことでしょう。なお、設定にはPCが必要です。
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自身がプレイするゲームにあわせたキー設定は、ゲーマーなら誰もが重要だと思いますよね。設定はPS4、PS3、PCで各3つずつ保存できます。
個人的にうれしかったのが付属のマウスがかなりパワーアップしていたこと。以前のマウスは本音で書くと、「とりあえずの付属品」という感じが拭えませんでしたが、本製品ではかなり改善されていました。
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まず、以前の製品で気になったマウスが軽すぎるところ。今回は比較的重心が安定する作りになっていました。さらにケーブルが斜め上向きになっていることで、不自然な引っかかりなども改善されていましたね。
せっかくゲームに夢中になっているところで、ゲーム以外の部分で気を取られるのは非常に悲しいことですから、ありがたい調整です。
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マウスに関しては、カジュアルにPS4やPS3でFPSなどを楽しむぶんには十分だと言えると思います。それでも付属のマウスが合わない場合は、HID準拠マウスには対応しているので、手持ちのマウスを使ってみましょう。なおすべてのマウスの動作を保証するものではないので注意してください。
特定ジャンルのゲームをよく遊ぶなら『M1』がオススメ! 文:喜一
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2016年末に発売された中では一番グレードの高いモデル『タクティカルアサルトコマンダー M1』にも触ってみたので、こちらの感想もお届けしていきます。なお付属マウスは『K1』と同じものになります。
PCゲーマーにはわりとなじみの深いキーパッドですが、コンシューマ機をメインにプレイする人の中には「何これ怖い」といった印象を受ける人もいるかもしれません。
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そこまで身構える必要はなく、“より左手でのプレイに特化したコントローラ”くらいに思ってもらえれば大丈夫です。
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HORIオリジナルメカニカルキースイッチが搭載されていることで、打鍵感も気持ちよく、操作をしている際にストレスを感じることはほとんどありませんでした。サイズを調節できるパームレストと、移動操作などでも使えるアナログスティックがついているなど、幅の広さもこの『M1』の魅力だと感じます。
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また、『K1』と同じくPCで設定のプロファイリングが可能ですので、より使いやすいキー設定に変更することができます。
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『K1』ではFPSやTPSでの使い心地をメインに紹介してきましたが、この『M1』であれば特に遊ぶゲームは限定されないとさわっていて思いました。普段は両手で操作するゲームプレイだとしても左手のキーパッドのみで完結してしまうのがかなりの強み。ADVやSLG、いわゆるノベルゲームやシミュレーションゲームをゆったり楽しむためにも使えると感じました。
もちろん、アクション性が高いゲームをプレイするなら熟練度を高める必要がありますが(笑)。
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まとめると『M1』はFPS、TPSに加えて、ADVやSLGなどをよくプレイする人にもオススメです。机の上にキーパッドを置いておけるので、腕が疲れる心配がなくなるのも個人的にはうれしいですね。
ホリ社からのコメント
『TAC』は、通常のコントローラを“左手用デバイス+マウス”の形に置き換えた、FPSを楽しむことに特化したコントローラです。
特に右アナログスティックの働きをするマウスの操作については、本当のマウスのフィーリングに近付けて快適に操作できる様になるまで、長い期間を掛けてチューニングを行っています。
慣れると通常のコントローラ以上のポテンシャルを発揮できる様になりますので、ぜひ使って楽しんでみてください。
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