2017年4月14日(金)
カプコンは、iOS/Android用アプリ『モンスターハンター エクスプロア(MHXR)』のVer6.0大型アップデートを4月26日に実施。その発表会を行った。
登場した関野亮央プロデューサーは、これまでの『MHXR』に携わってきた経緯もあわせ、あいさつを行った。今回のアップデートは同氏初のナンバリングアップデートということで、開発メンバー同様に気合が入っているようだ。2周年に向けて『MHXR』をもりあげていけるように、さまざまな展開を行っていくことを明らかにした。
▲関野プロデューサー |
山本千晶アシスタントプロデューサーと岡野勇樹ディレクターは、4月26日に行われる大型アップデートで『モンスターハンタークロス』の4大メインモンスターが登場することを説明。アップデート内容を把握できる最新PVを公開した。
▲左が山本アシスタントプロデューサーで、右が岡野ディレクター。 |
まず4大メインモンスターでまず解禁となるのはライゼクス。トサカや翼で攻撃すると帯電していき、雷をたくわえると強力な状態に移行する特徴がある。ここまでは『MHX』と同様だが、『MHXR』試用にカスタマイズされているため、ハンターが驚くような行動をしてくると岡野さんは語った。
ライゼクスから加わる理由については、Ver5.5アップデートで解禁されたシャガルマガラが土属性で、その有利な雷属性であることと、ベーシックな飛竜種であることだという。
武器や防具であるゼクスシリーズは最高峰の雷属性装備となる。狩力を応用した強力な武技を備えているようだ。次なる『MHX』メインモンスターに備えて、集めておこう。
Ver6.0のもう1つの目玉が、新たなアクションを行える“覇玉武器(はぎょくぶき)”。まずは大剣、ライトボウガンが実装され、順次全14武器種が解禁となる。断裂群島から“覇玉”というハンターの能力を上げるものが発掘され、それを武器に応用することで、生み出された武器だという。
大剣はややオーソドックスな武器であるため、最初に導入することにしたようだ。一方のライトボウガンは現状で立ち位置的にやや弱く、ユーザーから「何とかしてほしい」という声が多かったために選ばれたと2人は説明した。
覇玉武器のアクションは、モーションキャプチャーによる新たなアクションが導入されているという。大剣には既存の溜めから移動することで新モーションの“移動溜め状態”へと移行。この状態で攻撃を放つと“溜め二連斬り”が発動する。
ライトボウガンの新アクションは、「とにかくカッコいい射撃をしたい」というコンセプトから企画がスタートしているようだ。回転やスライディングして射撃するという、見栄えするうえにエフェクトも派手なアクションになっている。
そんなライトボウガンの覇玉武器には、2つのアクションが追加される。1つ目は、射撃中に前方にステップすることで発動するドライブショット。射撃をキャンセルして、前方に回転しながら威力の高い射撃を行う。
2つ目は射撃中に後方にステップすることで発動するリロードショット。バックジャンプで距離をとりつつ射撃をし、着地すると同時にリロードする。使いこなすにはややテクニカルなアクションだが、これまでと比べててざわりが変わり気持ちよくなったと、開発内でも好評だという。
さらに、新たな弾の仕様が入っている。武器によって複数の弾を所持し、その中には『MHXR』独自の弾もあることを、山本さんは名言。“竜泉弾”を発射すると、効果範囲内にいるハンターの攻撃力が上がるという。これらによって、既存のライトボウガンとは違うアクションができ、役割ができているようだ。
物語では、新たにウルス島と謎の少女・カイラーサが加わる。さらに物語はいよいよ大詰めを迎える。声優は東山奈央さんで、関野さんは「ボイス込みでシナリオを楽しんでほしい」と話をしていた。
SNSキャンペーンが実施される。公式ツイッターをフォローし、対象の投稿をシェアすると、10,000シェア達成で星5“ユクモノ・天”シリーズの剣士防具一式が、全プレイヤーにプレゼントされる。また、抽選で100人に狩玉1000個が贈られる。こちらの詳細は特設サイトに掲載予定だ。
このアップデートからアプリアイコンがリニューアルされることが発表された。5.0アップデートで加わったオリジナルモンスターのネフ・ガルムドから、原点であるリオレウス豪火種になる。
アップデート内容を確認できる特設サイトは本日4月14日に公開。ゴールデンウィーク前に話題を投下すべく、開発メンバーが尽力しているVer6.0は4月26日に行われる予定なので期待しておこう。
会場では、アップデート前のVer6.0についてプレイできたので、覇玉武器とライゼクスの様子をお届けする。
まずは覇玉武器の大剣をレポート。上記の通り、この武器の特徴は、“溜め”中に移動できること。ジリジリとスリ足のようなモーションであるため、移動速度は遅めだが、溜めながら移動できるのはとにかく便利。
攻撃モーションは、飛びあがって2回連続で溜め斬りを放つ“溜め二連斬り”というもの。モーションはやや長いが、発動したら最後まで出しきれ、いわゆる“スーパーアーマー”つきだ。モーションは止まらないが、ダメージは受けてしまうため、威力の高い攻撃とかちあうと危険だ。
とはいえ、咆哮や一部攻撃を無効化できるのはかなり便利だ。
“移動溜め状態”に移行した直後、もしくはゲージがたまっていない状態だと、エフェクトが抑え目な“溜め二連斬り”が発動する。威力はやや控え目ではあるが、こちらもスーパーアーマーがある。
さらに、“移動溜め状態”中も回避が可能。危なくなったらキャンセルできるのが魅力だ。2回目の溜め斬りを行い、着地したらすぐにステップでき、利便性に優れている。何よりも使っていて気持ちいいと感じた。
2回連続で攻撃するが、純粋な威力は通常の溜め斬りの方が強いようだ。攻撃チャンスには通常の溜め斬り、相手の攻撃モーション中や、溜め斬りが当たらない場合などには“溜め二連斬り”というように、使い分けていくのが重要そうだ。
ライトボウガンのドライブショットとリロードショットは、爽快さと利便さを備えていた。移動しながら攻撃を行えるうえに、威力が高い&速やかにリロードができるというさらなる独自の効果がある。発動は難しくなく、射撃中に前後にステップを入力することで使える。射撃が終わっても少しは入力猶予期間があるように感じた。
ドライブショットではこれまで足りなかったライトボウガンの攻撃力を補うことが可能。ただ、その気持ちよさから敵のモーションに飛び込んでしまうとダメージを受けてしまったり、近づきすぎてしまったりするため、注意も必要。
リロードショットはモンスターから距離をとりつつ、射撃とリロードを行う。残弾がないとリロードになってしまうが、少しでも残っていれば攻撃しつつリロードするため、隙間なく攻撃することができるため、弾数が減ってきたら使いたい。
後ろに距離をとるため、翼や前脚などによる横軸の攻撃をかわすことはできるが、突進やブレスなど縦軸の攻撃時に使うと、そのまま受けしまうだろう。
今回さわった覇玉武器には通常弾と貫通弾のLv.1が備えられていた。ターゲットとなるモンスターではなく、道中に登場するモンスターによっては弾を切り替えることもアリかもしれない。
なお、弾の種類は武器に依存するという。武器のなかには頼りになる弾が装填されているものもあると、関野さんは語っていた。
ライゼクスの特徴は雷を体の部位に蓄えること。蓄えた状態だと、攻撃が強力になる。その部位を攻撃したり、ダウンさせることで解除できるのはこれまでと変わらないようだ。
とはいえ、繰り出される攻撃は強力なものばかり。トサカや翼爪による攻撃や、不規則な動きをする雷球による攻撃、飛び上がったあとに体全体で飛び込んでくる突進など、どの攻撃も慣れるまでは慎重に行動していきたいと感じた。
※本記事で体験したゲームバージョンは、“Ver.6.0大型アップデートメディア体験会”用のもので、アップデート実施後の配信時と異なる場合がある。
記載の情報とゲーム内で表記されている情報とで差異がある場合は、ゲーム内の情報が正しいものとなる。
(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
データ