2017年4月17日(月)
『FFXII TZA』ゾディアックジョブシステム強化。1キャラにつき2種類のジョブを選択可能
スクウェア・エニックスは、7月13日に発売予定のPS4用ソフト『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE(ファイナルファンタジー XII ザ ゾディアックエイジ)』について、向上した映像表現やプレイ体験、サウンド表現の情報を公開しました。
本作は、『FINAL FANTASY』シリーズの第12作目をベースにゲームデザインを再構築&システムを追加した『FINAL FANTASY XII INTERNATIONAL ZODIAC JOB SYSTEM』をHD化したものです。
PS4のハード性能と現世代の技術を生かし、映像表現力、プレイ体験、サウンド表現力の向上が図られている他、ゲームデザインに踏み込むことにより、『FINAL FANTASY XII』の進化系として時代に即した発展を遂げています。
【Prologue】
それはイヴァリースと呼ばれる世界の物語。強大な軍事国家アルケイディア帝国の侵略でダルマスカ王国が滅亡した戦争から、2年――。
戦禍に家族を奪われた少年“ヴァン”は、帝国に占領された街でたくましく生きながらも空賊となって大空を駆ける自由にあこがれていた。
王家で唯一生き残った王女“アーシェ”は、ひそかに解放軍を率いて祖国の再興をめざし、帝国への復讐こそが義務だと誓っていた。
戦乱の時代に出会った彼らの願いと希望が、人々の運命を結び、そして国々の命運をも変えていく。
映像表現力の向上
グラフィックの高解像度化の他、質感や陰影の表現が強化されています。
モデルの高解像度化、高質感化
『FFXII』から高いクオリティを誇っていたモデルの解像度が向上。肌、髪、布、革、金属などの質感の向上も図られており、キャラクターデザイナー吉田明彦氏のキャラクターイラストがそのまま動くかのような表現に強化されています。
現世代の映像表現を導入
現世代のライティング技術が導入され、『FFXII』から特徴的であった光と陰影の表現が向上しています。さらに、自然なボケや柔らかい光の表現を強化することにより、空気感と奥行き感のあるゲームの世界が作り上げられています。
プレイ体験の向上
RPG本来の醍醐味“育成・戦闘・冒険”の楽しみを強化する改善が行われています。
ゾディアックジョブシステムが強化
『FFXII IZJS』で搭載したキャラクター育成システム“ゾディアックジョブシステム”が強化。ナイト、モンク、赤魔戦士、ウーランといった12種類のジョブの中から、1キャラクターにつき2種類のジョブを自由に組み合わせて育成します。
ジョブごとに装備できる武具、使用できる魔法や技などの能力が異なるので、ジョブの短所を組み合わせで補ったり、魔法攻撃に特化した組み合わせにしたりするなど、プレイヤーの組み合わせ次第で性能や戦略に差が出る育成を楽しめます。
ライセンスボード上で“Lボードプラス”を修得すると、2つめのジョブが選択可能になります。選んだジョブの組み合わせと、ライセンスボードで何を修得させていくか次第で自分だけのキャラクターに成長します。
ジョブの組み合わせによっては、強力な武器で敵単体への物理攻撃を行いながら、上級魔法で敵全体へ大ダメージを与えることも可能です。
【ジョブの種類と特徴】
白魔道士 | 回復やサポートが得意 |
ウーラン | 槍による攻撃が得意 |
機工士 | 銃による攻撃が得意 |
赤魔道士 | 緑魔法と裏魔法をあやつる |
ナイト | 剣と盾をあつかう戦士 |
モンク | 素手による攻撃が得意 |
時空魔戦士 | 時間と空間をあやつる |
ブレイカー | 斧による強力な一撃を繰り出す |
弓使い | 弓による中距離からの攻撃が得意 |
黒魔道士 | 攻撃魔法が得意 |
もののふ | 刀による連撃が得意 |
シカリ | ダガーや軽装備の防具で身軽に戦う |
広がる戦術とテンポよいバトル
ジョブの組み合わせで広がる“ガンビット”バトル
2つのジョブを組み合わせることで、『FFXII』バトルシステムの象徴である“ガンビット”の戦術が広がります。ガンビットとはバトル時の作戦指示書のようなもので、これを設定したキャラクターはその内容に沿ってアクションをオートで実行します。
例えば、ナイト×黒魔道士のジョブでは、通常は剣による攻撃を主体として行動し、武器攻撃に耐性のある敵に囲まれた際には、弱点属性の魔法を繰り出して窮地を脱するというプレイが可能になります。
バトルのテンポと迫力が向上
本作ではバトルのテンポが向上し、バトルメンバー全員で強力な魔法をたたみかけ、形成逆転を狙うことなどが可能になります。映像表現力の向上と相まって、次々に魔法や技が応酬されるバトルは見応えある内容になります。
快適な冒険
ローディング時間の短縮
本作ではローディング時間が大幅に短縮され、より軽快に冒険を楽しむことができます。
オートセーブ機能を追加
『FFXII』からのセーブクリスタルによるゲームのセーブ以外に、オートセーブが行われる機能が追加されました。冒険中に新たなフィールドを発見し、思わぬ強敵に出くわすスリルも『FFXII』ならではの醍醐味ですが、万が一ゲームオーバーになっても体制を整えてすかさずリベンジできるようになり、冒険がより快適になります。
ハイスピードモードを強化
『FFXII IZJS』で搭載され好評を博した、ゲーム全体の動作速度がアップする倍速機能です。目的地へ早く移動したいときや短時間で経験値を稼ぎたいときに活用できます。『FFXII IZJS』から強化が施されており、2倍速度/4倍速度の2段階が用意されています。
ロケマップの透過表示機能
『FFXII』からのロケマップ表示に加え、本作ではL3ボタンでフィールド画面上にロケマップを透過表示する機能が追加されました。リアルタイムかつシームレスで現在地と目的地の確認が可能になります。
▲入り組んだマップでもシームレスに現在地と目的地が確認できます。 |
▲『FFXII』からあったロケマップも採用されています。画面下部で現時点でのシナリオ上の目標も確認できます。 |
サウンド表現力の向上
全BGMが生演奏で再レコーディングされ、音質も強化されています。
生演奏で全曲再レコーディングした“新録”BGMを収録
『FFXII』のコンポーザー崎元仁氏の手により、すべてのBGMが生演奏で再レコーディングされました。時には怪しい旋律に緊張感が走り、時には優しい旋律にほっと一息つく。生演奏ならではの音の伸びや余韻が、ゲームプレイの没入感を一層高めてくれます。
また、『FFXII』の音源も収録されており、ゲーム内のコンフィグからいつでも切り替え可能です。
日本語と英語の音声を収録
日本語と英語の2種類が完全収録。BGMと同様に、ゲーム内のコンフィグからいつでも切り替え可能です。
本作描き下ろしの新曲も収録
ボス曲やフィールド曲など、描き下ろしの新曲8曲が収録されています。
音声の高音質対応
キャラクターの台詞が鮮明になり、カットシーンのディティールやニュアンスをより感じ取ることができます。
7.1chサラウンド対応
『FFXII』では“Dolby Pro Logic II”だったサウンドが、本作では“7.1chサラウンド”に対応しています。
※画面写真はすべて開発中のものです。
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