2017年5月18日(木)
『祝姫 -祀-』竜騎士07さんによる追加シナリオ“結姫編”が判明。雛形真由が研究する呪いと霊障とは!?
日本一ソフトウェアは、7月20日に発売するPS4/PS Vita用ソフト『祝姫 -祀-(いわいひめ まつり)』の新情報を公開しました。
本タイトルは『なく頃に』シリーズを手がけた人気作家・竜騎士07さんが紡ぐ、“呪い”をテーマにした和風伝奇ホラーアドベンチャー。悲しくもおぞましい物語を、イラストレーター・和遥キナさんと背景作家・mochaさんによる美しいビジュアルが彩ります。『祝姫』本編の移植に加えて、竜騎士07さんによる追加シナリオが収録されています。
公開されたのは、追加収録されるシナリオ“結姫(ムスビヒメ)”編について。完結編となるこのシナリオでは、本編でも重要な役割を担う“雛形真由”について深く掘り下げたエピソードが展開するようです。
結姫(ムスビヒメ)編
キーワード “呪い”と“霊障”
人は誰しも、程度の差はあるが霊的な防御力を持っています。しかし、須々田の特定の家系に受け継がれる“呪い”には、そうした霊的加護を失わせる効果があります。
霊的加護を失った人間は霊障、すなわち霊による干渉を受けやすくなります。
心身が不安定な10代は特に霊的加護が低下する傾向があり、呪われた家系の末裔である十重、椿子、鼎、莉里杏の4人は現在、霊障による白昼夢に苦しんでいるとのこと。
白昼夢の内容には個人差があり、現実で直面している困難や過去のトラウマが影響している場合も多いようです。
登場人物
雛形真由(ヒナガタ マユ)(声優:田中涼子)
「……お生憎ね、霊障さん。あんたとは、もうずっと長い付き合いだもの。全然へっちゃらなんだから……」
“結姫編”のメインキャラクター。高校生のころの雛形もまた、重い霊障に苦しんでいました。十重や椿子たちに比べて霊障に対し自覚的で、克服する方法を探しているようです。
シャチホコ部
須々田高校の養護教諭となった雛形真由が設立した部活で、正式名称は“社会地域奉仕貢献部”。6人の部員はすべて雛形のスカウトによって集められました。
雛形真由の霊障
霊による干渉……霊障は、多感な10代のころにピークを迎えます。
霊障が見せる幻覚が突拍子もないものであれば、現実と整合性のない白昼夢として処理され、潜在意識からは消えてしまうことも。しかし、雛形真由の霊障は、夢として忘れるにはあまりにも現実的で陰湿な性質を持っていました。
雛形真由の霊障。それは「他者の発言や態度が悪意に満ちたものとして知覚される」という現象。出会う人すべてが自分の陰口を言っているように感じられます。そしてそれが現実なのか、霊障が見せている幻覚なのかを区別することはできません。
「つねに笑顔を絶やさず、他人に親切にしていれば嫌われるはずがない」と理性で霊障を否定し、普通の高校生活を送ろうとする雛形真由。しかし、クラスメイトたちは雛形の不自然なまでに明るい言動に違和感を抱くようになります。
単なる幻覚だと思っていた陰口はやがて現実のものとなり、陰惨ないじめへと発展。
「………千年を経ても。人の子らの下劣なること、改められる様子もなし……」
邪法の代償
雛形真由は、勤務のかたわら呪いと霊障について密かに研究していました。
古い文献には、自らの生き血を飲ませることで相手の霊障を和らげることができたという記録があります。しかしそれは、相手の霊障を引き受ける術であり、術者自身の霊障を悪化させる邪法です。
成人した自分ならば、霊障を引き受けても耐えられるはず。雛形は自身を犠牲にしてシャチホコ部の少女たちを救う決意をします。
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