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2017-05-17 16:15

ライターも萌え転がる『ホテル・ヒルサイドベイ』第三章レビュー。ついにオーナーの正体が判明!

文:ガルスタオンライン

 港に面した空港にほど近い、趣のあるクラシカルなホテル・ヒルサイドベイ。寂しい人たちの心のよりどころになるような、温かみのあるそのホテルには、宿泊客だけでなく、ワケアリの従業員たちも引き寄せられていきます……。

 そんな従業員たちの物語を描くドラマCDシリーズ『ホテル・ヒルサイドベイ』をたくさんの方に知ってもらいたい! というわけで、今回は第三章のレポートをお届けしますが、その前に第二章の内容をおさらいしましょう~。

『ホテル・ヒルサイドベイ』第三章レビュー

第二章~小夜に睡る星~ あらすじ

 ホテル・ヒルサイドベイの経理担当として、新たに竹中悟朗が赴任した。彼はゼネラルマネージャーの冬樹 晶の仕事をサポートし、早くも敏腕ぶりを見せる。そして、ホテルにはもう1人――ベルボーイの真下一会が連れてきた青年・鴻上礼智の姿も。自分のことを語りたがらない彼に、一会は人懐っこく接する。

『ホテル・ヒルサイドベイ』第三章レビュー
▲竹中悟朗(たけなかごろう/声優:日野 聡)。眼鏡が似合う27歳。仕事に関しては堅物で神経質。負けず嫌いで、ほかの従業員と衝突することも。
『ホテル・ヒルサイドベイ』第三章レビュー
▲冬樹 晶(ふゆき あきら/声優:福田賢二)。面倒見がよく誠実で苦労性な40歳(こちらも眼鏡が似合う!)。個性的な従業員たちに頭を悩ませることが多い。
『ホテル・ヒルサイドベイ』第三章レビュー
▲真下一会(ましたいちえ/声優:田丸篤志)。21歳の新人ベルボーイで、愛称は“イチ”。ちょっぴりドジっ子だが、憎めないタイプ。
『ホテル・ヒルサイドベイ』第三章レビュー
▲鴻上礼智(こうかみれいち/声優:豊永利行)。ミステリアスな20歳で、愛称は“レイ”。お客様対応のマナーは完璧だが、普段はひねくれ者。

 そんななか、ホテルの経営状況を少しでもよくしようと、無理をして請けたカクテルパーティにトラブルが発生! この案件を主導していた営業担当の志木真琴は大急ぎで事態を収束しようとするが、そんな彼を陰ながらフォローしたのは、元ゼネラルマネージャーの村松虎彦だった。

『ホテル・ヒルサイドベイ』第三章レビュー
▲志木真琴(しきまこと/声優:櫻井孝宏)。わざと軽薄に振る舞う35歳。少し無理をしてでもお客様の希望をきくことがホテルのためになると考えている。ちなみに第三章はお休み。
『ホテル・ヒルサイドベイ』第三章レビュー
▲村松虎彦(むらまつとらひこ/声優:仲野 裕)。61歳のお客様係。第二章では名前のみの登場だったものの、存在感はバツグン!

 そして、物語のナレーションを務めるのがバーテンダーの長谷影辰。悩み多きレイの心にさりげなく寄り添ったりと、従業員たちをいつも穏やかに見守っています。

『ホテル・ヒルサイドベイ』第三章レビュー
▲長谷影辰(はせかげたつ/声優:中尾隆聖)。物静かで穏やかな55歳。人当たりがよく、多くの従業員たちから慕われている。

 なんとかパーティを開催することができたホテル・ヒルサイドベイの面々。レイも臨時のウェイターとしてホテルで働くことを決めます。一見順調に見えるホテルですが、第三章では新たな暗雲が……!?

衝突する悟朗とレイ! そして新たなおじさまも登場!!

 さてさて、第三章の初回限定仕様ジャケットビジュアルはこちらです!

『ホテル・ヒルサイドベイ』第三章レビュー

 バーで息抜きをする巳則と虎彦。談笑する2人を厳しい表情で見つめるレイも印象的です。いつも思うのですが、カズキヨネ氏のイラストって光の差し方が本当にステキ……! 第三章のジャケットも、セピア色を基調にしたバーの、落ち着いた雰囲気が伝わってきますよね。

 さて、こちらのイラストを見ての通り、今回は、第二章では休みだった虎彦が戻ってきます! わー、虎彦さん!! 包容力のかたまり!! みんなのお父さん的存在!! オープニングからレイに話しかけるシーンや、後半でのイチとの会話なんて、もうお父さんにしか聞こえないです。イチとのやりとりは第一章以来ですが、2人の仲のよさが伝わってきて本当にかわいいんですよ~。

 また、前回に引き続き、第三章でも新たな登場人物が!

『ホテル・ヒルサイドベイ』第三章レビュー
▲下崎巳則(しもさきみのり/声優:牛山 茂)。ホテルのバーによく顔を出す常連客の56歳。礼儀正しく真摯で、社内外問わず評判がいい。

 第一章から名前だけ登場していた“ワイアットの下崎様”が、ついについに! 第三章で登場するのです!! 超豪華実力派キャスト揃いの本作ですが、なんと巳則を演じるのは牛山 茂さん! 洋画吹き替えなどで活躍されている超ベテラン声優さんです。も~個人的に大興奮です……!

 そんな牛山さん演じる巳則は、影辰や虎彦と親しい存在として、バーに姿を現します。3人のおじさまたちによる、静かで大人なやりとりが本当にたまらないです……まるで洋画。揃ってお酒を楽しむ情景が浮かんできます。

 もちろん、第三章の聴きどころはほかにも! おじさまたちだけでなく、ホテルの若手従業員たちのやりとりも必聴です。というのも、今回はレイと悟朗の衝突が、物語の大きな軸の1つなんですよ。臨時職員として気ままに働くレイと、そんな彼の態度が許せない真面目な悟朗。言い争いになる2人のあいだにイチが立って、一生懸命なだめるものの、関係は一向によくならず……。

 口論が苦手なのか、イチがしょんぼりしてしまうのが本当にかわいそうでかわいいです。今回の一番のお気に入りシーンは、物語の前半で、レイと悟朗の口論をいさめつつ、イチを気遣う冬樹さんの姿……!

イチ「晶さん……僕、クッキーとお茶を」
冬樹「ああ、イチくん。
   残念だが、ご相判にはあずかれない。
   竹中くんに用がある。
   レイくんと2人で食べてくれ」
イチ「あ……はい……」
冬樹「ふむ、顔色が悪いな。
   竹中くんもレイくんも、
   本気では怒っていないから、
   気にしなくていい。
   少し声が大きくなっただけだ」

 ……ふ、ゆ、き、さん!!!!!!!(萌え転がる)「ふむ、」の辺りから声色が急に柔らかくなる冬樹さんいい……。さすが結婚したいゼネラルマネージャーNO.1(私調べ)。どうかみなさんも聴いて萌え転がってください……。ちなみに物語の後半では、冬樹さんの意外すぎる過去も明らかになります。ここがまたとんでもない萌えどころなのですが、同時にネタバレポイントでもあるので紹介できません……。くやしい……。

 ネタバレといえば、後半ではホテルの存続にかかわる大事件も発生! ラストではなんとホテルのオーナーが誰なのかも明らかになります……!! ぜひ聴いて、みなさん自身のお耳で、その真実を確かめてみてくださいね!

 次回は第四章の魅力をお伝えいたします! ではではー。

データ

▼『ホテル・ヒルサイドベイ 第三章 ~深夜、嵐が~』
■メーカー:b-sound
■発売日:2017年4月12日発売
■価格:2,800円+税
 
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