2017年5月23日(火)
『FF14 紅蓮のリベレーター』ジョブ調整やバトルシステムなど第36回PLL情報まとめ。命中の撤廃も
スクウェア・エニックスは、6月20日発売するPS4/PC用MMORPG『ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター』に関する最新情報を公開しました。
新情報は、5月23日にドイツ・ハンブルクから放送された“第36回FFXIVプロデューサーレターLIVE”で公開されたもの。『紅蓮のリベレーター』の最新情報が公開される他、ジョブアクションの詳細などが実機を交えてお披露目されました。
本記事では、“第36回FFXIVプロデューサーレターLIVE”で公開された情報をまとめてお届けします。
▲『紅蓮のリベレーター』オープニング画面。 |
パッチ4.0バトルシステム変更について
現状の課題
・複雑化してしまったバトルシステム
・ホットバーに入りきらない数のジョブアクション。70になった場合、アクションが増えすぎてわからなくなってしまう。
・バフアイコンを凝視するバトルになってしまっている。
・コアプレイヤーVSカジュアルプレイヤーのDPS格差がでてしまっている。
・ジョブ間のシナジー。
アディショナルスキル
・アディショナルシステムを廃止。
・ロールアクションシステムの実装。ロールはタンク、ヒーラー、近接DPS、遠隔DPS、キャスターにわかれる。他のクラスのレベル上げをする必要がなくなる。
ロールアクションの実機プレイ
実機プレイ画面では、さまざまなアクションが登場。静者の撃や猛者の撃が画面ではなくなっているようですが、同じ効果で別のアクションとして存在しているようです。
▲キャスターのロールアクション。 |
ホットバーアイコンを見ると、グレーになっているアクションが多数出てきています。例えば、黒魔道士はウォールがなくなってしまっており、グレーになっているとのこと。吉田氏いわく、「パッチ4.0で一番最初にやることはホットバーの設定からなんじゃないか」といっていました。
▲赤い枠で囲われている部分がパッチ4.0から削除されたアクションです。このように削除されたアクションはグレーになっているとのこと。 |
ロールアクションは、5つをセットして使うとのこと。ナイトはシールドバッシュがジョブ専用であるそうですが、ロールアクションにもスタンを入れられるアクションがあり、2つ欲しい時はつけるといいでしょうと話していました。
近接DPSのロールアクションには、ブラットバスや叱咤が共通アクションになっているようです。遠隔DPSは、詩が共通になっていたり、スタンを付与するアクションが追加されているとのこと。ヒーラーは、アイ・フォー・アイのアイコンが変わっていたり。クルセイドスタンスは健在のようです。
▲近接DPSのロールアクション。 |
▲ヒーラーのロールアクション。 |
ヒーラーは、今までINTをあげることで攻撃力が上がっていましたが、パッチ4.0からはMNDに変更されるそうです。そのため、クルセイドスタンスの効果が“一定時間与ダメージを上げる”効果に変更されているそうです。また、効果時間があり、時間がきたら効果がきれるそうです。
なお、ロールアクションなので入れるか入れないかは個人の自由になってきます。
ジョブ間のシナジーについて
近接系ジョブは、全体的に調整が入っているとのこと。特定のコンボルートを回せば適切なデバフが付与できるとのこと。例えばモンクには、パーティ攻撃力を上げるバフをつけられる効果のアクションが追加されるそうです。ちなみに、その効果中にパーティメンバーが攻撃することで、自分に闘気が自動付与されていくことも判明しました。
ジョブHUD
ジョブ毎に専用のHUDが実装され、ジョブ固有のシステムが分かりやすく表示されます。また、スタンスの切り替えを視覚的に補強され、数字よりも視覚的に状態管理できます。シンプルな表示も開発しているとのことです。
▲ジョブ固有のHUD。 |
ジョブ調整について
全ジョブのジョブアクション動画が公開されました。生放送では、各ジョブについて吉田氏が特徴を説明していました。
動画:ジョブアクション動画
赤魔道士
赤魔道士は特性で連続魔を覚えます。本特性は、キャストタイムがある魔法を使うことで、次に使う魔法がキャスト0で使える特性だそうです。
ブラックマナとホワイトマナが存在し、どちらのゲージが存在するようです。また、DPSを出すためには双方均等に使うことが鍵になります。非常に重要なことは、ブラックマナとホワイトマナのバランスだそうです。
竜騎士
通常の竜血から紅の竜血に切り替わり、新アクションが使えるようになるようです。
暗黒騎士
ブラックブラッドを習得すると、ブラッドゲージが出現します。ウェポンスキルなどを使うと増えていくそうです。
吟遊詩人
キャストタイムがなくなりました。なくなった理由として、カジュアルプレイヤーとコアプレイヤーのDPS格差が出てきてしまった、また吟遊詩人使用率も下がってきてしまっていることからなくなったことが明かされました。
学者
主に新アクションが実装され、基本的なことはあまり変わらないとのことです。フェアリーゲージと呼ばれるものを使用して、1人をつねに回復していくアクションがあるようです。
忍者
新しく追加された“忍気ゲージ”は、オートアタックでたまるとのこと。本ゲージを使うことで、忍術がすぐに使えるようになるようです。
機工士
機工士も吟遊詩人と同じく、キャストタイムがなくなります。ヒートゲージを管理しながら、ヒートの値によって技がより派手でより強いものに切り替わるようです。動きながらの戦闘になるのでかなり変わってくるとのこと。
戦士
戦士はラースがなくなり、新しく“インナービースト”というものが実装されています。インナービーストはラースのように攻撃していくことでたまっていくとのこと。最大までたまると、固有HUDが赤く光っていました。また、戦士は専用のスタンがなくなっているようです。
召喚士
トランスバハムートをすることで、トランス深度が深まっていき、それが2段階になるとサモンバハムートが使えるようになります。
白魔道士
白魔道士は大きく変更はないとのこと。単純にピュアヒーラーとしての能力が上がっていると話していました。また、バリアを付与するアクションも追加されているようです。
黒魔道士
エノキアンはアストラルファイア&アンブラルブリザードの効果がある限り永続。スタンスを維持できれば永続なので、エノキアンの効果を維持したい場合はトランスを使えばよさそうです。また、エノキアンを30秒維持できればファウルというアクションが使えるとのこと。ただ、スタックはできないので、毎回使っていくとDPSがのびるようです。
占星術士
特に大きく変更はありません。ただ、設置型のアクションが追加されました。このアクションは時間とともにエフェクトが変化し、最後には爆発し、何かが起こる?
モンク
モンクはほとんど変更がないようですが、闘気はパーティメンバーによってたまる場合もあるので、たまっていたら使っていくのがよさそうです。
侍
剣気ゲージと雪月花をためるながら戦うのが基本。雪月花がたまると、“乱れ雪月花”を使うことができます。侍は操作は難しいようですが、かなり強力なジョブと吉田氏がコメントしていました。
ナイト
ナイトはシステムが変更され、シールドのブロックが魔法に対しても発動するようになります。また、自分の後方の扇範囲にいるメンバーに対して、被ダメージ減少の効果と自身のブロック率100%になる新アクションが追加されています。
ジョブアクションの調整
・既存ジョブアクションの削減。
・アクションの削除とロール共通化。
・強化アクションの自動置き換えを実装。
・4魔法に対してセットするアクションは1つのみ。レベルに応じて使えるアクションが自動で変更される。
・アクションの総数としては現在より基本減っている。
タンクについて
サブパラメーターの受け流しがなくなり、不屈が実装されます。効果は与ダメージアップ&被ダメージダウンとなります。
ただ、計算式の中から受け流しという概念がなくなるわけではなく、装備につくサブパラメーターとしての受け流しがなくなるとのこと。正面からしか効果がなかったものが、全方位効果があるものになります。
タンクのダメージ計算式
タンクについてのダメージ計算式がSTRに戻ります。装備についてはロール制限がかかり、STRの装備をタンクが装備できなくなるそうです。
遠隔DPSと忍者はDEX装備のみ、キャスターはINT装備になるようです。
命中について
装備での概念で、命中というパラメーターがなくなります。ただ、プレイヤーレベルとまったく同じ敵と正面から戦った時は100%になります。当然側面や背面から攻撃した場合は、100%以上の命中になります。
装備で命中を上げる必要はなくなりますが、同じレベルかレベルが低いモンスターと戦っている場合のみ。ただし、暗闇などのデバフを受けている場合はミスが発生する可能性があります。
命中がなくなるかわり、DPSジョブにしか付与されないダイレクトヒットというサブパラメーターが実装されます。これはクリティカルより発生率が高く、クリティカルよりはダメージが出ないものとのこと。
なお、天眼のマテリアなどについては“ダイレクトヒット”に変更になります。
メインステータスのPIEについて
PIEはメインパラメータではなくなり、信仰というものがメインパラメータになります。効果は最大MP量が増えるという、今までのPIEとなります。
PvPシステムの変更について
現状の課題
・高レベル制限による新規参加が困難。
・PvPをやるには多すぎるジョブアクション。
・PvPとPvEの違い。
・PvPアクションポイントの格差。
・複雑な操作。
システムの変更点
・PvPコンテンツにおけるレベル制を廃止。
・ジョブレベル30以上なら誰でも参加できる。
・PvP参加時のステータスをロール毎に固定
・装備パラメータは見た目のみ反映。
・PvP専用ホットバーをジョブ毎に用意。
PvPアクションの変更
・PvPアクションを完全専用化。
・各ジョブ基本9アクション+選択アクション2+アドレナリンラッシュ。
・PvEと完全分離して調整可能に。
・Melee DPSの攻撃方向指定が撤廃。
・自動コンボアクション置き換え処理実装。
コンボはボタン1つでできます。アクションを発動すると自動でコンボが切り替わり、次のコンボが表示されるようです。また、DPSはスタンを付与するアクションがなくなっています。
PvPにおける竜騎士のアクション。 |
ストーリーショートカット/ジョブレベルブーストアイテム導入
両アイテムの導入意図
・新規プレイヤーとベテランの時間格差。
・エンドへ到達するための長時間プレイ。
・フレンドや家族とマルチプレイ促進。
ストーリーショートカットアイテムについて
・メインクエストのみをショートカットできます。
・新生の冒険録(パッチ2.55希望の灯火までをクリア済みにする)
・蒼天の冒険録(パッチ3.56宿命の果てまでをクリア済みにする)
・ジョブレベルには一切影響がありません。
・いずれも6月16日にMog Stationで発売開始。
・価格は“新生の冒険録”が1,944円、“蒼天の冒険録”が2,700円となります。なお、“蒼天の冒険録は、新生編もクリア済みとなります。
・マイチョコボは自動所得(名前は固定付与)
・出身都市のグランドカンパニーに自動所属。
・メインクエストIDはクリア済みになります。
・サブクエストのIDは、初見クリアボーナスの関係でクエスト完了かつ未クリア設定になっています。
・愛用の紀行録が視聴できるようになります。
ジョブレベルブーストアイテムについて
・該当ジョブのレベルを60に引き上げます。
・13ジョブに用意される専用の“冒険録”になります。
・使用すると該当ジョブがレベル60になります。
・6月16日Mog Stationで販売開始。
・価格は一律2,700円。
・パッチ4.1までは、1サービスアカウント/1個のみ購入可。
・侍/赤魔道士のみ、アイテムが存在しません。
・レベル60用の武器/防具/アクセサリーが付与されます。
・レベル60までの該当ジョブクエストがクリア済みになります。
・レベル60までの全アクションを修得済みに。
・初心者の館へと誘導されます。
このようなアイテムについては、基本ゲーマーの人が多いとのこと。ただ、ゲームによってロールというのは異なり、本作のロールについて知ってもらうことが重要になるため、初心者の館に誘導するとのことです。
グランドマウントの速さについて
グランドマウントのスピードが2段階速くなります。メインクエストをクリアしていけば、1段階速くできるそうです。2段階目は、ゲーム内のとあることをすると解放されると話していました。
なお、新蛮神でもらえるマウントや新しいタンク用マウントもお披露目されました。
※画面は生放送をキャプチャーしたもの。
※実機画面はすべて開発中のものです。
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