2017年6月8日(木)
うれしーこと嬉野雅道さんのエッセイ本『ぬかよろこび』発売中。“悩むだけ損!”からの原稿も収録
「嬉野さんのエッセイ本が出ますよー!」
ゲームメディアであるはずの電撃オンラインに、かつてゲームとは1ミリも関係のない連載企画がありました。
それが“藤やん・うれしーの悩むだけ損!”。『水曜どうでしょう』のディレクターであるヒゲの藤やんこと藤村忠寿さんと、うれしーこと嬉野雅道さんが、読者からの質問に文字数無制限で答えていくという人生相談スタイルの連載でございました。
▲嬉野雅道さん。 |
各方面に無理矢理お願いしてスタートした連載でしたが、おかげさまで好評を博しまして、担当編集の私めが予想していた以上に長く続けることができ、書籍も3冊ほど出版することができました。
ゲームとまったく関係ないのに、東京ゲームショウに出張してステージをこなしてみたり、留萌の書店さんにお呼ばれしてニコ生出演&サイン会をしてみたり……。
藤やん・うれしーのお2人にはたくさんのテキスト、たくさんの言葉を綴っていただき、今でも「電撃の悩むだけ損、読んでましたよ!」と声をかけていただくこともあるくらいです。
さて、短くビシっと言いたいことをまとめる藤村さんに対し、なにかと味のある長文でじっくりとひとつのテーマに向き合う姿勢で定評のある嬉野さん。そんな嬉野さんがこのたび、2冊目のエッセイ本を上梓(じょうし…出版の意)されました。
タイトルは『ぬかよろこび』。1冊目の『ひらあやまり』に続き、嬉野さんの人生経験がたくさん詰まった、読み応えのある1冊になっております。
▲『ぬかよろこび』。 |
そこで今回は特別に嬉野さんから、発売記念のメッセージをいただきました! 電撃オンラインを見ている皆さんだけに、久しぶりの嬉野節をお届けいたします。
嬉野さんからのメッセージ
電撃オンラインの読者の皆さんコンニチワ。『水曜どうでしょう』ディレクターの嬉野雅道と申します。
わたくし、もう2~4年くらい前になりますか、こちらで“悩むだけ損!”という前代未聞のお悩み問答バトルを月に2回、激しい熱意をもって繰り広げておりました。
『水曜どうでしょう』のホームページの日記を書けなくなったのも、この電撃オンラインの“悩むだけ損!”の前代未聞のお悩みの回答に毎回悩まされていたからではないだろうかと振り返って思うところ大でございます。
しかし、それだけに思いがけない考えが私の中から押し出され、当時の原稿を読み返しますと、その出来のよさに唸るものが多々あります。
その“悩むだけ損!”の連載も終わって早2年。このたびわたくし単独エッセイ『ひらあやまり』に次ぐ2冊目のエッセイ本『ぬかよろこび』を書き上げまして5月25日に発売、ただいま絶賛発売中でございます!
たしかに2冊目というのは1冊目とは違って自分が試されるようなところがあるなぁと書きながら思いました。処女作を越えないといけないからですよね。ということでね、『ひらあやまり』もよかったが『ぬかよろこび』はもっとおもしろいものになったぞと、ここで明言しておきましょう。
となれば、あなたにぜひ読んでいただきたいのです。さあ! Amazonさんでポチッとしていただければありがたいことこの上なし。もちろんリアル本屋さんでお買い求めになるもよし!
さて、その『ぬかよろこび』の中にね、“悩むだけ損!”で書いた原稿で自分でとても印象深いものがありまして、でもその原稿は本にしてもらえていないので、このたび大幅に加筆して『ぬかよろこび』で一章に仕立てました。私の若かりしころの仕事での大失敗のお話です。
ところが、その思い出にリンクする後日譚となる再会が近年ありましてね、そのことにわたし自身が驚き、感慨深く、とてもありがたい思いをする顛末がありましたので、そのことを書きたくて、あらためて一章として『ぬかよろこび』の中に加筆して収めたのでございます。
そういうわけでね、本日は、わたくしの2冊目のエッセイ本『ぬかよろこび』の告知でございました。それではこれを読み終わられましたそこのあなた! さっそくAmazonさん他ネットショップでポチッとしていただきたい(^^)。もしくは近所のリアル本屋さんのレジでお会計していただきたい! どーぞよろしくお願いいたします。読んでみてね!(^^)
嬉野さんの『ぬかよろこび』。ぜひみなさま、お買い求めくださいませ。そしてかつてこの場所にあった“悩むだけ損!”の名残のようなものを、この2017年に少しでも感じていただけたなら幸いです。
(C) KADOKAWA CORPORATION 2017
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