2017年6月8日(木)
スクウェア・エニックスは、2017年に配信予定のiOS/Android用アプリ『ドラゴンクエストライバルズ』のクローズドβテストを6月9日より実施します。
本作は、『ドラゴンクエスト』に登場するキャラクターやモンスターのカードでターン制バトルが楽しめる『ドラゴンクエスト』関連作品では初となるスマートフォン向けデジタルカードゲームです。
本記事では、ゲームをプレイした感想や本作に登場するテリー&アリーナの情報などを紹介します。
※なお、開発段階のため、正式サービス時には仕様が変更になる場合があります。
本作では、テリー、アリーナ、ミネア、トルネコ、ピサロ、ククール、ゼシカの7人のリーダーの中から1人を選択し、30枚のカードから構成されるデッキを使って戦います。
カードは毎ターンたまる“MP”を消費することで使用でき、“MP”は1ターンごとに1ずつ最大値が増えていきます(最大10)。
デッキには、同一のカードを2枚、“レジェンドレア”と呼ばれる高レアリティのカードは1枚のみ入れられます。
プレイヤーは、デッキから引いたカードを使用して相手のリーダーのHPを0にできれば勝利となります。
【おさえておきたいポイント】
・毎ターンたまっていくMPを消費してカードを使います。
・MPは最大10たまります。
・デッキに同一カードは2枚まで、強力な高レアリティカード“レジェンド”は1枚まで組みこめます。
・勝利条件は相手のHPを0にすること。
バトルは、先攻・後攻で交互にカードを使用して進めていきます。
先攻・後攻はコイントスで決まり、先攻は手札が3枚、後攻は手札が4枚にテンションが2段階たまった状態となります。テンションについては後述します。
また、最初の手札は一度だけ交換することができます。最初はMP1から開始となるので、コストの大きなカードは引き直して、序盤から使えるコストの低いカードを手元に集められると、バトルを有利に進められそうですね!
【おさえておきたいポイント2】
・先攻は手札が3枚、後攻は手札が4枚にテンションが2段階たまった状態でゲームが始まります。
・テンションは3段階ためると、リーダーごとの特殊なスキルが使えます。
・ゲーム開始時に手札を一度だけ、任意で交換できます。
本作には、ユニットカード、特技カード、武器カードの3種類のカードが登場します。
ユニットカードは、リーダーの場に召喚できるカードです。召喚した際は、1ターン待たなければ攻撃ができません。なお“速攻”を持つユニットは例外として、召喚した瞬間から攻撃ができます。
相手のリーダーとユニットに攻撃できる他、攻撃力とHPがあり、相手の場のユニットに攻撃するとお互い攻撃力分のダメージを受けます。
またカードごとに、さまざまな効果を持つユニットがいます。
【ユニットカードの特徴】
・最大6体まで場に召喚できます。
・“速攻”を持つカード以外、召喚したターンは行動できません。
・特殊な効果を持つユニットカードがあります。
特技カードは、場のユニットにダメージを与えるものや2回攻撃を付与するものなどがあります。
▲特技カード“はやぶさ斬り”を相手のユニットへドラッグして選択すると発動! |
武器カードを使うとリーダーに武器を装備させられます。武器を装備するとリーダー自らユニットや、相手リーダーを攻撃できるようになります。また、武器は装備したターンから使用できます。
▲武器カードには消費MPの他、攻撃力と使用回数が表記されています。 |
【特技・武器カードの特徴】
・リーダーごとにさまざまな特技カードがあります。
・武器カードを使うと、リーダーに武器を装備させられます。攻撃力と使用回数があります。
・武器カードは装備したターンから使えます。
先行プレイでは、テリーとアリーナを使い、実際に対戦ができました。
各リーダーには『ドラゴンクエストヒーローズ』シリーズでおなじみの声優陣によるボイスがついており、特技カードを使うと技名を発して攻撃するなど、ゲームを盛り上げてくれます。
リーダー | 特徴 |
テリー | 武器カードを主体としたプレイが可能。武器カードと相性のよい効果を持つカードが多いです。 |
ゼシカ | 特技カード(呪文)を主体としたプレイが可能です。 |
アリーナ | 必要MPが少ないカードが多く、カードをコンボして戦うのが得意です。 |
ピサロ | MPを増やすカードを持ち、相手より先に高コストのカードをプレイしていくことが狙えます。 |
ククール | 回復できるカードが多く、安定したプレイングが狙えます。 |
トルネコ | ユニットを強化する“道具”カードを主体とした展開が持ち味です。 |
ミネア | ランダムで効果が選択されるカードをメインに、トリッキーな展開を楽しめます。 |
テリーのデッキは、武器カードや“リーダーが攻撃した回数分だけ攻撃力が増える”などの効果を持つユニットが多い構成となっています。
武器カードをテリーに装備させて相手に攻撃を加えつつ、ユニットを強化していくのが強みになります。
また、テリーの武器カードにはダメージを与えた時にリーダーのHPを回復するものなどもあり、回復・強化を行いながらバトルを展開させていくことが勝利へとつながります。
【テリーの特徴】
・リーダー(テリー)に装備できる武器カードを持っています。
・武器カードを使用すると強化されるユニットと相性がいいです。
アリーナのデッキは、“手札を使うたびに攻撃力・HPを+1”という効果を持つユニットや相手の前列にいるユニットに対して効果を持つカードで構成されているデッキとなっていました。
また、コストの低いカードが多く採用されており、序盤から積極的にカードを展開できるのが強みだと感じました。
コストが低いカードを多く使っていくと手札切れに陥りやすくなりますが、アリーナのテンションスキルは(後述)“カードを2枚引く”なので、タイミングよく使うことで手札切れにならずに戦うことができました。
【アリーナの特徴】
・必要MPが少ないカードが多く、ゲーム序盤から積極的にカードを展開できます。
・テンションスキルで、カードを2枚引けるため、うまくMPを調整しながらテンションスキル発動を狙いましょう。
・前列にいるユニットに対して強い効果を持つカードが多いです。
本作では、リーダーごとに“テンションスキル”と呼ばれる強力なスキルがあります。“テンションスキル”は、“テンション”を3段階ためると発動できるスキルです。
“テンション”は、手札のカードとは別に用意されている“テンションカード(1MP消費)”を使用して1ターンに一度1段階ためられます。
また、“テンションカード”は1MPで使えるため、1ターン目からためられる他、余ったMPを無駄なく使えるのがポイントです。
▲テリーのテンションスキル。一時的に自身を強化して相手を攻撃することができます。 |
“テンションスキル”は、テンションの3段階目がたまった瞬間にすぐに使えます。なお、“テンションスキル”を発動するとゲージは0に戻り、次のターンから再度ためられます。
その他、3段階たまったテンションと表記されているMPを消費して使える“必殺技”の効果を持つカードがあります。
“必殺技”を持つカードは強力な効果を持っていますが、MPと“テンションゲージ”を使用してしまうのでここぞという場面で使いましょう。
【テンションについて】
・1MP消費して使えるテンションカードを使って、1ターンに一度だけ“テンション”をためられます。
・3段階ためると、各リーダーによって異なる“テンションスキル”が使えます。
・テンションスキルは、3段階たまった段階で0MPで使えます。
・テンションスキルを使った後は、テンションが0に戻ります。ためれば再度使用可能です。
・テンションが3段階たまった状態かつ、カードに表記されているMPを消費すると使える“必殺技”カードがあります。
リーダーは、最大6体のユニットを場に召喚できます。場は前列に3つ、後列に3つあります。
ユニットは好きな列に召喚でき、同じ列の前と後ろに1体ずつ召喚すると、前列のユニットが後列にいるユニットを相手の攻撃からブロックします。
このブロックを活用して、後列にはHPを回復してくれるなどの特殊な効果を持つユニットを配置しましょう。
また、縦1列(前後問わず)にユニットを並べるとウォールが展開。ウォールが展開するとリーダーへの攻撃を防げます。
なお、ブロック、ウォールで防げるのは相手ユニットやリーダーの攻撃のみとなっており、特技カードの効果は防げません。
相手に特技カードを使わせたり、場のユニットに攻撃させたりするためにうまくユニットを配置することが、勝利へのカギになりそうですね!
【ユニットの配置について】
・前列に3体、後列に3体のユニットを召喚できます。
・同じ列の前と後ろにユニットを召喚すると、後列のユニットへの攻撃を前列のユニットがブロックできます。
・基本的に後列に守りたいユニットカードを置くようにしましょう。
・“貫通”効果を持つカードは、前列と後列を同時に攻撃できるので、注意しましょう。
・縦一列(前後問わず)にユニットを並べると、リーダーへの攻撃を防ぐウォールが展開します。
・ウォールを崩すには、ウォールを担っているユニットを倒しましょう。
・ウォールが発動している最中でも、特技カードの効果は防げません。
チュートリアルを終えると、リーダー7人分の初期デッキがもらえます。
初期デッキ以外のカードは、1パック6枚入りのカードパックをゴールド、もしくはチケットで入手できます。
▲高レアリティ“レジェンド”カードの確定演出。カードの背景に金色のオーラが漂っています。 |
カードパックから入手する以外には、所持しているカードを分解するともらえる“錬金石”を使うことで、好きなカードを錬金(生成)できます。
欲しいカードが当たらなくても、カードを錬金できるので自分好みのデッキを作れます。
【カードの入手について】
・1パック6枚入りのカードパックをゴールド、もしくはチケットで入手できます。
・いらないカードを分解するともらえる“錬金石”を使うことで、好きなカードを錬金(生成)できます。
なお、クローズドβテスト期間中は、定期的にチケットが配布されるとのこと。クローズドβテストに参加する人は、ぜひ自分のプレイスタイルにあったデッキを見つけてください!
筆者はカードゲームを遊んだことがあり、攻撃力やHPの概念などはわかっていたのですが、本作ならではの“テンションスキル”、3×2列の場といった要素がとても新鮮に感じました。
カードゲームに触れたことのない人でも、チュートリアルで丁寧にルールを教えてくれるので、カードゲーム初心者でも安心して遊べます。
ゾーマやりゅうおうなど『ドラゴンクエスト』シリーズでは、お馴染みのキャラクターが登場するのもうれしいところ。
これらのユニットが持つ効果は、原作を連想させるものもあり、『DQ』ファンにもたまらないものとなっていました!
※画像、内容は先行プレイ時のものです。その後変更となる場合があります。
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