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2017年6月6日(火)

伊藤賢治氏、ZUNTATAらによる電撃ゲームミュージックライブの見どころ対談を掲載。6日20時から配信も

文:電撃PlayStation

 電撃PlayStation主催のライブイベント“電撃ゲームミュージックライブ ~初夏の陣~”が、6月17日(土)に開催される。

 このライブに先駆けて、作曲家・伊藤賢治をリーダーとする“伊藤賢治スペシャルバンド”、タイトーのサウンド制作チーム“ZUNTATA”、“ZUNTATA”プロデュースによる新音楽ユニット“ZELKOKO”ら3組の出演アーティストたちによる豪華対談が実現! その対談の様子をお届けしていこう。

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『電撃ゲームミュージックライブ』

出演アーティストプロフィール

●伊藤賢治スペシャルバンド

Keyboard 伊藤賢治 / Guitar 上倉紀行 / Guitar 宮崎大介 / Bass アベノブユキ / Drum 岡島俊治 / Violin 伊藤友馬

『電撃ゲームミュージックライブ』

 今回のライブの為に結成された、作曲家伊藤賢治をリーダーとするメンバーそれぞれがゲーム音楽などの分野で活躍するスペシャルバンド。

 “全軍突撃!”(インペリアル サガ)、“七英雄バトル”(ロマンシング サ・ガ2)などを演奏予定。

『電撃ゲームミュージックライブ』
▲今回の対談には、伊藤賢治スペシャルバンドから伊藤賢治氏(写真右)、上倉紀行氏(写真左)が参加。

●ZUNTATA

Keyboard 石川勝久 / Drum MASAKI / Guitar 新メンバー

『電撃ゲームミュージックライブ』

 ゲームメーカー“タイトー”のサウンド制作チームとしてアーケード、コンシューマー、モバイルのゲームサウンド制作(BGM、効果音)を主な活動としており、他にもライブ演奏やアルバム、イベント、ネット番組“ZUNTATA NIGHT”の制作など多岐に渡る活動を行っている。今年(2017年)で設立30周年を迎え、これまで以上にその活動の幅を広げている。

 “Daddy Mulk”(ニンジャウォーリアーズ)、“Geometric City”(レイストーム)、“To Nari”(ダライアスII)などを演奏予定。

『電撃ゲームミュージックライブ』
▲今回の対談には、石川勝久氏(写真中央)、MASAKI氏(写真左)、そしてライブ当日に発表される新メンバー(写真右)が参加。

●ZELKOKO

Arrange el / Vocal,Lyrics KOKOMI

『電撃ゲームミュージックライブ』

 タイトーサウンドチーム“ZUNTATA”プロデュースによる新音楽ユニット。アニメ・キャラクターソングなどのコンポーザー・アレンジャーとして活躍中のel(Arrange)と、同人からTVアニメーションまで幅広いフィールドで活躍中のボーカリストKOKOMI(Vocal/Lyrics)の2人によって構成されるユニットで、ZUNTATA往年の名曲からオリジナル楽曲まで、さまざまな音楽を“歌”の力で新たな地平を切り開いていく。

 “ピリオドのない世界”(ピリオドゼロ)、“say PaPa”(ダライアスII)、“VISIONNERZ~幻視人~”(ダライアス外伝)、“A Flashing Dual Hawk”(ダライアスツイン)などを演奏予定。

『電撃ゲームミュージックライブ』
▲今回の対談には、KOKOMI氏(写真左)、el氏(写真右)が参加。

出演アーティスト特別対談(敬称略)

――ZUNTATAさんとZELKOKOさんは当然面識があると思いますが、みなさんこれまでに共演などでの面識はあるのでしょうか?

石川:イトケン(伊藤賢治)さんとは、『グルーヴコースター』で『パズル&ドラゴンズ』のコラボレーションをさせていただきました! ですが、同じステージに立たせてもらうのは初めてですね。イトケンさんは、ゲーム音楽もたくさん生み出されているうえにライブも多くやっているので、かなり場慣れしていらっしゃるのではないでしょうか?

伊藤:最近は、しゃべりだけでオファーがくることもありますよ(笑)。演奏はいいので、トークに参加してもらえますかと!

石川:(笑)。イトケンさんと共演するのが僕らでいいのか!? という不安もありますが、やっぱり楽しみですね!

伊藤:僕らはそういう立ち位置なの!? じゃあ多少は偉そうにしておいたほうがいいのかな?(笑)。

一同:(笑)。

伊藤:僕らはZUNTATAさんと何度かコラボレーションをさせていただいていて、今回も楽しくなるだろうなと思っています。ZELKOKOのKOKOMIさんとは別のイベントでご一緒したことがありますが、elくんとは初共演ですね。ZELKOKOの新しい楽曲を聞かせていただいたんですが、KOKOMIさんらしい曲だよね。楽曲を制作した土屋さんは、ものすごくKOKOMIさんの曲を勉強したんじゃないかなと思いました。

KOKOMI:ありがとうございます!

伊藤:それでいて、今風のサウンド! 僕には絶対に作れない(笑)。ライブでどのような展開をするのか楽しみですね。

el:がんばります! 僕らZELKOKOは、ZUNTATAさんにプロデュースしていただいているので、一緒にライブができるというのは嬉しい限りです。伊藤賢治さんは、もちろん知っていたので、共演できると知って、すごく気合いが入っています。

石川:今回のライブで基本的に初対面の方はいないので、楽しくなりそうだなと感じてます。トークだけでもいけそうじゃないですかね(笑)。

一同:ライブですから、演奏しましょう(笑)。

石川:和気あいあいとしていますが、各バンドで音楽の方向性はバラバラなので、そこがどうなるのかもおもしろいと思います。僕らZUNTATAは、デジタルな感じが強いですね。

el:僕たちは歌ものであるということが軸です。アレンジ前の楽曲は歌のないものもあるので、それをZELKOKOでは歌と伴奏というカタチにすることを大事に楽曲作りをしてます。今回、フルバンドで演奏するので、そちらにもぜひ注目してください! 僕は、キーボードとマニピュレーション、KOKOMIは歌を担当します。

石川:イトケンさんのバンドは、今回6人ですよね?

伊藤:そうですね。バイオリンもあります。

石川:バイオリンいいですね。バイオリンのようなアコースティック系の楽器は、ZUNTATAにもほしい。例えば三味線とか!

一同:三味線!?

MASAKI:『ニンジャウォーリアーズ』の楽曲は三味線を使っているよね。

石川:今回のライブでも、その『ニンジャウォーリアーズ』の楽曲を演奏する予定です。でも生三味線での演奏はないので、いつか入れてみたいですね。

『電撃ゲームミュージックライブ』

――みなさん、ライブで演奏する楽曲は決まっているのでしょうか?

上倉:全曲決まりました! 数曲は事前に公開していますが、残りは当日までのシークレットになりますので、楽しみにしていてください。

伊藤:歌ものもありますよ! 歌は歌いませんけど。

石川:イトケンさんが歌うのかと思った(笑)。

伊藤:前に歌ったこともあるんだけど、大カラオケ大会みたいになっちゃいました(笑)。

上倉:イトケンさんの楽曲は、歌ものでもメロディーがすごくハッキリしているので、それをインストゥルメンタル(楽器だけで演奏された曲)にすると、またカッコいい感じになるんですよ。

伊藤:そういうアレンジした楽曲もあったりして、バラエティに富んだセットリストになっていると思いますよ。

el:僕らは持ち曲が5曲ということもあって、何を演奏するかはほぼ決まっているようなものですね(笑)。

石川:ZELKOKOはZUNTATAプロデュースユニットなので、スマートフォンゲーム『ピリオドゼロ』の曲と『ダライアス』の曲をソングアレンジしたものを披露します。いままでゲーム内にしか収録されていなかった楽曲も、今回初めてフルバンドで演奏するので、注目してください。そして我々ZUNTATAは、もちろんタイトーのゲーム曲をやります! 最近のライブではおなじみの曲から、ちょっと懐かしいものまでを演奏予定です。あと、歌も歌いますよ。僕の歌う楽曲は多くないので、ファンの方ならわかると思いますけど(笑)。

『電撃ゲームミュージックライブ』

――みなさんそれぞれの、ライブでの見どころを教えてください。

石川:ZUNTATAはギター担当の新メンバーが初登場します。ライブ当日まで素性はシークレットなので、当日のお楽しみですね。

新メンバー:イトケンさんの胸を借りて、派手にやりますよ!

伊藤:僕たちは、ほとんど全部がドッカンドッカンと派手な感じになっています。もちろんツー・バス(バスドラムが2つセッティングされたドラムセット)もあります。第一線で活躍しているメンバーばかりなので、テクニカルな部分のほか、「どういう演奏をするんだろう?」とか「どういうサウンドを奏でるんだろう?」など、音楽的な部分の勉強もできると思いますよ。

上倉:メンバーはそれぞれ、ゲーム音楽のバンドに所属していたり、ゲームの楽曲のレコーディングに参加してる人たちです。ですので、イトケンさんの楽曲が好きな方はもちろん、ゲーム音楽が好きな方や演奏に興味がある方にも楽しんでいただけると思います。

KOKOMI:私はゲーム音楽のライブに出演するのは今回が初めてですが、どういう空気感なんでしょう? 今回披露する楽曲には、ZUNTATAの土屋さん作曲、elくんアレンジによる楽曲があって、これがとてもノリがいいものになっていますので、みんなこぶしを上げてノッてくれると嬉しいです。

伊藤:ゲーム音楽のライブに来てくれる人は、みんなノッてくれるから大丈夫! 真面目な人が多いから、MCで“こぶしを上げてね”とか事前に呼びかけてあげるといいと思うよ!

上倉:優しい人が多いから、自分が立つと後ろの人が見えなくなっちゃうかもって、気を使ってくださるんですよね。

KOKOMI:そうなんですね。今回のバンドメンバーは私のソロライブでも支えてくれている人たちなので、ゲーム音楽のライブではどんな演奏をお届けできるのか、私自身楽しみにしています。

el:とにかく初めましてなので、ZELKOKOを知っていただいて、一緒に楽しめたらいいなって思います。

MASAKI:今回はツー・バス組がそろったところも注目かな。曲も派手なものが多いですし。

石川:うちはバラード1曲もないしね。イトケンさんのところはどうですか?

伊藤:うちもバラードはないね。

石川:それはちょっと残念。イトケンさんのバラード曲好きなので。

伊藤:それはやれということ?(笑)

石川:聞きたいですねー(笑)。ZELKOKOはバラードがあるよね?

el:あります。

石川:もともと『ダライアスツイン』のノリのいい楽曲を、elくんに無理をいってバラードにアレンジしてもらったら、すごく泣けるバラード曲になったんですよ。ライブ当日、生演奏で聞いたら、みんな泣くかも!?

伊藤:これで泣かなかったら罰金ものだよね(笑)。

el:石川さんを泣かせられるようにがんばります(笑)。

『電撃ゲームミュージックライブ』

――お互いの演奏で注目しているポイントは?

石川:イトケンさんのバンドのライブパフォーマンスにすごく注目してますね。ZUNTATAは結成30年なんですが、ライブに限って言うと永遠のシロウトなんですよ。ライブは不定期なので、慣れないままここまできてしまったかんじで。イトケンさんはかなり精力的にライブを行っていますよね。

伊藤:うん、2009年からライブをしていて、ホールアーティストになりたいという夢を持っていましたね。そこから派生して、ライブハウスで演奏したりイベントに出たりしてました。続けているうちにホールで演奏したいというのが周りにも知れわたって、ライブをするホールがどんどん大きくなっていったという感じですね。やり続けた結果だったのかな。自分の名前だけで、夢だったホールでライブをできたのは本当に嬉しかった!

el:そうだったんですね。僕らは、このライブすべてに注目しています! 楽曲や演奏など余すことなく堪能します。

KOKOMI:ZUNTATAさんのライブでの表情が好きなので注目していますね。作品愛がステージ上からも客席からもあふれているという空気を勉強させていただきたいなと思っています。

――ライブを行うにあたって、今苦労していることなどはありますか?

石川:演奏が一番苦労しますね。僕は楽譜を完全に暗記しないと演奏できないので、休日や仕事が終わったあとなどに、ひたすら練習します。

MASAKI:サラリーマンですからね(笑)。

石川:そう、この3組のなかで僕らだけサラリーマンバンドなんだよ! だから土日に練習をしたり、部活みたいな感じです。

伊藤:僕らは譜面が間に合うかなっていうのが苦労でしょうか(笑)。スコアは全部作り直しなのですが、だいたい間に合わない! 自分のライブでも、リハーサルに間に合わなくてあきれられたり(笑)。

上倉:譜面さえできれば、すぐにでも演奏はできるんですけどね。

伊藤:それができるメンバーを集めるのも大変なんだけどね(笑)。

el:僕は今のところ苦労したことは思いつかないので、楽しみが勝っているんだと思いますね。

――ライブを楽しみにしている人たちにメッセージをお願いします!

石川:ZUNTATAは今年、設立30周年を迎えました。このライブは設立30周年プロジェクトの1つだと考えていますので、それにふさわしいものにしたいと思います。ぜひ足を運んでいただいて、一緒に30周年を祝っていただけると嬉しいですね。

伊藤:盛り上がっていただければと思いますね。今後、どんな曲を演奏するか告知をするので、そちらも楽しみにしていてください。

上倉:いままで演奏していない曲なども演奏する予定ですので、ご期待ください。

el:みなさんと出会えるのが楽しみです。一緒に楽しみましょう。

KOKOMI:ZELKOKOの初舞台なので、まずは顔と名前だけでも覚えてください! そして、ZUNTATAさんの楽曲を愛しているみなさんに“こんなアレンジの曲ができました”というものをお届けできる場でもあるので、ZELKOKOによって生まれ変わった楽曲を楽しんでいただけたらなと思います。

 なお、6月8日(火)20時から、出演者たちによる特別番組の開催が急きょ決定!

■電撃ゲームミュージックライブ 前夜祭

 ライブの前夜祭として、ぜひチェックしてほしい!

【開催概要】

イベント名:電撃ゲームミュージックライブ ~初夏の陣~
開催日:2017年6月17日(土) OPEN:18:00 START:19:00
会場:日本橋三井ホール(東京)
   〒103-0022
   東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町5F(エントランス4F)
チケット:前売り 5,200円(税込) 当日 5,800円(税込)※1ドリンク別
※ローソンチケットにて発売中 Lコード:71270

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